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- 回答日時:
ヘーゲルは神のごとくの哲学者ですから理解にはそれなりの覚悟が必要ですね。
一般的とはいえないかも知れませんが参考程度に
「絶対精神」
世界を統べる精神、キリスト教的には神といってもいいが、キリスト教的な論では説明に窮する部分があるのであえて東洋的に仏といえば、世界を統べる仏の精神で、個人個人はその仏の精神(仏性)を内在するものであり、その仏の精神に向かって努力する存在でもある。つまり、神、仏の精神が「絶対精神」ということですね。
神の子、仏の子という表現をすれば、神、仏の精神が絶対精神で、子はそれに向かって努力する存在とわけるとわかりやすいかもしれません。
「世界精神」
「1806年、イエナ・アウエルシュタットの戦いに破れたプロイセンがナポレオンに征服されると、イェーナ大学は閉鎖せざるを得なくなった。ナポレオンはイェーナに入城し、それをヘーゲルは見た。ヘーゲルはこの時の事を「世界精神が馬に乗って通る」。と表現している。」
こういった表現から、ヘーゲルの説く世界精神とは世界がある方向に向かうように意図された精神(計画)が存在しそれを世界精神と言ってるのです。
もっとわかりやすく言えば、国際的な大企業であればある期間ごとに世界戦略というものを立てます。そのような世界戦略ともいえるのが世界精神ですね。
個々の精神の集合が未来を決めているのではなく予め計画された世界精神というものがありそれに向かって努力している存在が個々の精神であるということですね。ナポレオンの出現はその世界精神に合致したものということでしょう。
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