あなたの「必」の書き順を教えてください

(1)漢文で「豈非大愚乎」という文のひらがなだけの書き下しが問われ
私は「あにたいぐにあらざらんや」と書きましたが
解答には「あにたいぐにあらずや」と書いてありました

句形の本を読むと、詠嘆の場合、あに~未然形+(ん)や で答えろと書いてあり、
「あらずや」で正解なのに異論はないのですが「ざらんや」ではいけない理由がわかりません


(2)また、同じ問題で「毋汚我剣也」を私は「よごす」解答は「けがす」でした
これは「よごす」ではいけないのでしょうか

ちなみにもし持っている方がいたときのために書くと「漢文道場」第二部練成編11の問題です


どなたか教えてください
お願いします

A 回答 (1件)

よく漢文の勉強をしておられますね。


たいしたものだと思います。

ただ、見直しをする時の発想として、
「なぜこの答えではいけないのか」よりも、
「なぜ模範解答のほうがいいのか」と発想する方が、
自分で伸びていく力が増していくと思いますよ。

(1)について、
>句形の本を読むと、詠嘆の場合、あに~未然形+(ん)や で答えろと書いてあり、
とあるのは、「あに~未然形+ずや」の誤記ではないかと思います。
「不亦~乎」と同様、「なんと~ではないか」という詠嘆の場合の文末は「ずや」です。

「ざらんや」ではいけないか、という質問ですが、
もちろん「豈非~乎」を「ざらんや」で読む場合はあります。
その場合は反語で、「どうして~でないだろうか、いや~でないことはない(=~である)」という意味です。
「~」が「大愚」なら詠嘆と理解するほうがいいのは当然ですし、
>「あらずや」で正解なのに異論はないのですが
と質問者もおっしゃっているとおりです。
反語と詠嘆のどちらで解釈する「ほうがいいのか」と発想すれば、
次の機会に伸びる力が出てきます。

(2)のほうは、上記の点がよりはっきりする例です。
質問者は「よごす」と「けがす」ではどういう意味合いの違いがあると思われますか?
慣れている人間にとっては、明らかに違いがあります。
もし質問者がその違いを感じ取れないとすれば、単なる力不足なのです。
「汚」は「よごす」とも「けがす」とも読めるのだから「どっちでもいいはずじゃないか」というのは低レベルです。
「よごす」は単に「血がついてきたない」という意味にしかなりませんが、
「けがす」なら「罪を犯す」という意味合いがはっきりします。

まとめて言えば、
「自分の誤答(ベターでない解答)の救出に気を取られず、
 模範解答(ベターな解答)に自分を近づけよう。」
ということです。

せっかくよく勉強しておられるのですから、
「ではいけない理由がわからない」「ではいけないのでしょうか」
という発想に足をひっぱられるのが残念です。

この回答に対しても「自分が非難された」ととらえるのでなく、
「向上するための厳しいアドバイスをもらった」と思ってもらえれば幸いです。
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この回答へのお礼

非難されたなんてとんでもありません!!
回答ありがとうございました

私も自分の答えが間違っているのはわかったのですが、その間違いの理由を納得することで次に活かすことができるのではないかと思い質問させていただきました
誰も返答してくれないのではと思いましたが、こんなに立派な回答が返ってきてうれしいです
おかげで完全に理解できました

最後のお言葉は漢文に限らず受験勉強全体の中で活かさせていただきたいと思います

本当にありがとうございました

お礼日時:2009/08/14 00:30

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