単二電池

将来進む学部は“文学部”と決めているのですが、具体的に文学部とは何を学ぶところなのでしょうか。
自分自身で調べてはみたものの、さまざまな情報が混ざって頭の中で整理できていない状態です。

これは友人から聞いたのですが、ひとつの言葉、たとえば〔星〕という言葉について語源などを追求するような授業が盛り込まれている大学はあるのでしょうか。
そしてそれは文学部に系統するのでしょうか?

質問が多くて申し訳ないです。
ひとつだけでも回答をいただきたいです、よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

数日後にせまったオープンキャンパスでは,セクションの長としてまさにこんな説明を高校生諸君にしなければならないと頭をかかえている最中なので,心臓をけとばされるような質問ですね 笑。

書きかけの草稿を転載しましょうか。●●は固有名詞なので伏せます。

 ●●で学べる分野は,西洋哲学・倫理学・宗教学・文献学(古典を含む)・言語学(意味論,文法論)・心理学(発達心理学,認知心理学,社会心理学,感情心理学),日本史(中世史,近世史,近現代史)・日本考古学・外国史(東洋古代中世史,東洋近世近代史,イギリス近現代史)・地理学(自然地理学,人文地理学)・方言学,日本文学(古代,中世,近代)・中国文学・西洋文学(アメリカ,イギリス,フランス)・日本語学などです。
 学問のやりかたという観点から分けると,心理学,考古学,地理学など,科学的実証性を重んじる分野,哲学のように思弁や想像力を駆使する分野,文学や歴史学のように文献をしっかり読み解いていく分野などが,専門別の縦糸とは別の横糸として交差しています。このようなやり方の違いは,2年次の基礎演習や3年次からの専門演習によって,次第に身に付いていきます。
 このようないろいろな「知」のありかたに広く触れながら,柔軟なものの見方を養成することも,●●の重要な目標だと思います。その究極にあるわれわれ共通の問題意識は,では,何なのでしょうか? それは,人間自身や人間が形成する文化・社会のありかた,という言葉に集約されるのではないかと思います。最短の言葉でいえば,「人間」です。
 しかし,●●における学習は,その解答を得ることで終わりではありません。なぜなら,解答が得られないからです。高等学校までの学習と大学での学習が本質的に異なるのは,「正解がない」という点にあります。古くは古代ギリシアから,新しくは近代科学として多くの人がとりくんできた難問が,そんなに簡単に解けるはずがありません。重要なことは,あなたがその流れに参加することです。いまの社会は,世界的に混迷を続けています。そのようなときこそ,人間や社会についてじっくり考えることができる人物をつくることが,われわれの仕事だと考えています。

いかがですか。

>ひとつの言葉、たとえば〔星〕という言葉について語源などを追求するような授業が盛り込まれている大学はあるのでしょうか。

典型的には国語学(国語史)でしょうね。しかし,たとえば『古事記』のなかでの用例や,古墳の天井に書かれた星座などとなると日本古代史や日本考古学,さらにはそのオリジナルの中国古代史の文献までひもとくことになるでしょう。
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この回答へのお礼

時代をさかのぼり研究がすすめられていくのですね。
とても興味が湧いてきました・・・!

思っていた以上に奥深い学部で驚きました。
やはり専門家の方のお言葉は重みがあります^^

貴重なご意見、ありがとうございました

お礼日時:2009/10/04 21:27

 語源を追求する方法。

それは、主に古典文学で短歌や俳句を研究されている人が多いのですよ。
 試しに、どんなのかが知りたくありませんか。
 例えば、文庫にもそういうのあるのですよ。
 大野晋 日本語の年輪 新潮文庫 460円
 中西進 ひらがなでよめばわかる日本語 新潮文庫 420円

 まぁ、興味があれば一読して下さい。どちらか一方でも。つまり、語源の研究って、そういうものかとイメージして下さい。

 文学の研究法について。国文学は小説を構造的に見る。例えば、テクスト論・ジェンダー批評(ゲイ批評・レズビアン批評)・マルクス批評とかの方法で分析する。
 また、日本語の語源を古事記や日本書記や万葉集や古今和歌集や新古今和歌集から分析する。
 近代文学や現代文学の批評。
 歴史は日本の歴史について、仮説を立て実証する。

 つまり、文学部の学生は読書が苦痛ではない人のようが向いていると思う。文科生は本を読まないといけない。評論や小説を多読しろ。
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この回答へのお礼

推奨していただいた書籍、読ませていただきました。

かなり深いところまで追求していることがよくわかりました!
やはり具体例はわかりやすいものです^^
貴重なご意見、ありがとうございました

お礼日時:2009/10/04 20:58

 文学部は人文社会系をします。

そのため、大学によって文学部の主専攻(学科)が異なります。そのため、自分は文学部のどの学科や主専攻を学びたいのか決めて下さい。

 文学部の主な学科です。
 国文学科・歴史学科・文化学科・宗教学科・哲学科・英米文学科・フランス文学科・言語文化学科・社会学科・人間学科・心理学科など。

 でも、最近はこれまでの学科を再編し、単に文学部人文学科にして主専攻と副専攻制にしている大学もある。

 まず、どんな事を大学で学びたいのかが人文系の学部学科志望に重要なのです。

 やっぱり、目指すなら旧七帝大でしょう。北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学。
 次に、筑波大学・神戸大学ではないですか。

 私立だとね、慶応義塾大学・早稲田大学・国際基督大学・中京大学・関西大学・近畿大学・同志社大学・立命館大学・京都産業大学・甲南大学など。

 小説家輩出校を挙げます。一部で偏見がありますが。
東京大学文学部 大江健三郎・夏目漱石・芥川龍之介・志賀直哉(中退)など
早稲田大学文学部 村上春樹・三田誠広など

 それ以外で、
早稲田大学政治経済学部 保坂和志
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この回答へのお礼

まるで蜘蛛の巣のようですね・・・

“自分が何を学びたいのか”
それがこれからの課題になりそうです!

有名大学にも疎かったので情報をいただけてうれしいです。
ご回答ありがとうございました^^

お礼日時:2009/10/04 21:02

文学部は言わば「文学研究部」なのでちょっと想像と違うと思います。

詳しくは平日の文学部の講義に潜るといいです。バレませんし。
講義は事務室で学生に成りすまし講義概要をゲットするか、その大学に受かった高校の先輩に頼んで付いてもらう。

文学部と言っても広いです。ただ多くの人が意識するような「文学」へのいざないは薄いです。法や経済をやって、サークルなどで好きな文学に触れた方がいいと思います。
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この回答へのお礼

サークルにも文学を研究できるものがあることは知りませんでした!

講義は・・・
そうですね、一度は実際の授業を体験してみたいです^^

貴重なご意見、感謝です!

お礼日時:2009/10/04 21:05

自身工学部出身であった前東大総長の小宮山先生はこんな事を言っています。



大学にとって重要なのは、理学部と文学部だ。
何を解決するというのではなく、ただただ、知の赴くままに進む学問だから。(なんて、事だったと記憶している)

ということで、何を学ぶではなく、ただただ面白いと思うことをやってください。

私は工学部出身なので、文学部を考える人の気持ちは分かりません。
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この回答へのお礼

深いお言葉ですね・・・
パソコンを前に静止してしまいました^^

やはり好きなことを追求することが大切なのですね。
とても考えさせられる一文でした、ありがとうございます!

お礼日時:2009/10/04 21:08

大学によって文学部に所属している分野が多少異なります。

上智、慶應などのHPを詳しく調べて見ることをお勧めします。上智は従来文学部に所属していた心理学学科などを違う学部に組みなおしました。早稲田も色々と分けの分からない学部を作りました。武蔵大学では人文学部と言う名前を使っております。
ところで、あなたは何を勉強したいのですか? 因みに、私は文学部ドイツ文学科卒業です。
あなたのご友人の言われてたことは、言語学の分野だと思いますよ。大体文学部言語学科、とか日本文学科などに分類されているでしょう。言語学を開講している大学は幾らでもありますよ。但し言語学の分野で専門家になるのには大学院の博士課程まで行くことが不可欠でしょう。
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この回答へのお礼

推奨していただいたホームページ、見にいきました。

たくさんの学科が新設されているのですね。
その中で自分にあった学部を見つけるのは本当に至難の業なんだと改めて痛感しました。

言語学についても自分でも知を深めていきたいと思います。
経験者の意見はとても貴重でした、ありがとうございます!

お礼日時:2009/10/04 21:14

>将来進む学部は“文学部”と決めているのですが、具体的に文学部とは何を学ぶところなのでしょうか。


なんか運を天に任せる感じですが、好きな学科とかないのでしょうか?
やりたい学問が、
>ひとつの言葉、たとえば〔星〕という言葉について語源などを追求する
ことなのでしょうか?
お望みの専門を見つけるのは結構難しいと思います。
哲学か論理学か史学か。
何しろ各個別の言語のそれぞれに「星」を表す言葉があり、それぞれに別の語源があるとするとそれだけで言語学の論文が何処かにありそうですね。^^
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この回答へのお礼

私の文章力がないあまりに、申し訳ありません。

学部探しはとても大変なものだとわかりました。
とにかく今は自分の追及していきたいテーマを見つけたいとおもいます!

ご回答ありがとうございました

お礼日時:2009/10/04 21:19

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