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バイク用のFRPのカウルについて教えてください。

表面の仕上げが、マット仕上と、クロス仕上げという記載が
されている商品があるのですが、何が違うのでしょうか?
教えてください、宜しく御願い致します。

A 回答 (3件)

自分はカーボンパーツとかを作っていました。


その経験からだと、下の回答の方とほぼ同意見です。
で、補足として、経年劣化の症状を言います。
マットの場合は全体的に収縮が起こってきます。
繊維事態に方向性が無いからです。
クロス仕上げですと、斜め45度方向に収縮が起こってきます。
これは、目地耐久性が一番劣る点に力が集まってしまうからです。
そのため、作るときは直角、斜め、斜め、直角と入れていました。
表面のみクロス仕上げだと、最悪でした。
精度にばらつきがものすごく出るからです。
破損の場合は、クロス仕上げの場合は結構逝きます。
衝撃を吸収できない部分(目に対して水平方向)ですと盛り上がる格好で逝きます。
マットの場合は削れるだけです。ひどくてもその箇所のみで大概収まります。(割れるとかで衝撃を吸収するので)

要約すると、
マット仕上げ:全体的に収縮
クロス仕上げ:斜め方向に捩れる格好で収縮

とはいえ、普通に使う分には全く問題ないレベルです。
自分の場合はレースやってる人からの依頼で作っていたので一般品とは強度が全く別、それでシビアに見ていただけです。
こないだ自分の車でヘルメットを轢いてしまいましたが、ヘルメットは粉々に粉砕しましたが、エアロは傷ひとつ無かったです。
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FRPはガラス繊維に樹脂をしみこませて固めたものというのはご存知と思いますが、そのガラス繊維の違いです。


画像を見たらわかりますが、左がクロス、右がマットです。
クロスは方向によって強度に違いがあり、強度が欲しい方向に向きを合わせると理論上は薄く軽く出来ます。しかし、違った向きから力が加わるとたわみやすく、これだけを使って薄く軽く丈夫にするにはかなりの技術と経験が必要です。レース用のカウルなどは軽さが命ですので、熟練の職人さんが必要な強度方向をじっくり検討してかっちり作ってるやつがありますが、高いですし、公道使用で何年も使うような耐久性も出しにくいです。
通常はクロスの折り目を角度をずらして重ねることで、これら欠点をある程度は補うことが出来ます。しかしイコール重くなる、であり長所を消しかねません。

マットはこの強度の方向性がなく、また素材自体もある程度厚みがあるのでこれだけを使って作るとガッツリ重く。しかし強い製品が出来ます。
マットを最小限使って全体の形状を保ち、クロスで欲しい方向に強度を足す、ある程度軽いしある程度は強い、そういう使い方も出来ます。

クロス仕上げは軽いけどペラペラ耐久性がない、マットは重いけどある程度はしっかり使える、そういう違いです。
「教えてください。FRPのカウルについて」の回答画像2
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マット仕上げ=表面に艶があまりない


クロス(グロスだと思います)仕上げ=表面に艶がある
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