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知り合いの中国人が日本に就職して、そこの社長から日本の小学校の教科書を渡されて勉強させられたそうです。でも、半年以上がたって、もう中学3年の分まで終わったのに、全然日本語が上手にならないと嘆いていました。

英語でも、よく「高校卒業程度の英語力があること」などの水準を示されることはあるのですが、その水準に達するために、アメリカの高校の国語の教科書を使っている学校や語学学校の話は聞いたことがありません。

外国語を勉強するのに、その言葉をしゃべっている国の国語の教科書を使うのは、あまり良くないということは感覚的にわかるのですが、このようなことを説明した文献はないのでしょうか?
もしあったら紹介をお願いします。

目的は、その社長に見せて、無駄な教育をやめてもらいたいのです。

A 回答 (6件)

うーむ、子供が言語を学ぶのと、


ある程度成長した人や大人が外国語を学ぶのは違いますからね。

『英語学習7つの誤解』という本があります。
文法学習の大切さについても書かれていますし、外国語を「習得」することと、赤ちゃんが言語を覚えることは違う、ということも書かれています。
http://www.amazon.co.jp/%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E5%AD …

それと、先日英語カテゴリのほうで「文法の勉強は必要か」の話題がありました。
理屈を整理する参考になるでしょうか。
ならないでしょうか、コメント多過ぎて。1つ1つ読んでいくとなるほどなという内容なのですが、、、
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5434934.html

音はどうなのでしょうか、リスニングやスピーキングは??
私は外国人が日本語学習する方法をあまり良く知らないのですが、
我々が外国語を習得する場合、教科書を読んだり練習問題を書いたりだけで会話できるようにはなりません。
逆に、会話練習だけで、分厚い本を読んだり文章を書いたり出来るようにもなりませんが。
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この回答へのお礼

『英語学習7つの誤解』は、機会を見つけて目を通してみたいと思います。
「文法の勉強は必要か」については、別の意味で参考になりました。外国語の日常会話の学習には、定型文を覚えて、それの応用例を覚え、実際に使ってみる、というのが効果的だと思います。そのためには、応用動作ができる程度の最低限度の文法の勉強は必要だと思います。
リスニングやスピーキングは、毎朝社長がフォローをするので、それが代わりのようです。でも、1人だけではないので、スピーキングには時間的限界があるし、社長に方言があるために、リスニングも支障があって、あまり練習にならないようです。
分厚い本を読んだり文章を書いたりするのは、日常会話ができるようになった後のことで構わないのではないでしょうか?
ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/15 23:31

#1さんと少し重複する部分もありますが、先ず、言葉は文字よりも音が重要です。

また、私たちが日本語を身につけたのは、国語の教科書からだけではないということです。他の教科の教科書は勿論のこと、テレビやラジオも私たちが豊かな日本語の語彙を身に付けるのにも大きく貢献しています。それに。日本の国語の教科書は題材が文学偏重で 日常私たちが使っている日本語と乖離していることが多いです。

>その水準に達するために、アメリカの高校の国語の教科書を使っている学校や語学学校の話は聞いたことがありません。
TOEICで高得点を取った人でも、ネーティブの常識語彙が大幅に不足している場合が多いです。ですから、そういう意味では アメリカの高校の国語に限らず他の教科の教科書も その穴埋めをするには格好の教材だと思います。私は外国の教科書を副教材に使っている語学学校は聞いたことがありますよ。

>外国語を勉強するのに、その言葉をしゃべっている国の国語の教科書を使うのは、あまり良くないということは感覚的にわかるのですが
そうですね、しかし 日本の英語の教科書はもっと酷いですよ。
英文も不自然だし、文法しか学べないです。
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この回答へのお礼

言葉は文字よりも音、というのは賛成です。
ですから、国語の教科書を主教材として自習するというのは、あまり効果がないと思うのです。
私も中学生のころ、英語の先生が補助教材として、アメリカの理科の教科書を使っていました。それが私を理系に育てた大きな原因だと思っています。私学だからできたのだそうですが。
日本の英語教育がひどいのは誰もがわかっているのに、どうして直らないのでしょうね?
ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/15 23:38

その教育方法が無駄なのだとしたら日本の国語教育も無駄なことになってしまうと思います。


国語の教科書は「会話」の教科書ではなく、日本語のリズムや音韻、
日本語の美しさ、言葉の豊かさなどを伝えるものですし、また日本人的な
感覚や思考法を養うものでもあります。
普段の会話と併せてこれらを学習した時に初めて相乗効果が生まれ、
言語を巧みに操れるものと思います。

ですから、たくさん日本語で会話するとともに、教科書などに
載せられた「良い文章・美しい文章」をたくさん読み、
そこに何が書かれているかじっくり学習したなら、その方の日本語は
よりよくなるのではないでしょうか。
例えば5・7・5のような特有のリズムは会話ではあまり出てこないかもしれませんが、
これぞ日本語のリズムだと言えますよね。

ちなみに私は英語で書かれた小学生用の英語の教科書も読みましたよ。
なかなか手ごわかったですが、会話だけでは見えてこない(英語圏にとって)国語としての英語を垣間見ることができました。
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この回答へのお礼

いただいた回答は、外国人の実用日本語教育という目的とは違った視点だと思います。他の方もおっしゃっているように、外国人の実用日本語教育と、日本人の国語教育は違っていて当然だと思うのです。
ですから、ここであげた教育方法が無駄でも、日本の国語教育の方は無駄だということにはならないと思います。
「良い文章・美しい文章」をたくさん読む前に、基本文型とその応用例をたくさん覚え、使っていく方が、実用日本語は身につくと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/15 23:38

外国人が日本語を学ぶ方法と日本人が日本語を学ぶ方法は違う方法を取らないといけないと思います。

大手の書店へ行かれると、外国人のための日本語の参考書や教え方などの本がかなり多く見つかると思います。
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この回答へのお礼

これを機会に、時間を見つけて、大手の書店に行って、日本語教育についての本を探して、勉強してみたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/15 23:38

日常会話やオフィース会話、読解、手紙を書くことの上達を考えていらっしゃるのでしたら、日本の義務教育の教科書は一番良い方法とはいえないと思います。



上の日本語がお望みでしたら、就業時間後に中国語サークルなどつくり、中国語を教える代わりに自分が知りたい日本語を交換して教えてもらうのがよろしいのではないでしょうか。積極的に日本人と会話するのが早道だと思います。
でも、普通半年で日本語を話すのは無理と思いますので、あせらず、また、自分のしゃべった日本語を訂正されてもめげない忍耐もいりますね。また、周りの人に「ちゃんとした日本語を話したいので、日本語、間違っていたら、遠慮なく訂正してください。」等と、協力を求めるのも良い方法だと思います。

また、TVコマーシャルを丸覚えするとか、興味が沸きそうな漫画を読むとか、日本の歌を覚えるとかもとても勉強になりますよ。

日本の教科書で勉強するのも読解などには大変適していると思いますが、会話の勉強や事務所の手紙の書き方などにはまた別の方法でなければ、無理だと思います。それは、外国人でなくても新卒の日本人でも、会社に入れば、研修というものがありますから、学校、学生の会話、会社の会話は違う物と考えた方がよろしいかと思います。
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この回答へのお礼

外国人が日本の企業に入って、まず必要となるのは、おっしゃるとおり、日常会話やオフィース会話、読解、手紙(メール)を書くことの能力だと思います。
積極的に日本人と会話できれば良いのですが、社長から出された課題をこなすのにいっぱいいっぱいで、日本人と話をする時間は就業時間内だけのようです。
TVを見る時間も、漫画を読む時間も、日本の歌を覚える時間も、ないようです。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/15 23:39

あらら、このような所にもいらっしゃいますね?(笑)


私の友人の社長が全く同じことをしてますね。ひょっとしたら、同じ人物かな?

以下、主として、「日本にいる成人の外国人に日本語を教える」という場面についてお話します。

私は日本語教育能力認定試験の資格を持っています。その関係から、外国人に対する日本語教育について議論する”日本語教育学会”のHPも興味をもって見ています。そこには、平成14年度以来の学会での発表テーマが掲載されています。
そこからまずひとつ言えることは、この学会では、外国人教育の主教材に国語の教科書を使用するのは、最も効率の低い方法と位置付けられています。正面切って「効果がない」という議論はされていません。時と場合によっては効果があるので、当然のことと思います。

成人が外国語を勉強する目的は、まず日常会話や簡単な読み書きができることであり、次いでビジネスの場面や学校でのコミュニケーションができるようになることです。そのための教材として、国語の教科書が目的に適っているかどうかを考えたら、明らかなことなのです。

国語の教科書を主教材として使って効果があるとされるのは、
・国内にあっては、外国人児童が対象の場合や、就学児童のいる外国人の母親の場合、成人相手でも付ききりで教える場合など、
・外国にあっては、ブラジルで日本語が苦手な日系人の子供に教える場合など、
いずれも、国語の教科書の文化的背景を前提とするか、それを回避できるやり方をとっているような、限られた場合だけです。

以上の「当たり前のこと」を知らずに日本語教育をしようとする人は、教育の素人であって、効率の低い教育しかできないか、または全く効果のない教育しかできないことでしょう。
教育の素人が教える場合は、外国人用の教材(何でも良い)を使って、付ききりで教えてあげるなど、問題点を即刻解決できる仕組みを作ってあげれば、その方がずっと効果が上がります。自習をさせるとなると、英米人向けの教材を中国人に渡しても、理解の妨げになるので、注意が必要ですが。

他の方の回答の中にある、「その教育方法が無駄なのだとしたら日本の国語教育も無駄」というのは、外国語教育の抱える問題点を認識なさっていらっしゃらない方の発言です。

あなたの望んでいらっしゃる「このようなことを説明した文献」というものは、きっとどこかの偉い先生がその著書の中に書いていらっしゃるとは思うのですが、私は聞いたことはあっても、見たことがありません。
ただし、「全く効果がない」という発言は期待できませんね。
しかし多分その社長さんは、「この教科書で勉強しておけ。わからないことは聞け。」という調子で渡していることでしょうね。それでは身に付きませんね。
小学校の教科書には「かごめかごめ」のような日本独特の文化に関わる話題が出てくるものがあるのですが、こんな個所は外国人のほとんどにとっては理解できない内容でしょうし、まずはどうでも良い内容でしょう。そばに説明する人がいない限り、国語の教科書で自習するとこのようなところばかりに蹴躓くのです。このような教材は、決して効率の高い教材とは言えません。(副教材として、日本の文化を紹介するために使用するのなら、話は別ですよ。)

なお、インターネットには、福島県国際交流協会のHPの中に、下記のような記述があります。
http://www.worldvillage.org/foreign/ukeire/ukeir …
「日本語がしゃべれない外国人の大人を、日本人の小学校1年生と一緒に、国語の時間で勉強させたとしましょう。これは、知能水準が違うために、大人にとっては非常に効率が悪い教育方法になります。子供と大人が一緒に外国語を学ぶことの効率の悪さは、有史以来、異なる外国語を学ぼうとする人間が自然と学んで来たことです。大人が外国語を効率良く学ぶ仕組みと、子供が自国語を学ぶ仕組みとは、全く異なるからです。」

おまけですが、私の友人の社長は複数の中国人に、小学1年から中学3年までの国語の教科書を渡して、順に勉強させました。来日前、彼らは日本語が少し話せたのですが、1学年分を9日間という、寝る間もない特訓を3か月受けた後の彼らは、全員が来日前よりも話せなくなってしまいました。
その結果、自分が悪いのに、「こいつら、いくら教えても身に付かない!レベルの低い奴らだ!」などと、責任を相手にかぶせてしまっています。
客観的にこの事件を見るならば、外国人が日常使うための日本語は、国語の教科書からは学べないという、良い(?)例でした。

ご参考まで。
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この回答へのお礼

またお世話になります。
このような方面にも見識をお持ちなのですね。尊敬いたします。
私の疑問をすべてといていただいたような回答をありがとうございます。
どうやらその社長に「あなたのやり方は客観的にダメなのだ」という証拠を突き付けることはできないことがわかりました。
友人の中国人は、効果がないとわかっているのに、それに耐えなければならないのですね。それもお給料のうちと思って、あきらめなければならないのでしょうね。でも、日本語が上達できないわけですから、「レベルの低い奴だ!」と思われてしまうのでしょうね。何とか助けてあげる方法はないのでしょうか。

お礼日時:2009/11/15 23:42

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