「お昼の放送」の思い出

有機化学について質問させていただきます。

無水酢酸、無水硫酸ナトリウム、無水ジエチルエーテルにおける「無水」の違いについて、分かる方がいらっしゃいましたら、教えていただけますでしょうか。
無水酢酸の「無水」は、酢酸2分子が脱水縮合したものだというのは分かったのですが、後の2つがよくわかりません。

A 回答 (4件)

化学薬品における「無水」の違いということです。


後ろから説明したほうが楽
無水エーテル:文字通り水を含んでいない純粋な物質ということ。
 基本的に有機化合物の無水はこのタイプです。
 無水エタノール、無水アセトン
 特に無水エタノールは、大変です。ベンゼンと共沸させて、塩化カルシウムで脱水したり、さらにはワイヤー状に搾り出した金属ナトリウムを入れて蒸留したり・・それでもすぐ水を吸ってしまう。
 ・・・混合物として水を含んでいないという「水を含んでいない」と言う程度のもので、無水と言ってよいかは微妙・・・他の無水とは意味が違う。

無水塩:多くの塩は結晶水として水を持ちます。硫酸銅の青いのも。、塩化コバルトの赤いのも結晶水のある塩の色です。加熱して結晶水を取り除くと色が変わる。・・・シリカゲルの赤/青の色はそれを利用している。
 結晶水を持たない食塩などには使わない。当然

無水酢酸ナトリウム:これは酢酸とは異なる物質、たまたま酢酸二分子から水を除いたものと同じだから、無水と言う。・・脱水縮合・・と言って純然たる化合物。

これによく似たものがもうひとつあって、
 酸化ナトリウムや三酸化硫黄も水酸化ナトリウムや硫酸の無水物とみなせる。上の酸無水物とは少し意味が違う。

 無水と言う場合、4つあると覚えておこう。
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無水の硫酸ナトリウムや硫マグの主な目的は、抽出する際にサンプルに含まれる脱水が目的ですので、


含水していれば、効果が薄れてしまいます。
ジエチルエーテルは、試薬なら基本的に試薬なら無水だと思います。

逆に、エタノールを無水にするのは限界が有ります。反応の邪魔になります。
普通の実験では、問題ない程度なんですけどね。

特殊用途に使用しますからね。 販売価格1キロ10万円超える商品を作ってますからね。
商売の場合、大変です。
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無水硫酸ナトリウムの場合には、「結晶水として」水を含んでいるものがあり、それと区別するために「無水」をつけています。


ジエチルエーテルの場合には「不純物として」水を含みやすく、それを除く処理を行った特別なものを「無水」と呼びます。一般に有機溶媒ではこの意味で無水を使うことは多いです。用途によっては厳密に水を除く必要があるからです。
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通常の試薬には必ず「水」を含んでいます。



その含水率が非常に少ないものを一般的に「無水~」といいます。

値段も高くなります。
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