No.3ベストアンサー
- 回答日時:
小説では、安部公房さんの「燃え尽きた地図」。
私の読解力の無さかもしれませんが、読む度に違う風景が現れます。
漫画では、ますむらひろしさんの「アタゴオル物語」。
いつも、あんな世界があったら行きたいと思いながら本を開きます。
“人生が終わろうとしていらっしゃる方”に近いので
2冊ともヘタをすれば「一生飽きない本」になるかもしれません。
何か、切ないご回答有難うございます・・ ある方の「一生飽きなかった本」となると
読まずにはいられないかも・・ 「アタゴオル物語」って猫が主人公のやつですよね。
昔、兄がやってた通信教育の雑誌に連載されてて、幾つか読んだことがあります。
懐かしくなってきたので、チャック入れました。
No.13
- 回答日時:
夏目漱石の随筆集『硝子戸の中』と『思ひ出すことなど』『永日小品』は10年以上にわたって読み返しています。
いずれも短いエッセイ集で、テーマが多岐にわたっていることにより、適当にパラパラめくっていると、その時その時で必ず何かが見つかるという感じです。うちの犬が死んだときには、漱石の猫(吾輩のモデル)が死んだときの話を読み返しました。
かなり昔に書かれたものですが、どこかに普遍的なテーマが流れていて、さらに漱石の文章がすばらしいので、私にとってはいつ読んでも新鮮です。
先に回答されている方の「国語の教科書」にも賛成です。中学生のときの教科書にあった文章に今再会すると、こんな深いことが書かれていたのか!と思います。
この回答への補足
予想以上にご回答頂き、ポイントを差し上げるのに迷うのですが、私が一番
読んでみたくなった本をご紹介頂いた二方にすることにしました。
あとの方も有難うございました。
漱石は、「こころ」を投げ出して以来今日まで、恥ずかしながら一冊も読んだことが
ありません。長編小説はキツイかで、随筆集なら気楽に読めるかもしれませんね。
No.11
- 回答日時:
私は「シャーロック・ホームズ」シリーズの本をオススメします。
最初に読んだのは20年前でしょうか?全く飽きません。本そのものより世界観とかが好きなのかも知れません。「シャーロック・ホームズ」が研究対象になったり、数年前には「ホームズ生誕100周年」の記念切手が出たりと(モチロン購入!)物語を読む以外の楽しみが多いのも、愛読者が多い理由の一つだと思います。
もう一つは「国語」の教科書。小学校から高校までの教科書全てを保存しているのですが、当時は分からなかったことも大人になってからだとよく分かったり、新しい発見もあっておもしろいです。
「緋色の研究」ってホームズですよね? 英文学の本に紹介があって以来、
読もう読もうと思っているんですが、推理小説を読んだことが無いので、
なかなか手を出せずにいました。今度こそ、読んでみようかと思います。
No.10
- 回答日時:
『星の王子さま』ですね~、私の場合。
小学3年生の夏休み、読書感想文のために読んで以来22年、
何度も何度も何かあるたびに読み返しています。
最近はこの物語に【哲学】を感じ(笑)、難解に思えて読み方を
自分なりに変えています。
遺言には「棺桶に入れて私と一緒に燃やしてくれ」と書くつもりです。
「星の王子さま」は二回ほど読みました。あの荒涼とした空気が何とも
言えないですよね。大人になっても読むに耐える本とは知らなかったので、
今度読み返してみることにします。
No.8
- 回答日時:
飽きない本は、私にとっては行きつけの喫茶店のようなもので、ふとしたときに読みたくなり、読むとその本の世界が、馴染み深い場所のように感じられます。
またそれでいて、読むたびに違った発見があったりして、読んでいる自分の変化をも感じさせてくれるものでもあります。
今の私にとってそんな本は「実存からの冒険」(ちくま学芸文庫)西研・著ですね
さすがに、10年間読み続けて飽きない本はありませんが・・・。
時々読み返すからこそ、飽きないのかもしれません。
この回答への補足
お礼文、間違えました、済みません。こちらです↓
ちくま学芸文庫から出ている本ということで、非常に興味が沸きました。
多分、名著として知られる本なのでしょう。有難うございました。
No.6
- 回答日時:
十年間、読み続けても飽きなかった本というのはどのような本の読み方をしての十年間であるかによって変化すると思うのですが・・
同じ本を常に(少なくとも週に一回程度)読み返すけれども、しかもそのたびに面白いとか新たな発見があるという本は存在しないであろうと思われます。余程の長編であって、読み通すのに時間がかかるとかいうのではない限りね。
あるいは、第一巻が出てから10年以上たつがまだ続編が続いて出版されている本というような意味(各巻は例えば一年に一冊程度出版されている)で「飽きない」というのでよければ、塩野七海の「ローマ人の物語」などがそれに該当します。
そうではなくて数年に一回程度読み返すけれど、読むたびに新しい発見があるというような意味でしょうか。それならば、さまざまな回答がでておりますが、私にとって何回読んでも面白いのが、夏目漱石の「吾輩は猫である」ですね。子供の時、大人になってからと何回か読み返しておりますが、その度に面白く読みます。
なお、名作や古典といわれているもののほとんどはそのように何回も読み返されることに耐えるだけの力を持っているものだと思います。最近の流行の小説や本はそういう意味で繰り返しに耐える力がありませんね。
>どのような本の読み方をして
枕頭の書のようなもので、一週間に一回は、パラパラとめくってみるような感じ
の本が良いのですが。
「ローマ人の物語」ってそんなに面白いんですか。私も、西洋史学に多少足を
突っ込んでいる人間として、読んでみようかなよは思っていたのですが。
漱石は高校時代、「こころ」があまりにも女々しくてイライラするので、途中で放擲して以来、
一冊も読んだことがありません。いつかは、代表作でも、目を通しておこうと思って
いるんですけど・・
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