プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

フィルム一眼レフを使っている友人にデジタル一眼レフとどちらが綺麗かを聞くと当然のようにフィルムであると言い切られたのですが本当にそうでしょうか。現在1000から2000万画素クラスのデジタル一眼レフカメラが主流です。

昔、使い捨てカメラがデジタルカメラ200万画素モデルと同程度と聞いたことがあります。

本当にフィルムがいいのでしょうか。そうであれば、プロカメラマンは全員フィルムカメラを使うと思います。

A 回答 (12件中11~12件)

このデジタル全盛の時代にフィルム愛好者というのは間違いなく原理主義者なので、理を説いて「デジタルの方が総合的に優れている」といったところで聞く耳など持つはずがありません。



しかし、発色の良し悪しでいうと、やっぱりフィルムのほうが優れているんじゃないかと思います。色のグラデーションがね、やっぱりデジタルは最終的には0か1かになるわけですけれどもアナログはそうはならないわけです。それと、ネガフィルムは色の幅(フィルム用語だとラチチュード、デジタル用語だとダイナミックレンジ)がデジタルより全然広いです。またネガよりラチチュードが狭いポジフィルムも繊細な発色という点では実に素晴らしく、露出が完璧に決まったポジフィルムの色の美しさはやっぱり「天然のダシと人工調味料」ほどの違いはあると思います。
使い捨て(正しくは使い切り)カメラが200万画素程度というのはレンズの違いもあります。あれはプラスティックの携帯電話なみのおもちゃみたいなレンズですからね。

速報性が命の報道写真や、デジタルで画像を取り扱うことが多い雑誌やアイドルグラビアなどでは利便性という点からプロの間でも100%デジタルカメラが使われますが、風景写真家や芸術写真の分野では今でもフィルムが主流です。
また撮像素子の問題からフィルムが使われることもあります。一番多いのは結婚式や学校の記念写真で、この世界では中判とか大判と呼ばれる一般的に良く知られる35ミリフィルムよりも何まわりも大きいフィルムが使われます。理由は分かりやすくて、フィルムが大きければ集合写真でもひとりひとりの顔がしっかり映るからです。

また、モノクロ写真においてはフィルムとデジタルでは全くお話にもなりません。ただ、モノクロの分野ではまだデジタルでの表現でノウハウが確立されていないというのも大きいとは思います。

Macでイラストの着色をするととてつもない色数が出せるからといって、では筆で絵を描くのはもう終わりかというとそういうわけではありません。フィルムとデジタルの違いもそういったものでしょう。私自身、主に予算と手間の問題からフィルムで撮影することは滅多にありませんが、やっぱり画質はフィルムがいいなあと思っています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答大変参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2010/05/30 17:22

プロカメラマンも目的に応じて使い分けていると思います。

大きく引き伸ばすときにはやはり中判などのフィルムカメラを使うでしょうし、機動性が重要視される時はデジタルになるでしょう。
きれいかきれいでないかというよりも、写りかたの好みというのも重要なことだと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答大変参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2010/05/30 17:23

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!