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いじめ(ハブ)は人間の本能?との噂がありますが、実際の所間違ってると思いませんか?

A 回答 (2件)

本能的な「いじめ」というと、生物学における「オメガ個体」が思い出されます。



オメガ個体とは、群れで生活する生物で、群れの中に順位制が生じるもの(それこそ猿から小魚に至るまで)に発生する、群れの中での順位が最下位である個体を言います。多くは身体が小さかったり弱かったりと、群れの中で最も弱い個体がオメガ個体になります。オメガはいわゆる「いじめられっこ」であり、いつも群れの他の仲間から突付かれたり追っ払われたり、エサの不足があると真っ先に間引かれたり、あるいは外敵に襲われたときに群れを守るために犠牲となったりする個体です。特に、狭い水槽等の過密空間に群れを押し込めるなど、集団内でストレスがたまるとそれを発散する存在として発生しやすくなるといいます。

このオメガ個体は生物学上、群れを維持する機能として必要な存在であるようで、いじめられているオメガ個体を人為的に取り除くと、すぐに別の個体がオメガになり、また複数の群れのオメガだけを集めたり、強い個体だけを集めたりして新しく群れを作っても、やはりその新しい群れの中でオメガは生まれてしまうといいます。

ヒトもまた生物学的には群れで生活する動物であり、群れの中に順位制が生じる生物です。つまり、「いじめ」という現象はヒトという動物が本能的に持っている行動原理であると言えます。

それでは本能を抑制するものはなんでしょうか。そう、理性です。生物の中で人間だけが持っているというこの理性は、大脳の表面の大脳新皮質という部位がつかさどっています。大脳新皮質は高等動物ほど脳の中で占める割合が大きくなり、なかでもヒトの大脳新皮質は、他の生物と比較すれば異常に大きく発達しています。これにより、他の生物が繁殖のために生まれ繁殖のために死んでいくなか、人間は本能に抗い種を残すことを拒んだり、自ら命を絶つことさえできる唯一の生物たりえているのです。

つまり、人間はオメガ個体を意識的に生み出さないことができる=いじめをしないことができる地球上で唯一の生物であるということが言えます。「いじめをしない」ということは、人間だけができる高度で「人間らしい」行動です。そのような観点から見ていくと、少し違った視点でいじめ問題について考えることが出来るのではないでしょうか。
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人間の本質と関係あります。


当然しない方がいい。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2010/02/16 04:50

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