
心理学初心者です。余暇に本でかじったり、という程度です。
IT系の仕事場の作業手順を改善するのに心理学(カウンセリング)からヒントを得たものを考案しようとしているのですが、新しい作業手順、手法が旧来のものと比べて実際に効果があるのか、数値で示したいと考えています。
まだ漠然とした構想なので、具体的に「これ」ということでなくて結構ですが、巷にはどんなタイプの心理学の実験(数量化できるテスト)があるのか、準備や結果の集積などどのくらい大変なのか、誤差とかどれくらい影響するものなのか、アドバイスまたはリンクなど頂けると幸いです。
サンプルは実際仕事をしている現場の人たちに協力してもらう形になると思うので、実験は簡易は物しか出来ないと思います。(最大でも30人以下)
専門的な心理学の調査と言うよりも、素人がかじった心理学を希釈して応用したような物ですので、
1. 専門家でなくても「実行可能で」
2. 改善案導入前.後の効果が「ある程度数量化できる」
という部分が重要になってきます。
自分でも情報は探しているのですが、いかんせん本業がIT寄りなので、信憑性のある心理テストの種類やその指向、効果といった物をどうやって探すのかがよく分かりません。ヒント、キーワードだけでも結構です。何か投げていただけると有難いです。
宜しくお願いします。mOm
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
質問紙は様々ありますが、中には購入が必要なもの、原案者の許可を要するものなどがあります。
また、研究者でなければ購入できないものもあります。
ある程度確立した検査であり、購入を要するものに関しては、手引も一緒についてきます。
購入できるものに関しては既製品なのでそのまま使用できますが、購入しないものに関しては、自分で印刷する必要があります。
値段はそれなりにしますし、だれでも購入できるわけではないものもあります。
さて、そうした質問紙は尺度とも言います。
これに関しては、「心理測定尺度集」という本があります。
I~IVまであり、尺度の内容や使用方法などが記述されています。
有名なものは多く載っているので、こちらから探してみてもよいかもしれません。
近年、個人情報保護の考え方が強まっています。
実施においては、実験目的以外に使用しないことの説明が必要です。
また、実際に集めたデータの管理には注意してください。
必要がなくったら、シュレッダーなどで処分することが望ましいです。
不安を軽減させるという仮説を立てるなら不安を図る尺度。
やりがい感の向上という仮説を立てるならば、やりがいを図る尺度。
そういった視点で、上述の尺度集から探してみるとよいでしょう。
購入しなければならないものもありますので、それが難しいのであれば無料のものを使用してもよいです。
ただその場合、原案者に許可を取ることが必要となることが多いです。
尺度集には原案者も載っていますので、購入するものなのか、許可が必要なのか不要なのかは調べておいたほうがよいです。
著作権の問題がありますので、無断使用は避けてください。
30人のデータということで、統計的には物足りない数字ですが、学術論文でなければ、許容範囲でしょう。
改善前と改善後で、改善後のほうが有意に良好であることを示せれば、その改善策は意味のあるものと考えられます。
返事が遅くなりました(^^;) 尺度に関して漁ってみました。おっしゃる通り「心理尺度」で探してみたら私がやろうとしている事に利用できそうな物もあって、心理テストの輪郭がハッキリしてきた感じです。アドバイス本当に有り難うございます!
私の論文アドバイザーも技術関係の人間で「心理学は知らんよ、それでいいなら面倒見るけど」と初めから匙を投げられていたので、ここに相談して本当に良かったと思います。
情報の扱い方、協力者への対応などは論文のプログラムの出だしで倫理や引用の仕方、資料の扱い方を一通り教わりまして、その中に含まれていました。このコースは論文の提出時に「倫理チェックリスト」や「宣誓文」みたいなものにサインしなきゃいけないような物々しい構えなので、そのあたりは大丈夫だと思います。でも気をつけます。こういう事って大事ですよね。わざわざ助言を頂き有り難うございます!
No.3
- 回答日時:
No.1です。
どうやら、見当違いの答えだったようですね。申し訳ありません。
作業の改善に関しては、現場にいらっしゃる質問者様のほうが詳しいでしょう。
他人から直接間違いを指摘されることや、傍に誰かがいることによる課題遂行の促進や抑制に関して研究しているものはいくつかあります。
しかし、それらはあくまで理論であり、作業効率改善の下敷きにしかなりえないと思います。
以下に少しだけ、理論を列挙します。
「心理的リアクタンス」
他者の言うとおりにすることに抵抗を感じる、というもの。
「社会的インパクト」
他者の存在が課題遂行に影響を与えるというもの。
「バーンアウト」
仕事などが思うようにいかず、様々な症状が出ること。
このような単語は、心理学関連の書籍にもありますし、作業効率改善のための理論は質問者様自身のほうが、構築しやすいかと思います。
さて、結果の測定ですが、単純に仕事の成績としては表われないものなのでしょうか。
効率が上がることにより、仕事の成果が上がることを示すのであれば、それを変数として使用すればよいと思います。
そうではなく、内面的に、作業を行う者の内面の変化を確かめるための心理検査であれば、いくつかあります。
ただ、中には購入が必要なものや、研究目的以外の使用を禁じている場合もありますのでご注意ください。
内面の変化に関しては、仕事に対する不満、不安、やりがいなど、様々な面が考えられるので、どれを採用するかを決める必要はあります。
上述のような心理検査は、主に"質問紙"、いくつかの質問項目に回答する形式のもので、専門家以外でもおこなえる場合が多いです。
1つの論文が書けてしまいそうなくらいのものなので、それなりに大変そうです。
新しい作業方法にすることによって、何を変えたいのか。
作業への不安、不満、やりがい、意欲、その他さまざまなものが考えられます。
全てを行うことは難しいので、成果のみを見たいのでなければ、まずはそこから考えたほうがよいかもしれません。
この回答への補足
改めて回答有り難うございます!こちらこそ、初めにきちんと説明しなくてすみません。
>内面的に、作業を行う者の内面の変化を確かめるための心理検査であれば、いくつかあります。
あっ、それそれ、それです!
>主に"質問紙"
そうですね、色んな条件的に質問紙にならざるを得ないと思います。どういう形で実行したらいいのか、実験例や注意点など分かるサイトや手引き書の名前などご存知ありませんか?ひとつ分かれば、あとはアマゾンなどで「関連商品」として自力で漁れると思います。
現在1番の心配は、いい加減にテストを実行したせいで収集したデータに信憑性が出ない、という可能性です。
>「心理的リアクタンス」
>「社会的インパクト」
も関連していると思うので、漁ってみます。
>新しい作業方法にすることによって、何を変えたいのか。
1. 検閲チーム側に、プログラマの心理を考慮する学術的な理由付けをする(教育)
2. 検閲チームの作業手順から、プログラマの心的負担になる要素を減らす(「防止」あるいは「軽減」)
3. これにより『コードの答え合わせ』にあたる段階で、検閲チームの質問や改善要望に対してプログラマが積極的な態度で望めるようになる(作業の円滑化、効率化)
……です。
お気づきのように、この改善策が直接働きかけるのは「検閲チーム」の方なんですが、その有効性を証明するにはプログラマの心理を掘らないといけない、という訳です。
>1つの論文が書けてしまいそうなくらいのものなので
ぎく。白状しますと、このプロジェクトは仕事と勉学にまたがってまして、現在通信で受講しているIT系コースの最終論文というのが目的です。(ある意味『論文っぽく聞こえる』というのは嬉しいです。テーマの選択にだいぶ苦しんだので……)
自分は毛色の違う「インスペクション」を商売にしているのですが、コード・インスペクションは性質が似ているので、自分の職業経験から改善策を出せるのではないか、という事で取り組もうとしているテーマなのです。
ある集団に向かっていくらやかましく言っても改善されない事は、その集団を責め続けるより、こちらから手を差し伸べるくらいのサービス精神で取り組んだ方が結果が出る、というのが経験則なのですが、いかんせん最終論文で蘊蓄たれる訳にもいかないので、きちんと裏の取れるテスト方法を模索するべく、ここに相談に上がった次第です。
基本的にはIT系の論文なので、心理学的説明は基本的なレベルに留まると思いますが、現行のインスペクション工程から少しでも不必要な精神的摩擦が取り除けたらなあ、出来そうなんだけど、というのが動機です。
どうぞ宜しくお願いします。
No.2
- 回答日時:
>新しい作業手順、手法が旧来のものと比べて実際に効果があるのか、数値で示したいと考えています。
というより、人によって違うので、その人の特徴を知り、どういうのでミスを犯しやすいか本人に知ってもらい、そこに注意を払ってもらう という方法ではどうでしょうか?
知能検査で非言語性検査があります。
図形とか言語を使わず解く問題とかあります。
他には、1 3 4 2 7
と書かれてあって、前の数字と後の数字を足した答えをずっと書いていくというもの。
単純な作業ですが、ストレスに弱い人かどうかがわかります。
ソフトで検出できないバグは、人が検査するしかないのですが、しゃべり方は人によって違うように、他の人が書いたプログラムだと読み辛い。
「これ余分」とか「このブロックはなんだ?」とかいろいろ生じますよね。
本人だけにしかわからなかったりする。
機械でチェックしても出なかったバグのせいで、プログラムがうまく機能しなくて、それで人が「どこなんだぁ」と探すわけですよね。
で、言語というか 書き方が同じ人がチェックした方がバグは発見しやすいと思う。
なので、同じ書き方をする人同士の方が「恐らくここらあたりだろう」と検討がつけられ、いち早く発見できるんじゃないかと。
そのチェックする人が、ストレスに弱くて注意を欠損しやすかったら、バグを発見できないのなら、環境に問題でストレスを感じるのだとわかれば、その障害を取り除いてあげればいいわけです。
で、、、ある世界的に有名なネット産業会社では、採用するか否かは人事の人が決定していないそうです。
前段階までは人事の人がやるが、最終選考に残った人の合否は現場の人間が「この人となら一緒に仕事をしていい」と言った人だけ採用するのだそうです。
ある人は、シリコンバレーで世界最先端のソフトを作っているブレインたちの多くは障害を持っているだろうと言っています。
ロボットのような正確さと緻密さを持っているが、コミュニケーション能力においては非常に低いために、一般社会では落ちこぼれになってしまう人たち。
非常にデリケートなので、相性が合わない人と一緒に仕事をすると、すごいストレスになりミスが多くなるからじゃないかと。
その人たちが安心していかんなく能力を発揮してもらうために、新参者が彼らにストレスを与えないよう配慮して採用しなければならないわけです。
大きなプロジェクトを複数の人たちが分担してやるわけで、チーム同士で相性が合わなければ、そのソフトは一部のチームの不調和が原因で走らなくなる。
相性が合うということは、考え方も似ているってわけです。
だからチームの誰かの書いたプログラムを読んでも理解できるし、チーム内でバグも見つけやすくなる。
相性が合う人同士を組ませることで、会社は最大の能力を発揮させているんじゃないかと。
ということで、、、まずはチーム同士の相性が合っているかを観察したらどうでしょうか?
そうしないと、一人一人に能力があっても、それを十分引き出せず、結果バグも減らないことになるんじゃないかと。
もし、あなたが上司から対策を考えろといわれ、対策の効果を数値で報告しないと司は理解できないのだとしたら、、、、
チームのメンバーを入れ替える前のバグ発見数と、メンバーを入れ替えた後のバグ発見数を数値にしてみたらどうでしょうか。
で、どの人をどの人と組ませるかは、少人数でまず相性にいい人で組ませて、その人たちが他のどの人を入れたいかを決めるとかはどうでしょうか?
この能力を持つ人が足らないから、この人が欲しいとか要望を出してもらう。
元いた人が望んだわけですから、新しく入る人は協力的になるわけです。
強制的に組まされたチームと、自主選択で組んだチームとで、バグ発見率をグラフにしてみるとか。
同じプログラムじゃないので、バグの発生件数をカウントしても仕方ないと思います。
バグは完全に消すことはできないが、発生したバグを発見できたら、それでいいのではないかと。
発見するには他の人の協力が必要で、発見しやすいのは、そのプログラムを読んで理解できる思考が似たような人なわけで。
最終的にチーム力が勝利すると思うんです。
この回答への補足
回答どうも有り難うございます。
>単純な作業ですが、ストレスに弱い人かどうかがわかります。
あ、それ直接じゃないですが、どこかで使えそうですね。
基本的には「コード・インスペクション」というプログラミング業界に広く普及しているチェック手法の改善策を提案する、というのが目的なので、『不特定多数の会社、チームで似たような効果が出る物』というのが前提条件になります。(No.1さんの2個目のコメントに補足しましたが、このプロジェクトは最終的に論文という形で落とさなければなりません)
>最終的にチーム力が勝利すると思うんです。
個人的には全く賛成です。ただ論文となるとやれ証拠を出せ、実証して見せろとあれこれ規定があるので、[仮説]→[測定]→[結論]というような論理的な段階を踏まなければなりません。それゆえに、
1. 素人の個人でも簡単に実行できて
2. ある程度効果の実証された
心理テストの手法を探しているわけです。
何かアドバイス頂けるようでしたら幸いです。宜しくお願いします。
No.1
- 回答日時:
ご質問の意図が少々わからないので、誤解があればご指摘ください。
何かの心理テストの適用による、作業の効率化を図りたいということでしょうか。
そして、それを数値化、すなわち実証したいということで間違いないでしょうか。
その場合、上記二点は別物になります。
作業の効率化と、その実証がセットになっているものも無くはないのですが、別々に考えたほうが多く見つかるかと思います。
まず前者ですが、作業の効率化がどのようなものであるのかによって変わります。
「心理教育」のみでも効果は得られるかと思いますし、「ソシオメトリー」も作業の効率化に繋がる可能性があります。
ただ、質問者様が望まれていると思われる、作業の効率化そのものを目的とした”心理テスト”はあまりありません。
心理学的観点、それも臨床領域からヒントを得ようとすることは少々難しいかと思います。
集団内の結束を高めることや、リーダーの適性など、社会心理学の分野が主になるのではないかと思います。
臨床心理学的観点ならば、他者理解や自己理解などが主になるでしょう。
簡単に述べるならば、「作業を効率化する”心理テスト”」というものはあまり期待しないほうがよいです。
何かの結果、作業の効率化を図るならば
「心理教育」「ソシオメトリー」などを元にするとよいかと思います。
後者に関しては、統計学になると思います。
効率化が統計的に有意であるかどうかを検討するとよいです。
30人以下のサンプルということなので、統計的には甘い数ですが、1つのデータとして示すにはよいでしょう。
ちなみに、カウンセリングなどではなく、社会心理学的観点から効率化を図るのであれば
「社会的手抜き」「社会的補償」「社会的抑制」「社会的促進」「傍観者効果」「社会的インパクト理論」
などの用語があります。
これは集団における行動や態度の傾向を示したものです。
ただし、傾向なので過信は禁物です。
これらは実際に実験も行われているので、試してみるのもよいかもしれません。
心理療法などの適用も、作業の効率化に繋がるとは考えられますが、専門家以外の実施となると、その効果が薄れたり危険であったりします。
臨床心理学より、社会心理学方面で検討なさってはいかがでしょうか。
この回答への補足
さっそくの詳細な返答有り難うございます。
改善したい作業工程は、プログラミングの作業の一貫で「コード・インスペクション」と呼ばれる段階です。
この作業はプログラマ個人の書いたコードを専門チームが1行ずつ丹念に間違いや改善点が無いか検閲し、その結果をチームがプログラマを取り囲んで一件ずつ指摘していく、という実にネチネチと手の込んだ作業です。
コードを洗いざらい検閲されるプログラマの心理的負担は大きいと思われるのですが、インスペクション専門書では「間違いを見つけた場合はプログラマの気持ちにも配慮しながら指摘する」程度の扱いで、作業の性質上どうしてもプログラマに大きな心理的負担がかかるような事はあまり触れられていません。
その割に、「インスペクションの結果としてプログラマが感情的、防御的、非協力的な態度になる場合もある」という記述はよく見かけます。心理学素人ながら、「そりゃあそうだろうよ」と思う訳です。
このあたり、心理学を下敷きに現状の作業工程の欠点をプログラマの心理的状況から見て、インスペクションの手順を改善したり(例えばプロジェクト初期に検閲チームの注目点や、以前の検閲結果を例にプログラマに注意を促すなど)、または結果報告の作業に匿名性を与える事で(ソフトウェアを使い面接方式をとらない)、などでインスペクションの効率を上げつつ、プログラマからも協力的な態度を引き出せるような物を考案したいと思っているのです。
インスペクションの改善策自体もまだまだアタリをつけている段階なので、具体的にどんな心理テストをやるかはそちらがもう少し決まってこないとどうにも言えないと思うのですが、「改善策の探求」と「効果を測定する心理テストの準備」は同時進行でやる必要があると思っています。片方を終えてからだと、最終的な『数量化した結果』にうまく繋がらないような気がします。
心理テストを実行する大まかな流れとしては以下のように考えています。
1. 現行の作業工程を心理学を交えて考察する
2. 作業工程の改善を提案する
3. 改善策に数量化できる効果があるか測定する(新・旧の比較)
ですので、「心理学を使ってプログラマの心理や行動に影響を及ぼす」のではなくて、一般的な人間の心理をあまり考慮しているように見えない現行のインスペクションの作業工程の欠点を「心理学を根拠に指摘して」それに則った改善策を提示し、その効果を計るための心理テスト、という図式です。
追加で何かアドバイスがありましたら、是非宜しくお願いします。
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