都道府県穴埋めゲーム

「旅の恥は掻き捨て」ということわざを調べていると、「掻」の漢字で辞書では「掻」の又の中に「、、」点点が入っているのにパソコンでは又と虫で出来ています。念のためワードの「教科書体」と「明朝体」両方で調べましたが、パソコンのほうには「又」の中に点・点は入っていません。

どちらが○なのでしょうか?

ちなみに辞書は三省堂のことわざ辞典です。

ご回答よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

[補足]を拝見しました。


私は漢検の関係者ではありませんし、どのような問題が出題されているのかも見たことがありません。
漢検の採点基準も知りません。
初めの回答はその意味で、当てはまらないかも知れません。

ただ、さきに述べたような経緯があり、パソコンではその字しか出てこない状態が続き、(Vista/7に切り替えていない)一般の人にすべての字について国語辞典で確認しろというのは酷だと思います。

「大晦日」の「晦*」は右下が[毋]ではなく[母]、「倦怠期」の「倦*」は右が[巻]ではなく[卷]、「醤油」の「醤」は上が[将]ではなく[將]、「掴」は右が[国]ではなく[國]、「屡」は[尸]+[婁]……
* 「晦」「倦」はUnicodeが一つだったため、JIS78の字体に戻されていて、Vistaでは正字が表示されます。
「醤」「掴」「屡」はそれぞれ正字が別のコードにあるため、JIS83のままになっていて、Vistaでも、普通に「しょうゆ」「つかむ」「しばしば」を変換したのでは正字が出せないのではないでしょうか。

ですから、推測ですが、これらの字を「書かせる」問題は出さないか、もし出題した場合は、JIS83の略字で書いたからといってバツにはしないのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

garamond様。何度も何度もありがとうございます。これからは、PCばかりではなく「紙」の辞書を使って調べていきたいと思います。

お礼日時:2010/03/14 01:25

お尋ねの字は表外漢字ですので、新字体は存在しません。


1978年のJISは正字でした。
1983年のJISが勝手に略字をこしらえました。
http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/ref/jis78- …
>字形・字体を変更したもの(254字)
このページは、後で逆転があるとは想定しなかったのでしょう。
JIS83の字体が画像にしてないためにVistaや7で見ている人には違いが判らないものがあります(正字に戻っているから)。
二つ後に示すもので見て下さい。
XPで見ている人には全部違いが分かります(JIS83が勝手に作った略字になっているから)。
これは国の国語施策を管掌する文部省の与り知らぬ所です。
そのためXPまでのPCでは正しい字が出せない状態が続きました。
紙に印刷された国語辞典(PC用の漢字辞典は問題外)は外字を使って正しい字を実現せざるを得ませんでした。
http://www.biblosfont.co.jp/pdffiles/g02sample.pdf
Shift JIS #F8D2
“勝手に略字を作るな”という批判の声が高まり、「表外漢字字体表」に沿う形で、2004年のJIS改正でかなりの数の字がJIS78の字体に戻されました。
http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/ref/jis200 …
その際の言いぐさがこれです。
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0004964/
・JISはコードを決めただけで、字体は規定していない。←だったらJIS78の字体を変える必要はなかった。
・ただパソコンのフォントはJISの例示字形をもとに作られることが多い。←当たり前でしょう。
・今回国語施策と整合させるために字形を変更した。
JIS78では国語施策と整合していたのをJIS83でわざわざ不整合にして、国民に多大の迷惑をかけ、取り返しのつかないことをしたというのに、謝罪のかけらもありません。

さて「掻」はどうかというと、JIS78の字体に戻されませんでした。
これは、この略字が広く定着したというような理由からではありません。
「海」という字を入力し、フォントをSimSun(中国)、MingLiU(台湾)、Batang(韓国)に変えてみて下さい。
この場合、Unicodeでは“包摂”という考え方により、中国、台湾、日本、韓国がそれぞれの規格で字形を定めるものの、別の字とはみなしていないのです。
上の三つ目のURLの表にあった「逢」「芦」「飴」…などは、僅かな差ですがJIS78の字体に戻されました。
それはコードが一つしか用意されていないからです。
「鴎」と[區鳥]、「涜」と「シ賣」などは初めから別々のコードが割り当てられています。
ここで「鴎」「涜」を正字に改めると、もとからある正字と同じ字が別のコードで重複することになります。
検索などでも二通り行わないと一方が抜けてしまいます。
それで「鴎」「涜」がそのまま征伐されずに生き残っているのです。
正字は環境依存文字のままです。
お尋ねの「掻」はUnicode:U+63BB、その正字はU+6414にあり、XPなどではWordやExcelに使えますが、環境依存文字です。

そういうわけで、「鴎外」や「冒涜」が正式な表記でないように、「隔靴掻痒」は正式な表記ではありません。
ただ正式な表記はJIS83のせいで、Web上では使わないようになってしまっています。
このことをふまえて、データのやりとり、互換性ということを考えると、PDFにでもしない限り、あきらめてJIS83のこしらえた略字を使うしかないというのが実情でしょう。

この回答への補足

回答ありがとうございます。もう一つお聞きしたい事があります。
もし漢字検定を受検する場合、同じ漢字でもどの「字体」の漢字を回答用紙に書けばよいでしょうか?

何度もすみませんがよろしくお願いします。

補足日時:2010/03/13 07:34
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簡易慣用字体、22字の内の1つですね


どちらでもOKということです

http://ja.wiktionary.org/wiki/%E8%A1%A8%E5%A4%96 …
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本来は手へんに蚤(のみ)が正しい文字です。


           ↑点点があります。

のみに刺されてカユくて手で掻く、ということで出来た字なのでしょうね。

手元の漢字辞典を見たところ、点点のない『掻』は異体字だそうです。
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