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先日(2010年3月25日)「ルビコンの決断」で楽天市場と三木谷氏を取り上げていましたが、その中で「三木谷曲線」というものが出ていました。

その「三木谷曲線」についてですが、曲線が「自分はこんな感じ」という三木谷氏自身だけの成功経験でしたら解るのですが、テレビではその様には述べられませんでした。

だとすると普遍的な(誰にでも当てはまる)何かが解るものということになりますが、私には腑に落ちない点があります。

ネットも見てみたのですが、ほとんどの方が絶賛するばかりで内容に関するものは無いようです。

そこで以下の点について詳しい方、どうか教えて頂けないでしょうか。


・「0.5%の努力」とは何に対して0.5%なのでしょう?
仮に「それまでしてきた努力」に対する0.5%とすると、努力すればするほど結果の差が出にくくなるというおかしな結果になってしまいます。「0.5%」と具体的な数値を出されているので何かの0.5%だとは思うのですが、「努力」軸も「結果」軸も具体的な数値は無いので何を対象にされているのか私には解りませんでした。「限界を超えてからの0.5%」も同様に対象がわかりません。

・そもそもですが、この曲線から何が解るのでしょう?
「努力をすると、あるときから急激に結果が出てきて、0.5%の努力で結果に差が出る」でしょうか・・・だとすると「あるとき」がいつなのか、「急激に」とはどの位なのかが解らないと意味が無いと思うのです。曲線が正しいのか検証できませんから。「個々人によって違う」ということでしたら、ますますこの曲線通りにいくのか解りません。「永遠に結果は出ない」、「少しだけ結果が出て頭打ち」、「比例的に結果が出る」等もありえると思うんですが・・・。名前まで冠して「三木谷曲線」と銘打っているので、何かが解るのでしょうか。

・グラフの様なイメージにした意味は何なのでしょうか?
結局、私にはこの曲線から「努力が大事」という意味しか見出すことはできませんでした。しかし、それは先人が言い尽くしたことであり、三木谷氏の独創ではありません。三木谷氏が示唆したいことがもしそういう事でしたら、氏はなぜわざわざ解りにくいグラフの様なイメージにしたのでしょうか。


努力が大事なことは私にもよく解るのですが、この曲線が絶賛される理由がやはり私には解りません。三木谷氏でないので解る訳がないという面はありますが、どなたか解説下さると幸いです。

A 回答 (1件)

私は、個人的に「三木谷曲線」というものは観念だと思っています。


仕事や人生において公式のようなものは存在しない。したらつまらないとも思っています。
ただ、三木谷氏は自身の哲学として「この様な考え方をしている」というよりは、経営者として人を言葉で動かす必要があり、そこで「努力が足りん」という表現を心理的マイナスにならないよう工夫して生み出された言葉ではないかと受け止めています。
成果や結果が上がらないことを「努力が足りない」と表現するのは、個人的に好きではありません。
この表現を用いても「何ら具体的な解決」にならないからです。

痩せたいと思ってる人に「喰わなきゃいい」といって意味がないのと同じです。
「喰わなきゃいい」といって成果が上がるなら、ダイエット本やダイエット食品が売れる訳ないですから。
結果的には摂取カロリーを少なくするか、消費カロリーを多くする以外、有効なダイエット方法は存在しません。ですが「何となく自分にも出来そう!」「簡単そう!」と思わせることがダイエットを成功させるプロセスとして重要なので、そこには巧みな心理的誘導が必要になると思います。それがノウハウではないでしょうか?

仕事で成果を上げるためにも努力が必要なことは明示的です。しかし、それを「努力しろ」とだけ言われて結果を残せる人は少数派ではないでしょうか?もともと自分で問題を解決出来る素養を持った人だけだと私は思います。それよりも遥かに多いであろう自分で問題を解決できないタイプの人には、何らかのキッカケが必要なのではないでしょうか?そこに「0.5%」という数字とグラフが示されれば「もうちょっとだけやれば良いのかな?」という心理効果があると思います。否、自分で問題を解決出来る人と出来ない人の“差”が0.5%くらいなのかも知れませんね。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりまして申し訳ありません。
また、ご回答頂きありがとうございました。

私は番組でこの曲線を見たときに、ひたすらに努力のみ強いるという点で「指導的な立場にある人に一方的に都合のよい論ではないか?」という疑念が晴れませんでした。

まぁ・・・マイナスに捉え過ぎるのは私の曲解かもしれませんが、やはり観念的なツールというところでしょうか。
何かのキッカケになるというのはそうかもしれません。

絶賛一方な話が多くて気持ち悪かったのですが、回答頂いた内容を見てホッとしました。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/04/21 18:17

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