No.6ベストアンサー
- 回答日時:
所謂「いい話」や「いい人の話」をドキュメンタリーと考えると仰ると通りで、実話じゃなければいけません。
いい話か悪い話でなく、ドキュメンタリーである限り、やらせはだめですよね。
「最後の一葉」という小説があります。けっこういい話です。ドキュメンタリーではなく、小説ですから、作り話です。
創作や「やらせ」をドキュメンタリーかのごとくに出版・報道する側と、また創作・「やらせ」をドキュメンタリーかと思ってしまう受けての双方に問題があるように思います。
「最後の一葉」の話は、子供の頃に読んだことがあります。
「一杯のかけそば」は小説でしたっけ?私は浅田次郎の「一杯のうどんかけ」の方が好きですが。
No.5
- 回答日時:
ここは「文学」のジャンルです。
ノンフィクションは「文学」としても見られますが、実話の比重を多く考えるならばそれはメディア、マスコミへの質問としていただきたく思います。「これは実話です」、あるいは「これは実話をもととした物語です」とことわって書かれてある物語の分野です。貴方は「これは実話です」という付記を読んで更に感銘を深められるのが結構かと思います。そういう物語もあると思いますし、その物語の価値が物語自身ではなくその付記に多くおぶさっているものも少なくないと思います。さて
>所謂「いい話」や「いい人の話」なんかは、確かに、実話でなければ価値は半減するような気もします。如何でしょう。
「これは実話である」と付記されていない場合、その「話」を読んで受けた感銘は、それが実話でなかった場合にその価値が減ることはないと思います。もちろん読者が事実だと誤解していて、後刻感銘をとりさげた、感動が薄れたという経緯があっても、それは読者の勝手ですね。
所謂「いい話」や「いい人の話」も、実話でなければならないという理由はまったくなく、「いい話」がそれ自身いい話としてあじわえるなら、それはいい話、いい作品、いい文学だと思います。
ありがとうございます。
どのカテゴリーで質問するのが適当かは考えました。自分の関心が、マスコミでの報道ではなく、本や雑誌のかたちで読まれる「話」にあったので「文学」にしました。「読書」も考えたのですが、こういう本ありますかという質問が主流のようでしたので。
No.4
- 回答日時:
うーむ
ですけど「いい話」ってたいてい「実はこうだった」というのがついてくるものでしょう?
「いい人の話」も「でもこういう一面もあった」というのはつき物ですし。
「実はこうだった」にも嘘が入ってる場合もあるし、その良い面と悪い面の逸話は、どちらも結局「おもしろい」わけですよね?
実話であるという前置きが重要な文学ってたしかにあると思いますが、お話の中にある「本当」の部分に人は惹かれるというか、「本当」と思いたい物を大事にしたいとか、そういう事ではないですか。
それがあまりにもうまくできているから、実話ではないとわかった時に自分の中の本当が崩されたような気持ちになる。
だいたい子供の時はお話と現実の境目がはっきりしないのに、大人になるとそれは無くなってきますよね。これは心理学とか精神発達・認知の問題なのかもしれないです。
俳句や短歌も現実の出来事とか風景を題材に作りますが、実際には無かった事も混ざっていて、けっこう区別がつかないです。
SFや推理小説も、読んでいる最中は、ありそうな事とか、もしこうだったら、という設定に思い入れができなかったらおもしろくないと思います。ただし、理性的な大人だったら本から離れた時にそれはすぐ消えてしまうわけですが。
文学を読み慣れたバランスの取れた大人だったら本の中から「本当」を拾い出すことはできると思います。
いくら実話でも何も拾い出せなければ読み物にはならないのでは。
写真でも、「これは合成や演出ではないんだよ」という説明も写真の内、という写真はあります。
「実話である」というような説明も大事、作品の内だっていう文学はありうるってことではないでしょうか。そのまんま、ノンフィクションとか言われているジャンルに当たるのですかね。
シャーロックホームズは奇術のようなものですよね。
ああいう思考方法があるというのは事実だと思います。ただそれがたいていは正解には結びつかないのが現実ですよね。
そこをうまく文章の力で結びつけているのだと思います。
ノンフィクションの文学でもそういう部分はあると思いますよ。
ところでこれは質問なのですか?
ありがとうございます。
友人の見解が興味深かったので、多くの方の意見を伺おうと考えたまでです。
私も、筒井康隆さんの小説のように、虚構を虚構として楽しむのは好きです。
No.3
- 回答日時:
貴方は凄い才能の若者とお見受け致しました。
機会があったら、15世紀の人マキュアベリの書いた『君子論』と言う有名は本を読んで見ることをお薦め致します。岩波文庫で手に入ります。彼は「政治学の父」と言われている方です。彼以前の人々は、「人間はこうあるべきである」という頭の中で考えついた架空の人間像を画いて政治を論じていました。ところが、彼は「人間は実際にはこうあるのだ。従って、政治もその実在の人間を根拠にして語るべきなだ」ということを書いたのです。貴方はマキュアベリに教わることなく、「人間が勝手に想像した架空な人物について論じて何になる。実在する人間に付いて論じるべきではないのか」と言うことに気が付いたのですね。もし貴方が、マキュアベリよりも早く生まれていたら、貴方が政治学の父と言われていたかもしれなせんね。運が悪いと言うか残念ですね。いやいや、そんな若さで、歴史に残った方と同じ考えに到達したのですから、誇らしく思うべきです。
誤解を招いてしまっては困りますが、これは決して皮肉で言っている訳ではありません。本心から貴方の才能を賛美しているのです。貴方の発見したその世界の見方を何処までも押し進めて、確固とした自分の世界観を作り上げて下さい。
No.2
- 回答日時:
実話でなければ価値が減じるかどうかは、場合によりけりで一概には言えませんね。
読んだ人がどこに価値を見いだすかによる。ひとつ言えるのは、ある話を読み聞きしたことで抱いた感想や、それに影響されて起こした行動は、話の真偽に関わらず事実であるということです。
騙されて腹を立てるような読み方をするよりは、事実がどうであっても悔いの残らない読み方をした方がいいと私は思いますけどね。
いい話を励みにして努力して立派な人物になった人がいて、仮にその話が後に嘘であったとわかったとしても、彼にとっては、その話の価値は変わらないでしょう。
たとえば、宗教なんかそうじゃないですか? 神話が事実か否かで左右されるような信仰なら、そもそもその信仰はろくなもんじゃないでしょう。そこから何を学び、何を行動したかが重要なのです。
ありがとうございます。
「仮にその話が後に嘘であったとわかった」ら、私なら怒りはしないと思います。しかし、感謝と同時に少々がっかりするんじゃないかと思います。
宗教のことはよくわかりませんが、確かに、神話はとても信じられたものではないが、その教えは傾聴に値するということはあると思います。でも、そういうのは信仰とはちょっと違うような気もします。
No.1
- 回答日時:
fictitious は「捏造した」「虚偽の」という意味ですが、日本で「小説」と訳されているフィクション(fiction)「作り話」から来ています。
詳しくは下記をhttp://eow.alc.co.jp/fiction/UTF-8/
英語で「歴史」をヒストリー(history)と言いますが、これはストーリー(story)「(作り)話」と同じように、フランス語のリストワール(l'histoir)「物語」から来ています。
歴史も小説も、はっきり言えば「嘘八百」です。実話と思うと振り込め詐欺などにかかります。
ありがとうございます。
「歴史」があまり信用できないのは理解しています。でも、最近は、昔に比べれば、伝えられている話が事実かそうでないか判断できるようになってきているように思いますが、楽観的すぎますでしょうか。
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