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「印刷会社はDICカラーを使用して必ず印刷している」とお客様から言われました。

DICカラーチップで特色を指定した場合のみ、
そのチップの色に似せるように印刷会社さんは印刷すると思っていたのですが、
違うのでしょうか?

初歩的な質問、印刷の初心者です。

どうぞ宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

>「印刷会社はDICカラーを使用して必ず印刷している」とお客様から言われました。



必ずではありません。

印刷会社に色の希望を伝える時には、どんな色見本でも大丈夫です。
むしろ下手にDICで指示をするよりも、実際の印刷用紙に近い感触の<見本>を渡す方が喜ばれます。
もしもあなたのイメージしている色が再現し辛い色味なら、その時点で話し合いが済ませられます。

初心者の方が印刷の色指定をするなら、印刷会社のルールに縛られずに、自分の希望を出来る限り伝わるようにお願いしてみてください。
「こんな感じできれいに印刷して欲しい」が一番です。

特に紙の質感が特別な場合には、DICの色見本などまったく意味を成しません。
例えば、封筒印刷など既製品への印刷や、NTラシャやマーメイドなどのファンシーペーパーを使用する場合です。

折角、良い質感の用紙を選んでいるのに、合致しないDICの色見本で指定される方が、残念ですが実は非常に多いのです。
実際は用紙にインクを手でこすった見本を作り、インクの盛り加減や乾き加減などを考慮して、調合数値よりも目の前の色見本に<イメージだけ>を近づけていきます。
そんな仕事は機械的な数値処理ではなく、とても感覚的な仕事です。

印刷現場で熟練の職人さんは、DICやPANTONEやTOYOなどのカラーチップを色見本として使用する際に、配合割合や別な色見本との近似色情報などを「参考資料」としています。
同じくインクの調合機で練ったインクも基準として作るだけで参考程度にしかなりません。
(過去の業務を再現するには便利です。)

熟練の職人さんは、お客様からの色見本に対して、指定された色と用紙の兼ね合い、乾燥力、印刷枚数や湿度や温度の判断までを素早く的確に行っています。

ちなみに、DICの伝統色などの見本は、まず印刷現場では保有しません。
保有していたとしても参考程度に棚の奥にでも眠っているでしょう。
DICなどの色見本は、外国旅行で片手に持つ辞書みたいなものだとお考えください。
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>「印刷会社はDICカラーを使用して必ず印刷している」


「必ず」ではないと思いますが、業界標準に近いぐらい多用されていると思います。
実際「PANTONE」指定という話も聞きますし。

>DICカラーチップで特色を指定した場合のみ、
>そのチップの色に似せるように印刷会社さんは印刷すると思っていたのですが、
>違うのでしょうか?
その通りです。

が、#1の方も書かれていますが、「配合割合」があるから多用される。
と考えたほうが素直かもしれませんね。
印刷会社は「指定されたインキ」を「指定された割合」で混合すれば
「指定された色」を再現できますから、インキの混合加工も簡単です。
DICカラーチップから色選定すれば当然DICインキを利用した配合になりますから

「印刷会社は(DICカラーチップを基にした場合)DICカラーを使用して必ず印刷している」

ということでは?
あくまで個人の推測ですが。
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>DICカラーチップで特色を指定した場合のみ、


>そのチップの色に似せるように印刷会社さんは印刷すると思っていたのですが、
>違うのでしょうか?
DICカラーチップはDIC(株)(旧社名:大日本インキ化学工業(株))が発行しているカラーガイドから切り取られたものです。
カラーガイドにはインキの配合割合も情報として記載されているようです。
カラーチップは褪色による色の変化もあり、見本に似せるためのものではないようです。
カラーチップの色は目視の参考と考えるのが順当です。

参考URL:http://www.japanlink.co.jp/dtpjiten/ka/colorchip …
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