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CMYKって、オフセット印刷(だけじゃないのかな)の印刷の順番からきている順番ですよね。
この順番はどのような理由で決まっているのでしょうか?

KCMYって順番で印刷する場合もあったり、色順を別途指定する場合もあるようですが、デフォルトは(CMY)ですよね。

仕事柄、上記のような知識はあるのですが、理由までよく分かりません。色順ってどのように決まったのか(or 決めるのか)どなたか教えて下さい。
よろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

一点訂正があります。

2色印刷機を使用しての4色刷の場合、刷り順は藍-紅、墨-黄の順番です。
単色機、2色機の場合に、墨を後にするのは、藍、紅の絵柄が多く、印刷物の色を見る事が容易なためです。黄(実際は透明黄ですが)は濃度の濃淡が見分け辛く、4色のうち藍紅で仕上がり(カラーバランス)がほぼ決定されます。今では濃度計で測色しながら、印刷しているところもありますが、未だに2色機、単色機では校了紙の分色に合わせているところも多いはずです。単色機の場合、黄色を3色目に印刷して、2次色(緑、赤や肌色)を決めて、最後に墨でコントラストをつけます。この墨で、印刷物はキチッと締まりが出ます。つまり、CMYの3色で全体の色を決め、墨で最後に締めるという感じです。
また、4色機の場合の初胴が墨についてですが、これは他の色の顔料の透明度が上がり、色の再現領域(演色範囲)が広がりました。唯一不透明な墨を最初に持ってきております。
印刷関連の情報としては、
http://www.ga.shiseido.co.jp/html/ink0001.htm
http://www.inv.co.jp/~yoshio/DW/Print/Print.htm
等がわかりやすいかと思います。(下の参考に書ききれませんでした)
長文で済みませんでした

参考URL:http://www.print-better.ne.jp/QA/
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この回答へのお礼

ありがとうございますっ!
だいぶスッキリしました!
参考URLも分かりやすそうです。

しばらく、勉強してみます。

お礼日時:2004/02/26 12:48

現在、ほとんどの4色オフセット印刷機では、墨-藍-紅-黄の印刷順序で印刷されています。

ですから印刷現場から言えばKCMYですね。2色以上が重なる部分により多くのインキを乗せるため、インキの硬さを先刷りインキを硬くしております。ですから、4色印刷機では刷り順を変えることは、一般的にはできません。
単色機、2色機などでは印刷物のできあがりを重視して藍、紅、黄、墨の順序で印刷しております。デザイナーさんたちが良く目にする色校はこの順次で印刷されたものが多いと思われます。この場合は、CMYKですね。
通常のプロセスインキ(CMYK4色)に使用されている色材の耐光性は黄色が一番弱く、紅がその次に弱い顔料です。良く貼りっぱなしのポスターで藍と墨だけになったポスターを見かけると思います。
で、実はこの墨-藍-紅-黄の印刷順序のことを「逆刷り」と古い方は呼んでいます。正刷りと呼ぶ刷り順は黄-紅-藍-墨の順なのです。これは、昔は黄色や紅の顔料が不透明で重ねの色が綺麗に上がらなかったための印刷順序です。現在でも耐光性を必要とするような特別な印刷の場合は正刷りを行っている会社があるかもしれません。

この回答への補足

ありがとうございます。

ひとつだけ、細かいことですが追加質問です。
>単色機、2色機などでは印刷物のできあがりを重視して藍、紅、黄、墨の順序で
とありますが、この順で仕上がりが良いという理由は何ですか?
4色機では、墨が一番硬いので最初に印刷するということでよいのでしょうか?

細かなことで申し訳ありませんが、興味が出て少し気になってしまったのでもう少しお付き合い下さい。

また、今回質問させていただいたようなことが詳しく載っているURLや書籍なども紹介していただけないでしょうか?

補足日時:2004/02/25 21:44
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印刷の色には刷る順番があります。

最初はC(青…シアン)です。それは紫外線に対して最も弱く、色が褪せやすいためです。次にY(黄…イエロー)→M(赤…マゼンタ)→K(クロ…ブラック)と続きます。インクの色は紫外線に当たることによって変色するため、弱い順に刷られています。ですから印刷物は出来る限り日に当てないことが肝要なのです。レタッチ(製版)でもマスクは全て赤なのは御存知でしょうか。赤は紫外線に強く光を通さない性質があります。色でもマゼンタを上にすることで、シアンとイエローを防禦してるのです。
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この回答へのお礼

なるほど。耐光性は重要ですね。

お礼日時:2004/02/25 21:53

今は一度に4色が刷れる機械が一般的ですから、それほど順序にこだわる事もないのかも知れませんが


以前の2色機などの場合ですと、最初にシアンとマゼンタを刷ります。
その理由は、4色の内でシアンとマゼンタが最も色作りに影響する色だからです。
下に他のインキが刷られているとドットゲインが変わってきますから
分色校正(CMYK単独の校正刷り)がアテに出来なくなってしまいます。
ですので、他の色が刷られていない段階で、分色校正を参考にして
シアンとマゼンタの厳密な色出しをするために、まずその2色を刷ります。

イエローとブラックはその上に刷り重ねてもあまり影響しない色ですから、その後になります。
ただ、イエローは4色の中で(普通は)最も多くのインキを使いますので
刷り重ねの際のインキの乾き待ち時間を少なくするために一番最後に刷るのが普通です。

シアンとマゼンタの順序は、色校正を見て印刷オペレータが決める場合が多いです。

また、ウスアカ、ウスアイなどの特色がある場合は、そちらを先に刷ります。
これは、薄い色は刷り重ねると調子が見づらくなるためです。

と、ここまでがちょっと昔の印刷の場合です。

現在は印刷機もコンピュータでインキ出しを管理するようになってきましたから
あまり順序はこだわらなくてもいいのかもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。コンピュータを使えば調子が見づらいとかいう心配もないんでしょうね。どんな色順だろうと最適な画質になるということでしょう。

お礼日時:2004/02/25 21:52

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