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フランス語を習いはじめたばかりの者です。フランス語で、単語の中のeの上にアクサンテギュやアクサングラ-ブがついていたりついていなかったりしますが、何を基準にそれらの記号がついたりついていなかったりするのでしょうか?教えて下さい。

A 回答 (4件)

 フランス語のアクセント記号は、「アクセント(accent, アクサン)」という名が付いてはいますが、実際には、アクセント(発音強調記号)ではありません。



 英語でも共通に使われる、「発音記号」における「アクセント」は、英語のような強弱アクセントの言葉では、「強調符」で、アクセントのある母音を「強く」発音しますし、フランス語のような高低アクセントの言葉では、アクセントのある母音を「高く」発音します。

 しかし、これは「発音記号」で使われるアクセント記号の話で、アクセントとかアクサンと呼ばれているものが、「綴り」の上で付いている場合は、必ずしも「アクセント=発音強調符号」の意味ではないのです。フランス語でも、そのことは云えます。フランス語では、アクサンは、「文字の強調符号」で、発音の強調符号ではありません。

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 では、アクサンが付くのと付かないので何が異なるかと云うと、ある母音(つまり、「e」です)の場合は、「母音」としての「音の変化」を示します。他の母音(つまり、「a,u,o,i,y」)の場合は、付いても付かなくとも、その母音には、発音上、何の違いも生じません(aの場合は、少しだけ違いがあります)。これは、発音の違いのためではなく、多くの場合、「同じ綴りで紛らわしい単語を区別するため」に付いています。

 例えば、「ou」というのは、英語のorに当たる場合と、whereに当たる場合があるのですが、whereの意味の場合(つまり、「どこ?」と尋ねるouの場合)、orの意味のouと区別しやすいように、o[u]と書きます。ここで、[u]は、「u+`」で、uの上に、アクサン・グラーヴ(`)が付いた文字です。

 しかし、「または」の意味の「ou」も、「どこ」の意味の「ou`」も、同じように「ウ」と発音し、発音の違いはありません。

 「年齢」を意味する「a^ge=アージュ」と、「(鋤の)ながえ」を意味する「age=アージュ」は、少し「ア」の音に違いがありますが、ほとんど同じと考えて構いません。年齢を意味する「アージュ」は、ageの「a」の上にアクサン・シルコンフレックスが付いていることで、単語の区別がしやすいのです。

 つまり、a,u,o,i,y の母音の上に、アクサン・シルコンフレックス(^)が付いても、また時に、アクサン・グラーヴ(`)が付いても、これは、主に、「単語の意味を区別する」ためで、発音上は、付かない場合と、付く場合と、基本的に違いはないのです。

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 アクサンが付くことで、母音の発音に変化が起こるのは、「e」の母音文字の場合です。

 原則的に、「e+アクサン・テギュ(´)」は、「狭いエ」の母音になり、「e+アクサン・グラーヴ(`)」または「e+アクサン・シルコンフレックス(^)」は、「広いエ」の母音になります。

 フランス語の発音では、「エ」に「狭いエ」と「広いエ」があり、「狭いエ」は、「イ」に近く、「広いエ」は、「ア」に近いというのが、区別するため知っておく必要のあることです。(この二つの「エ」の違いは、教科書などに載っています。また発音のとき、区別する必要が出てきます)。

 つまり、アクサンが付くと、テギュの場合は「狭いエ」、グラーヴまたはシルコンフレックスの場合は、「広いエ」になるというのが、アクサンが付いて起こる「音の変化」です。

 アクサンが付いていない場合の「e」は、どういう発音かという方が問題なのです。原則的に、「音節」に切ったとき、音節のなかで、「e+子音」の形になっている場合は、この「e」は、「狭いエ」または「広いエ」になります。そうでない場合、つまり、「e」単独で、音節が終わる場合は、この「e」は、「曖昧なウ」のような音か、または「発音しません」。(……これを、「e発音の通則」と仮に呼びます)。

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 aimer のような規則動詞は、最後が「-er」の形になっています。従って、この「e」は、「狭いエ」ではっきり発音します。しかし、「わたしは愛する J'aime 」の場合、最後の「e」は、「e+子音」の形でないので、このeは発音せず、「ジェーム」となります(「ジェーメ」とはならないのです)。

 aimer もそうですが、フランス語の規則動詞で、終わりが、「-er」の形になっているものは、先に述べたように、最後を「エ」と発音しますが、こういう動詞の「過去分詞」は、「-e´」という形になります。最後の「e」にアクサン・テギュが付きます。つまり、過去分詞は、-e´で終わりますが、「エ」とはっきり狭いエで発音するのです。

 何か単語があって、最後が「e」に終わり、しかも、eがアクサン・テギュの付いた「e´」である場合は、これは、規則動詞「-er」の過去分詞である可能性が高いのです(まず過去分詞です)。単語の最後が、[e´] で終わっている場合は、見た上で、これは過去分詞だと分かります([-e´e]、[-e´s]、[-e´es] の形で単語が終わっている場合も、これは過去分詞のはずです)。

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 フランス語で、母音にアクサンが付く場合、「単語の区別」のために付いていると考えるのがよいでしょう。「e」の場合だけは、見た目でも違い、また、実際に、音に変化が生じるのだということです。

 (逆に言えば、「狭いエ」か「広いエ」で、はっきりと、「e」を「エ」と発音する場合に、アクサンが付くと云えます。はっきりとeを発音するか、曖昧か無音かの違いは、「単語」の違いになっているので、やはり、「単語を区別するため」、アクサンがeに付くのだと云えます。aimer の過去分詞は「aime´」で、現在単数一人称・三人称形は「aime」で、前は「エーメ」と発音し、後は「エーム」と発音するという風に、意味上も区別するために付けるのです)。

 >何を基準にそれらの記号がついたりついていなかったりするのでしょうか?

 単語のなかにeがあり、このeを実際の発音では、「はっきりとエと発音」するが、「e発音の通則」では、「曖昧なウのような音」か「無音」になる場合、この「e」は、はっきり発音するのだということを明示するために、アクサンを付けるのです。これが基本原則です。(「e発音の通則」とは、上で、アクサンが付かないeはどう発音するのか、で説明したものです)。

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 「トレマ(¨)」は、アクサンではないのですが、発音に変化が生じます。フランス語の「二重母音」は、二つの母音の組み合わせで、「一つの母音の音」になります。例えば、「ai」というのは、「エ」という単独母音の音になります。この場合、後ろの「i」にトレマ(¨)を付けると、二重母音ではなくなり、a+iという発音、つまり「アイ」というような発音になります。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答をどうもありがとうございました。とても理解しやすかったです☆それにしてもフランス語にはいろんな記号や、たくさんの活用があってややこしいですね(苦)がんばっていきたいと思います!!☆

お礼日時:2003/07/07 18:15

Eの上につくものは発音の違いをあらわします。

くせにならないうちにしっかり違いを掴んでおく事をおすすめします。エギュは口元を横に伸ばしたようなはっきりした「エ」(語尾のERと同音)、グラヴは「う」に近いようなあいまいな「エ」。

Aの上は単に綴りの違いです。発音上の違いはありません。

シルコンフレクスはEとOの上のみで発音を支配します。あとは単に別綴りの単語です。例としてcroitre と croire の過去分詞を調べて見てください。

トレマは先行する母音から切り離す役割をします。aiは普通「え」音ですが、iの上にトレマが来ると、「ア、イ」となります。

と、発音記号などが使えない状況で説明しようとしてもわけわかんないですね。参考書でも見てください。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました!!よ~く分かりました☆これでやっと安眠できそうです!

お礼日時:2003/07/06 18:55

>何を基準にそれらの記号がついたりついていなかったりするのでしょうか?教えて下さい



 つくようになった経緯ですかねー?

記号の意味は、アクサン(アクセント)というくらいで、
アクセントの違いを表しているのですが。
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この回答へのお礼

アクセントの違いを表すために、いろんな記号がついているのですね!!どうもありがとうございました☆

お礼日時:2003/07/06 12:03

発音だと聞きました。



英語の場合、スペルと発音は完全には一致していませんが、フランス語の場合完全に一致しているそうです。

ですから、同じeでも発音が違うものはそれを区別するために付けていると聞きました。
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この回答へのお礼

なるほど、区別するためについてたんですね!!どうもありがとうございました☆

お礼日時:2003/07/06 12:00

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