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印象派に関する書籍
印象派が栄えた時期に関する読み易い書籍というと、どういったものがあるでしょうか?
たまに美術館へ行くのですが、先日、新国立美術館「オルセー美術館展」を観てきて、ちゃんと時代背景やそれぞれ個々人のバイオグラフィなどを把握したいと思いました。
願わくば他の派も含めた時系列的書籍もいいと思うのですが、まずは印象派から・・・と思いました。

導入として良書がございましたら、教えて下さい。

A 回答 (1件)

こんにちは。


新国立美術館に早速行かれたのですね。いかがでしたか。
オルセーで観るのとはまた違った印象があるかと拝察致します。

未だ回答がついておりませんので、僭越ながら、何点か列挙させて頂きたいと思います。

まず、読み易いという点においては、写真付きの雑誌かムック本に勝るものはないかと思われます。
最新アート事情や目新しい解釈も随時掲載されておりますゆえ、こまめにその都度お手に取られてもよろしいかと存じます。

で、それとは別に、以下に何点かを列挙させていただきますね。

・『印象派はこうして世界を征服した』フィリップ・フック著 白水社
──印象派の当初の酷評は現代のそれとは隔世の感が否めません。
印象派のみならず美術界全体を把握する上でも相応に得られるものがあると思われましたので、挙げさせていただきます。

・『近代絵画』小林秀雄 全作品22 新潮社
──読み易さという観点からではなく、まず質問者様がお好きな画家お一人をお選びになって、その画家のバイオグラフィを通じて同時代の背景へ思いを馳せる手法もあるかと思われます。
ゴッホ、ゴーギャン、モネ、セザンヌ、ドガ、ピカソ、マネ、ルノアール、ミレー、コロー、あとはヴェラスケス、レンブラント、あるいは詩人のボードレール等々、著者独自の偏愛ぶりに心惹かれ、何度でも読み返したくなる一冊です。
また、ゴッホには格別の思い入れがあるようで、別途作品集11『ゴッホの手紙』も著しています。

・『新西洋美術史』西村書店
──勤務先にあった書籍で、同様の書籍『西洋美術史』(美術出版社)よりも解説的に優れている印象があります。
比較的コンパクトで持ち運びにも便利ですし、一冊お手元に置かれてもよろしいかもしれません。

あとは、まだ未読ですが、『岩波の世界の美術シリーズ 印象派』もなかなかに秀逸なようですね。
私も未読でして、一度手にとってみたいと思っている次第です。

なお、全くの余談ながら、日本語解説つきのアトリエのサイトを二か所ほど挙げておきます。
よろしければお時間がある時にでもどうぞ。
セザンヌの方はモネのアトリエよりも寂寞とした感じで、心に沁み入るものがありました。
Atelier Cezanne@Aix-en-Provence
http://www.atelier-cezanne.com/aix-en-provence-j …

La Maison de Monet@Giverny
http://www.fondation-monet.fr/fr/

以上、多少なりともご参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

回答、それも相当詳しくありがとうございます。

ワクワクします。
小林秀雄さんの名前は日経新聞の絵画の解説で最近見かけたばかりなのですが、美術界の司馬遼太郎(?)的な存在なのですね。
ゴッホは自分も好きで、あの燃える様なタッチにいつも引き込まれます。『ゴッホの手紙』は有名ですよね、自分でも聞いた事があります。彼の著書でしたか。

セザンヌのアトリエは実際に観に行った事がありますが、本当に町中の路地にあるんですよね。
まぁあちらの町というのは、自分の感覚からしたら絵画の中のような不思議な雰囲気がするんですけどね。

沢山の情報、重ね重ねありがとうございます。

お礼日時:2010/06/14 22:28

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