No.3ベストアンサー
- 回答日時:
住宅の建築請負では20%~25%の粗利をとらないと営業や本社部門は食っていけません。
初期の見積もりにはその程度の粗利(=営業利益)が見こんであるのですが、契約直前に競合企業との相見積もりで「出精値引き10%」などと契約することはよくあります。
10%の出精値引きでも粗利の50%を失ったことになりますので、ハウスメーカーの営業がこの失った分を少しでも取り返そうとするのが追加工事と仕様変更です。
例えば玄関ドアを上等なものに交換するとしましょうか。
元の玄関ドアが10万円で2万円の利益のところ、すでに10%の出精値引きが懸かっているので、上代9万円で1万円の利益しかありませんね。そこで上等なドアで20万円のものに交換するとすると、こちらには10%の出精値引きが懸かりませんので、20万円の上代で20%は4万円の粗利となりますよね。
そう、1万円の粗利から4万円の粗利に4倍増するのです。このようなグレードアップが有ってこそ、営業マンの給料や本社経費をまかなう事が出来るのです。
賢い施主は(美味しくない顧客ですが)最終見積もり時点ですべての仕様変更や追加を完了し、その見積もり総額に対して出精値引きを要求、契約後には一切の要求変更、要求追加をしないのです。
要求の変更・追加をしないばかりでなく、要求通りの施工をしているかどうか、専門の建築インスペクターを雇って逐一検査を実施する。そうすると素人目に解らない材料の変更などで利益を増やすこともできないし、手抜き工事が発覚すれば必ず補修工事をすることになるし、あまり儲けを復活することはできませんね。
いちばん賢い施主は、最終見積もり段階でさえもなにも追加要求をしない施主。
ハウスメーカーは商品企画段階で価格競争力を付けるために標準部分では利益を圧縮して単価設定しているが、オプション部分では最初から20%ではなく30%~40%の利益率設定をしている場合があるからです。
標準仕様だけで建築してもらい、建築後、実際に住みながら、またローン残高が減少を睨みながら、キッチンの交換、ジャグジー設置、照明器具のLED化、高級畳への交換、断熱サッシへの交換、太陽熱温水器の後付け、雨水利用水洗便所、それに床の張り替えなどで住宅の価値を上げてゆくものです。
その為には、100年の耐久性が求められる基礎・土台・柱・梁・屋根・壁などにしっかりとコストを掛け、10年前後と耐久性が短い設備関係にはあまりコストを掛けないホームメーカーを選ぶのが理想です。現実は耐久性が求められるところでコストダウンし、住宅設備機器にコストを掛けて見栄えを向上させるのが通常なので難しい側面がありますがね。
オプションでのアップグレードは程度問題です。
最初に軽自動車クラスを指定しておいて高級なカーオーディを付けてもしょうがないとの同じです。ある程度のグレードの標準仕様にして、オプションは最小限にするのがハウスメーカーで家を買うときのコツです。もし、標準仕様とは異なる機能、性能に興味が強く、譲れない場合は、初めから注文建築でその機能・性能を設計する方が無駄がありません。デパートで吊るしの背広を買って方々修正するぐらいなら、初めからオーダースーツにしたほうが満足度が高いでしょう?
No.9
- 回答日時:
1、それはなぜ起こるのでしょうか?
●契約時点での内容に、メーカーと貴方との間に認識の相違がある
場合。⇒細かくても良いですから、契約内容で含まれるもの、別途
費用のかかるものを良く聞く事です。(メーカーによって多少契約時の
内容が異なりますので、良く注意してください。)
●打ち合わせの際に、スタンダードな仕様より、アップグレードして
しまった場合。⇒設備や内装などの打ち合わせの際、やはり良い物が
ほしくなり、選んでしまった場合などは、追加費用がかかります。
2、対策はありますか?
●1.で書きましたが、契約の際に含まれるもの、別途費用がかかるもの
を良く聞いておくこと。(諸経費や登録費用なども聞いておいてください。)
3、どの程度アップすると考えればいいのでしょうか?
●貴方次第です。その都度、金額を確認してください。
No.6
- 回答日時:
現在建築中です。
最初の見積もりからはトイレやキッチンのグレードアップなどで
多少金額が上がりましたが、契約後の金額アップは今のところありません。
これから(家がだいたいできてきてから)建築中の家を見ながら壁紙、カーテンを決めるのですが
そこで標準のものを選ばずいいものを選べば多少上がるようです。
契約前に間取り、設備のグレード等をきちんと決めれば契約後のアップは少なくて済むのではないでしょうか?
メーカによって違うようですが、私の建てているメーカーはほとんどの間取り、設備が決まってからの
契約でした。
No.5
- 回答日時:
現在、最終見積もりを終え、着工を待つばかりの者です。
1、に関しては、私も疑問でした。
メーカーが何かと言ってきても、本人がつっぱねれば
良い話では?と思っていたからです。
結果、その通りでした^^
我が家でお願いしたメーカーは、商売気がないというのか、
ガンガン値の上がるものを押し付ける人たちではありませんでした。
こちらが要望を出すと、それに対してどのくらいの金額差が出るのかを
素早く回答してくれました。それを見てこちらが判断できました。
そういうメーカーを、契約前に見極めるのが大切思います。
また、契約前の見積もりの中に、必要なものを全て込みで伝えてくれない
HMがあるようです。友達が利用した所がそうでした。当然含まれていると
思っていたものがないことに、後から気づいたそうです。削ることはできない
ので、当然付けたし、金額アップ。
最初の見積もりで、何が含まれているか、何が含まれていないのかを
しっかり把握することが大事だと思います。
2、予定している金額より、少し少なめに予算を伝えておいてはどうでしょうか?
(ただし最初にあまり少なく言ってしまうと、HMの方でもやる気をなくすでしょうし、
家に入れたい要望が入らなかったりすると思います。)
契約後、詳細の打ち合わせに入り、家の図面を見ながらあれこれ考えれば考えるほど、
その新居での生活が具体的に見えてきます。
そうすれば当然「ここはこうしたい」という希望も増えてきます。
予算に余裕があれば、その時に対応できます。
3、とはいえ、我が家も最初の金額よりはややアップしました^^
どの程度か、と言われれば、我が家の場合は、100万ほどでしょうか・・・・・
余裕分で対処できたので良かったです。
なお、下の質問も読みましあ。
「家を買う」という夫婦のイベントに対しては、
夢見がちになる(女性である場合が多いようですが)方より、
現実を冷静に見つめられる方が主導権をとるべきと思います・・・。
回答ありがとうございます。
予算を少なめに言う案も考えてはいましたが・・・
>なお、下の質問も読みましあ。
ありがとうございます。
主導権を握れるように頑張ります。
No.4
- 回答日時:
つい最近、HMで建築しました
契約時の仕様を変更しない限り、1円すらアップすることはありません
唯一、地盤改良費だけは実際に調査しないとわからないので、見込みの見積りになり、多少の増減はあります
基本的には標準仕様で見積もられると思いますが、壁紙や床材やキッチン・トイレ・バスなどの設備を、契約者側の希望で上級グレードに変更を希望すれば、その分はアップします
逆に標準よりも下級グレードにすればダウンすることも可能な場合もあります
私の場合は、すべてにおいて完全に明朗会計
予想外の余計な予算アップは皆無でした
回答ありがとうございます。
>唯一、地盤改良費だけは実際に調査しないとわからないので、見込みの見積りになり、多少の増減はあります
想定内なので、再認識しました。
>私の場合は、すべてにおいて完全に明朗会計
参考にさせていただきます。
No.2
- 回答日時:
1、設計図書を隅々まで理解?
モデルハウスが最上等の品質で作られている事ご存知?
其れに較べて契約する「定食」は低品質品です
一つ一つは大した金額差は無いのですが
気にしないうちに追加費用をせしめられる
2、設計図書を詳しく読み込む事
特に別途(契約外の工事)を理解する
契約前に十分な交渉をし取り決める
第三者に視て貰う(第三者監理を幾つか遣りました)
必要が生ずるまでHMは謂いません
追加変更は業者の利潤アップ手法でもあります
3、安いと感ずる分 嵩上げされる
最終的には一般的な工事額+αになる
No.1
- 回答日時:
うちも200万円ほどアップしました。
当初1900万円で契約したのですが、たとえば、キッチンに食洗機をつけたり、人造大理石のトップに変えたり、棚を造作したりというオプションを加えたことと、間取りも少し変更したりしたので。私の場合は、住宅会社がその予算内でうまくやりくりしてくれるのだろうという甘い認識しかありませんでしたが、実際はオプション変更してなんぼの世界みたいです。まあ家を買うのは、一生に一度ですので知らなくて当然ですが、そういうものだと分かってから、少し気楽になりました。建売だと間取りなどは変更できませんが、自由設計だとつい営業さんの言葉に乗せられちゃいますよね。うちもそろそろ最終見積ですので、アップした分から削れるだけ削ろうと思っています。回答ありがとうございます。
なるほど・・・金額アップの原因はオプション追加やグレードアップなのですね。
自分をコントロールしていかないといけませんね。
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