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ケヤキの木の寿命はどのくらいでしょうか?

清水寺について調べる機会があり、質問しました。
清水寺の本堂の指物はケヤキの木で出来ていて、
これは1633年に再建されたものだということを調べ済みです。

そこで、もう500年弱が経過した今、ケヤキの木は腐ったりしないのでしょうか。
大規模工事を行うというのもちらっと聞いたのですが
それはいつ頃に行う話ですか?

工事は分からなくとも、建築用に使われているケヤキの木はどのくらいが寿命なのか
知っている方、どうかよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

欅にかぎらず木は伐採時に死にますので、伐採後の材木に寿命という考えはありません。



腐ることで材木が建築物を支える役割を果たせなくなるまでの時間を知りたいのであれば、これに関しても材木ごとに一定の年数というものはありません。

木が腐るのは、まず湿気が多い状態になる、そこに腐朽菌が着く、腐朽菌が木の細胞を分解してしまう、という過程をたどります。

したがって、湿気の多いところに放置しておくと製材してから一二年であっても腐ることは良くあることです。
一方、絶乾状態といわれる乾燥した状態におけば腐朽菌が生きてゆけないので、木材は半永久的に腐ることはありません。
良い例が法隆寺で西暦600年代の材木が1300年後の今も塔をささえています。

木材は乾燥状態さえ維持できれば、鉄筋コンクリートよりも耐用年数の長い建築材料です。

欅の話に戻るしますが、木材の種類ごとに乾燥状態での重さ(比重)が異なります。
比重の大きい材は繊維が稠密ですから、繊維が疎な材よりも強度が強いと考えれます。

キリ0.29
ネズコ0.33
サワラ0.34
サワグルミ0.34
スギ0.38
ヒノキ0.41
アスナロ、ヒバ0.41
ヒメコマツ0.41
トドマツ0.42
コウヤマキ0.42
エゾマツ0.43
モミ0.44
ホオノキ0.48
シナノキ0.48
カツラ0.49
ハリギリ、セン0.50
ツガ0.51
カヤ0.51
クスノキ0.52
カラマツ0.53
アカマツ0.53
トチノキ0.53
イチイ0.54
イチョウ0.55
クリ0.55
シオジ0.55
クロマツ0.57
ハルニレ0.59
サクラ0.60
シイノキ、スダジイ、イタジイ0.61
ケヤキ0.62
ブナ0.63
ヤチダモ0.65
イタヤカエデ0.67
ミズナラ0.67
ミズメ0.69
マカンバ0.69
タブノキ0.69
アサダ0.70
イスノキ0.89
アカガシ0.92


欅は0.62で、様々な材木より強度が高いので神社・仏閣や上等な日本家屋に使われているのです。

木材に興味があれば、是非、下記参考URLなどを勉強してみてください。

参考URL:http://www.fairwood.jp/woodguide/search/list.html
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この回答へのお礼

詳しいデータをありがとうございました。
参考にさせて頂きます。

又、お礼が遅くなり、大変申し訳御座いませんでした。

確かに、伐採後の材木に寿命というのは変な考え方でしたね。
回答を見て、気づかされました。

詳しい回答、どうもありがとうございました。

お礼日時:2010/09/12 21:48

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