No.2ベストアンサー
- 回答日時:
No.1です。
説明しようとすると、参考書の一章分くらいにもなります。
今回の問題は簡潔に、とのことなので、重要なワードに絞ると良いと思います。
分散分析に関してですが、要因間に相関があることは、そもそもご法度です。
要因Aに主効果があった場合、そこに要因Bの影響も含まれることになります。
先の例でいえば、「身長」と「年齢」に相関があるとき、「身長への満足度」に対し「年齢」の主効果があるとします。
しかし、それは「年齢」が「満足度」に関係していると言えるのか、ということです。
ご法度でいうなら重回帰も同じではあります。
ただ、分散分析ほど厳しくはなく、相関を示してそれを考慮すればある程度は良いです。
こちらに関してはほぼ良いかと思われます。
どの程度の長さを求められているのかは分かりませんが、もう少し加える必要もありそうです。
因子分析については、回転については述べたほうが良いと思われます。
必要であれば、偏相関なども。
分散分析は、主効果や交互作用と言った用語が必要になるでしょう。
そうすれば、自ずと答えが出てくると思います。
No.1
- 回答日時:
基本的なことが分かっていれば解る問題であるので、教科書を漁ると良いかもしれません。
ただ、分散分析は質的変数を扱うという表現は若干の誤解を招くと思います。
この問題では、2要因の分散分析であり、独立変数の2要因間の相関を問われています。
水準間ではないことに注意してください。
分かりやすく言うと、「身長(高低)」と「年齢(高低)」の2要因を独立変数とし、「自分の身長に対する満足感」を従属変数とする。この場合の意味を問われています。
さて、重要なことは「分析法特有の用語」を用いること、です。
1~3までの分析法で使用される用語を列挙するとよいでしょう。
考え方としては、独立変数に相関があることは悪いことか、そうではないか、が基本です。
悪いならば、どのような現象が生じるのか。
そうではないなら、相関の有無による異同は何か。
その中で、専門用語を使用すれば良いでしょう。
一定水準以上をもっている心理統計の専門書籍であれば、言及されていると思います。
それでもわからなければ、各々の分析法がどういうものなのか、考え直してみると良いと思います。
この回答への補足
大変丁寧な回答ありがとうございました。分散分析についての例えをしていただいたのですが、「身長(高低)」と「年齢(高低)」との間に相関があるということはイメージできたのですが、それが何を意味するのかが教科書を読み返してみてもよくわかりませんでした。もうすこし詳しく教えていただけないでしょうか。度々申し訳ありません。
他の2つについては、教科書を読んでみて自分なりに整理してみました。(十分に専門用語を組み入れることは出来なかったですが・・・)
重回帰分析の場合は、独立変数の間に相関があるということは、予測に用いる変数が、互いに類似したものであるといえる。重回帰分析の場合、独立変数間の相関が低くなればなるほど、重相関の値は増加する。
また、独立変数の間に相関が高くなると、サンプリングにともなう偏回帰係数の変動が大きくなることを意味し、相関が高すぎると、多重共線性の問題を引き起こす。
因子分析の場合は、因子間に相関があるということは、2つの因子が相関の程度によって同じ概念を共有しているということであり、相関が0の場合は、まったく違った概念の因子であるといえる。
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