No.2
- 回答日時:
>アサリなどの貝殻を潰して畑の肥料になるのでしょうか?
貝が好きなのでアサリやハマグリ、しじみなど貝殻がたくさん出ます。
これを潰して小さい粒か粉にすれば燐酸やカリなどとして畑の肥料になるものでしょうか?
<肥料について>
ご存知の事と存じますが・・・いろいろ肥料には種類があります。
一般的には、貝殻は固くてそのままでは分解せず、砂や石と同じく、土壌の中で根の成長を妨げますので特に根菜類の畑・畝では取り除きます。
使用する場合は、蒸したり破砕して粉(骨粉)を利用します。
それは肥料の3要素の一つであるリン酸分が多く含まれるからです。
また、長短の2面性がありますが、効果が出るまで1年以上2~3年程度は要しますが、その効果は10年以上に亘って持続するからです。
他の要素や肥料との併用を栽培作物や用途に合わせて選び使用する事をお薦めします。
牛糞、鶏糞、油粕、化成肥料と種類がありますがどういう使い分けをしますか?
広い意味では、土壌改良・PH調整・栄養(肥料)・目的(元肥・追肥・お礼肥)で適期に用途用法で使います。
狭い意味の、栄養(肥料)の使い分けですが・・・
◇大分類としては、化学合成して作られた「化学肥料」と自然素材を使う「有機質肥料」に分けられます。
◇肥料の3要素「チッソ・リン・カリ」があり、
チッソ:葉や茎を育て生育を促す。主に葉菜類にはチッソを多目にリン・カリを控え目に与える。
リン :花や実を育てる。主に果菜類には3要素をほぼ等分にバランス良く与える。
カリ :根を育てる。主に根菜類ではカリを多くし、チッソやリンは少な目に与える。
◇主な肥料と主成分
鶏糞 :チッソ・リン等バランス良く含まれる、即効性がある。鶏の飼料や健康状況で変質もある。
牛糞 :牛は良く消化する為、肥料分が少ないが、根焼けの心配が少なく土壌改良に使い易い。
油カス:チッソが多く,葉菜類に向く。液肥(10倍程度の水に溶かし発酵させる)にも良く利用する。
米ぬか:リンを多く含む、ただし発酵時に高熱を出すので根焼けや茎を傷めぬよう直接・大量に撒かない
骨粉 :リンを多く含む、即効性は無いが長年に亘り効果が持続。
魚粉 :リンを多く含み油カスと一緒に使う事が多い。
草木灰:カリを多く含み、土壌のPH調整に良く使われる。
緑肥 :刈り草や収穫後の野菜の茎や葉を利用しますが、チッソを多く含んでいます。
◇肥料の適材適所・使用時期
栽培する野菜・草木・果樹等にて、土壌により、必要な成分や土壌調整に適した肥料を生育に合わせて利用します。
種蒔きや苗植えの前に畑や土壌を栄養のある健康的な土にする為に行う。→ 元肥
根や茎の生育を促します。栽培する物によって回数や量を変えます。 → 追肥
収穫後の輪作や再度の栽培(ミツバ・ニラ・ねぎ)に上げる → お礼肥
後は、日照に気をつけ、水遣りと間引きや摘葉や雑草取り・病害虫対策等の手間をかける=愛情を掛ける事が楽しく美味しい野菜や果実、美しい草木のプレゼント(収穫や鑑賞)が待っています。
頑張ってください・・・。
>消石灰の代わり以上になるでしょうか?
少し目的・効果が違います。
消石灰は主に土壌改良剤です。
それは、元から酸性土壌であったり、栽培・連作によって酸性の土壌になりがちな為に、作物に合わせ→弱酸性・強酸性の土壌を中性とか弱アルカリ性に調節する為の物です。
消石灰はアルカリ分が80%以上、カルシウムを多く含むのが特徴ですが、土を固めてしまったり、根や茎に直接当てると根焼けを起こしやすい為に、通常は植え付けや種蒔き前の2週間程の先行をして使用します。(家庭菜園等では、同じ土壌改良効果を持つ苦土石灰を使用するほうが使い易いと思います)
消石灰を多く使用すると土壌は固くなりアルカリ性になりますので注意してください。
ありがとうございました。
>肥料の3要素の一つであるリン酸分が多く含まれるからです
>効果が出るまで1年以上2~3年程度は要しますが、その効果は10年以上に亘って持続する
それはよかったです。早速やってみます。
うちはハマグリが多いので殻が固くて大きくて特に効果ありそうです。
貝はカルシュームもおおいでしょうから、土壌をアルカリにする消石灰の働きもするでしょう?
No.3
- 回答日時:
太古の貝でも効果があるのですね。成分が抜けていないかと思いますが。逆に有機化しやすいかもしれませんね。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
> 小さい粒か粉にすれば燐酸やカリなどとして畑の肥料になるものでしょうか?
・肥料の代わりには成りません。
窒素、リン、カリは必要に応じて別途添加した方が良いと思います。
> 消石灰の代わり以上になるでしょうか?
・石灰の代わりになります。
しかも、貝殻は水に溶けにくいので、石灰よりも穏やかで長期間、効果が持続します。
貝殻の成分は、カルシウムとコンキオリン(タンパク質)です。
カルシウムが少しずつ水に溶けることにより、中期間植物を育成し酸化した酸性土壌を中和する事が可能です。
貝殻ならば、一平方メートル辺り、500g程度、粉砕して土壌に混ぜ込めば良いでしょう。
ありがとうございました。
>貝殻の成分は、カルシウムとコンキオリン(タンパク質)です。
リン酸成分を期待しているのですが、ダメですかね。他の人がリン酸が豊富といっていましたが。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
No.4です。
貝殻だけだとリンの量は、得られても微量だと思います。
貝殻と一緒に貝の「身」も一緒につぶした場合は、リンや窒素も補われます。
身は有機物ですから、地中の菌類の働きにより分解されます。
第一段階
身(有機物)=>アンモニア
(枯草菌類の働き):一部はアンモニア態窒素となり、窒素肥料となります。
第二段階
アンモニア=>亜硝酸
(ニロトソモナス類の働き):一部は亜硝酸態窒素となり、窒素肥料となります。
第三段階
亜硝酸=>硝酸塩
(ニトロバクター類の働き):酸性物質となり地中に溜まります。
このため、土は、少しずつ酸性化します。
この、酸化した土壌を中和(正常化)するのに貝殻のカルシウム分が有効です。
最終段階
この「硝酸塩」は、嫌気細菌の働きにより分解され、やがて「窒素」や「リン」などの肥料成分になります。
有機栽培法では、窒素とリンは得やすい代わりに、どうしてもカリが不足気味になります。
プランター栽培などでは、窒素やリンよりも「カリ」を重視した肥料をオススメします。
>貝殻だけだとリンの量は、得られても微量
そうですか、リン肥料は買うと高いので貝殻に期待していたのですが。
ありがとうございました。
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