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ある工事屋さんから聞いた話です。
変圧器(V結線で灯動併用)を無停電で取り換えるため、別の変圧器と2次側同士で並列接続するのですが、この1線目の接続の際に、相確認のため任意の線間をテスター(検相器?)で測定したところ、0Vだったので接続したそうです。ところが、2線目以降が接続できなくなり、よくよく確認してみたら、そもそも1線目が異相であった事が分かったそうです。で、この原因は片方の変圧器のB種接地が浮いていたからだとのことでした。
この理屈(片側の変圧器のB種接地が浮くことで、異相であっても0Vとなる事)について知りたいのですが、どなたか解説いただけませんでしょうか?
(初質問ですので要領を得てないかもしれません。よろしくお願いします)

A 回答 (2件)

少し誤解していましたね。


改めて回答いたします。

2次側の一本目に接続する線は、どの線でも接続でき、位相があっても大丈夫です。
片端の接続だけでは、受電しているだけの状態だからです。
まだ新設側の変圧器の方では回路が出来ていないので、どの線を接続しても問題は出ません。
これは、B種接地が断線していた事も関係があるのでしょう。
新設~既設間で、B種接地による回路が出来ていない為、一本目になったのではと思います。
その為、ただの受電になったのでしょう。
しかし、もう一線を接続しようとすると、位相の問題が出てきて、電位差が発生してします。

位相があっても接続できるこの状態は、B種接地と同じだと思ってください。
位相があるのに接地が出来ています。
つまり回路の一線だけは、どのような電位にしても回路が成り立つという事です。

実際の所、本当に0Vを確認したのでしょうか?
事前に色表示はしなかったのでしょうか?
低圧活線で作業するという事は、高圧側はどうだったのでしょうか?
まさか活線っていう事はないですよね?
停電したのなら、事前作業が活線で必要だとしても、その時に行う方が遥かに安全で短時間で出来ると思いますが?
失礼ですが、この工事の施工自体にも次々と疑問が出てきます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。大変参考になりました。
新設側のB種接地が浮いているということは、回路ができていない(つまりまだ基準
となる対地電位がない状態)、なので1本目の接続にあたっては、どのような電位にしても
回路が成り立ち、接続して初めて基準電位(この場合は動力専用相で対地電圧100v)が
確定する訳ですね。すっきり腹落ちしました。
ちなみに、無停電での変圧器取り換えなので、2次側を並列接続後、既設変圧器の高圧側は
カットアウトで遮断、低圧側は並列接続点より変圧器側で切断して取り換えされたようです。

お礼日時:2010/11/27 23:50

電灯、動力併用のV結線では、電灯用変圧器にしかB種接地が取れません。


まず動力を考えると、2台ある変圧器の両方から200Vを取り出さなければなりません。
そして、そこから電灯を取り出すには、片方の変圧器2次側の中点から一線を取り出す必要があります。
そしてこの100Vは、対地電圧を必ず150V以下にしなければなりません。
その理由から、この中点の一線にB種接地を施します。

ここでもし動力の一線にも動力用のB種接地を設けたいとしても、その線と電灯のB種接地の間には、位相があるので電位差があります。
そこをB種接地として一括してしまえば、短絡してしまう事になります。
その為、動力の一線にはB種接地が施されていません。

結線は目に見えるはずですから、同じように結線すれば同じ電圧になる筈です。
どのように計測して、大丈夫だと間違えるのか私には分かりませんが、変圧器の原理を理解されてなかったと思われます。

この回答への補足

EleMech様 ご回答下さり、ありがとうございます。

すみません。やはり、私の質問が要領を得ていなかったようです。

回路図を作りましたので以下をご確認いただけますでしょうか?
http://upload.fam.cx/cgi-bin/img-box/jd910112701 …

よろしくお願い致します。

補足日時:2010/11/27 01:53
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