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トリインフル耐性遺伝子組換えニワトリが開発されているらしいですが、どこの遺伝子をどういじったらインフルエンザ耐性を獲得できるのでしょうか?

A 回答 (6件)

こんにちは。


トリフルウィルスが結合しても増殖できないRNAを作る遺伝子だそうです。

http://ameblo.jp/kunotakayoshi/entry-10769825677 …
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この回答へのお礼

ははあ、RNA interferenceみたいなことが自然に細胞内で起こすようなシステムなわけですね。
これって遺伝子って言うんですかね?
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/02/08 17:22

 Jagar39です。



 誤解されているようなので気になったのですが、

>セントラルドグマやRNAスプライシングくらいは一応知ってます。

 セントラルドグマはともかく、RNAスプライシングは今回の話には直接関係ありません。抗体遺伝子がパーツをバラで持っていてその組み合わせで抗体を作る、という話は「スプライシング」ではありません。

>RNA interferenceみたいなことが自然に細胞内で起こすようなシステム

 というのも少し違います。似てるといえば似てないこともないですが、普通はあまり連想しないと思います。

>これって遺伝子って言うんですかね?

 というあたりが、何かよく判らない誤解をしているんだろうな・・・という印象を受けます。

 私にはこれ以上判りやすく説明する能力はありませんが・・・

 質問者さんが分子生物学にどの程度詳しいのか知りませんが、中途半端な知識は却って理解の妨げになることが多々ありますよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/02/10 23:17

 Jagar39です。



 植物に「抗体」産生機能があると???

 「抗体」というのはきちんとした定義がある言葉で、体内に侵入した異物を認識して特異的に結合するタンパクのことを指します。植物には「抗体」産生機能はありません。
 また「抗体遺伝子」は各パーツをバラバラの組み合わせで持っていて、「新たな抗原」を認識したときにはパーツの組み合わせで抗体を産生するので、あらかじめ「無限の抗原に対応できる能力」を持っています。

 ウイルスが新たな種に感染するようになったところで、その「新たにウイルスの暴露を受けた種」は、既に持っている遺伝子を用いて新たなウイルスに対する抗体を産生するだけなので、「新たな抗体遺伝子」を得る必要はありません。

 「抗体」という言葉を用いた時点で、それき明確に「獲得免疫」を意味します。植物に獲得免疫機構が存在しないのに、植物と動物を「抗体」という言葉を用いて説明しようとするのは無茶です。

 というかそもそも獲得免疫は「個体として一度はその病原体に感染する」ことを前提にしています。
 鳥インフルエンザの場合は、感染すれば抗体を産生する前にほぼ全ての鶏が死亡するので、「獲得免疫系」を操作して耐性を云々すること自体が無意味です。

 今回のデコイによるRNAポリメラーゼ阻害の話は、広義に解釈しても「免疫系」の話ではないです。
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#1の者です。


世の中には、「新たなウィルスに免疫のある種の抗体遺伝子」など
ないと考える素人もいるかも知れませんが、基本的にウィルスは
特定の種に感染し、それが変異してしばしば別種にも感染するように
なるケースが多いので、「新たなウィルスに免疫のある種の抗体遺伝子」
が得られるのです。
(害虫や病原体に抵抗する遺伝子組み換え作物は、そうしたものが
ほとんどであり、それが「ない」と考えるのは無知だと言えます)
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 獣医師でウイルスに専門知識を有します。



 「新たなウィルスに免疫のある種の抗体遺伝子」などありません。そもそも抗体産生の遺伝子的なメカニズムを理解していないための誤解ですね。
 そもそも抗体の種類が進化により蓄積するのだとしたら、まるで獲得形質が遺伝するみたいな記述なのですが・・・

 抗体は、非常にかみ砕いて書くと(私には専門的な難しい書き方ができないだけですが)、動物は抗体の各パーツの遺伝子をバラで他種類持っていて、新たな抗原と出会ったときにそれらを組み合わせて抗体を産生するのです。だから「まったく新種のウイルス」にも抗体は産生されるわけです。

 ウイルスは生きた細胞中でしか増殖できない特殊な微生物です。
 我々の細胞を「工場」に例えると、ウイルスは「設計図(遺伝子)だけが入った段ボール箱(カプシド)」に例えることができます。工場の外に転がっているウイルスはただの「モノ」であり、生物とも呼べない代物です。
 その段ボール箱が工場の中に入ることによって、中の設計図が読まれ、工場が設計図をコピーして段ボール箱を生産してくれるので、ウイルスは増殖できるわけです。

 さて、細胞の設計図室(核)に納められた設計図を普通の紙の印刷物(DNA)とすると、工場が何かを生産するときの流れは、設計図室の中で設計図が青焼きコピーされ(mRNA)、それが工作室(細胞質)に渡される、という行程が必要です。

 インフルエンザウイルスの場合、その遺伝子は「白黒反転の青焼き紙(-鎖RNA)」です。これはそのまま機械に読ませることはできません(mRNAとして機能しない)ので、普通の青焼き紙(+鎖RNA)にコピーし直す必要があります。
 青焼きを白黒反転させるコピー機は細胞は持っていませんので、これはウイルスが自分で持ち込みます。
 これが「RNAポリメラーゼ」です。正確にはRNA依存性RNAポリメラーゼとかなんとか言いますが。要するに「-鎖のRNAを+鎖のRNAに転写する酵素」のことです。

 細胞が自分でコピーした青焼き紙をこの白黒反転青焼きコピー機に読ませることができれば、ウイルスの遺伝子の複写を「邪魔」することができるわけです。
 この分子レベルの仕事は「形」で全てが決まりますから、「白黒反転青焼きコピー機」に読ませることができる「形」の青焼き紙は、その「コピー機」に結合することができる「形」である必要があるわけです。

 まあそういうRNAを転写することができるDNA配列を鶏に組み込んでみた、ということなのでしょう。

 タミフルもRNAポリメラーゼ阻害剤です。ウイルスのRNAポリメラーゼに結合することによってウイルス遺伝子の複写を阻害するという意味では、作用機序としては同じです。
 ただ、タミフルはRNAポリメラーゼが変異すれば無効になるのに対し、デコイはRNAポリメラーゼだけではなく8分節のRNA全てが変異しなければ無効化しない、というのが本当なのであれば、RNAポリメラーゼに結合するエピトープがデコイとウイルスゲノムで「同じ」なのでしょう。同じRNAなのでタミフルとは異なるのは当たり前と言えば当たり前ですが。

 元論文を読んでみようとしたのですが、フリーでは読めない雑誌だったのでこれ以上のことは判りません。

この回答への補足

わざわざありがとうございます。
セントラルドグマやRNAスプライシングくらいは一応知ってます。

補足日時:2011/02/08 20:03
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生物には、ウィルスのような抗原に対し、それを攻撃する抗体を生産する能力があります。


ただし、その抗体の種類には限界があり、進化の過程での経験で蓄積したものです。
抗体を生産するリンパ球に、新たなウィルスに免疫のある種の抗体遺伝子を組み込めば、耐性を獲得できます。
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