No.17
- 回答日時:
1. 【人間「の」考えは葦のようなものである!】
というタイトルですが。
「の」鉤カッコは「の考え」までなのだという理解受け取りは許容してくれますか?
2. 【人間の執着心は漬物だと思う、という感想】の“漬物”という比喩をどう受け取ったらいいのですか?すみません解説をお願いします。
3. 【人間の“考えは”往々にして“葦のようなもの”と思えてなりません。】
という質問フレーズの意味内容とパスカルの【「人間は考える葦である」】とは意味的な連動というより意味的な連想として理解していいですか?
4. ご存じでしょうが、
【私なら、天に向かって真っすぐそびえたつ杉の木のような“考え”を持ちたい。たとえ強風に耐えられなくて倒れてしまったとしても。】
との類似の比喩:(ご存じかも知れませんが、地上の現象存在としては葦ともどもかよわき二匹の蛙さんの話です。)
全体を見ても部分を見ても絶えず已むことなく、強く流れる河(人生)を前の二匹の蛙さんがいた。
一匹が河に入り泳いで彼岸に渡ろうと決意し意志を吐く。
もう一匹は
“やめとけ。古来この河を渡った蛙はいない。聖なる存在以外は。どうせ流され、とんでもないところに運ばれるかもしれない。或いは溺れるか、何かの餌になるだけだ”
これに対して最初の蛙さん。
“いやそれは分っている。自分もそうなるかも知れない。無益かもしれない。しかし自分は飛び込み、向こうを目指して泳ぐのだ。”と。
(この話は北千住あたりの中高の高校から、同じように隅田川と荒川に挟まれた江戸びとの隠棲の場である向島の高校に転校した時、同じように転校してきた民衆の哲学者を志ざす年長の同級生が話してくれました。)
5. 【こうした思いは自己チュウであるとの批判】
ロマンロランの“魅せられたる”だったか、“ジャンクリストフ”だったか自己を生きるという選択に、そういうフレーズでのことばをある人物に吐かせていますね。
つまり、こういう選択での【自己チュウ】もある。いえどうしてもこういう選択は【自己チュウ】となるのでしょうね。
6.
(1)今日は植物の霊的位のお話を拝読しまして、始めて質問者のURLを訪問し、お気に入りへ。
少し時間を取って、拝読したいと存じます。
(2)登録の仕方を教えてください。
(3)植物の霊的位についてもっと知りたいので、その関連のURLを教えてください。
(4)或いは質問者がそのことで知っていることをもっと教えてください。
(5)梅は霊的位が桜より高い事は想像がつきます。
i 桜見に来て桜見る馬鹿という川柳がある通り、何かはですぎて賑やかである半面空ろで淋しい(寂ではない)。そして古戦場におおいですよね。
ii 梅は仄かに香り、上を見上げると軒先に数輪の白梅とか、景仰ではなが仰梅という語が使われますね。
iii 例外:右近の橘、左近の桜ですか。北という座を南面して統べるのは中国も日本もそしてインドも共通ですが、日本では左が上位となり左近衛府は桜ですね。
No.16
- 回答日時:
>あるお坊さんによると、梅と桜では梅の方が霊的位(くらい)が高いらしい。
たしかに、霊的位 と言っている人と、それを聞いている人は たいした差はないように想います。
同じくらいのレベルでなければ、 同調したり、感銘したりはしないでしょう。
>葦より杉の木のほうが、霊的位(くらい)は高そうにも思えます。
なるほど、そう言われれば確かにそうですね。
殺人鬼と聖者も、たいした差はないかもしれません。
花と人間ではどうでしょうか。
この回答への補足
生命には微生物から人間に至るまで、精神が宿るという認識に立って、その精神を霊と表現した場合、微生物よりも昆虫の方が、昆虫よりも植物の方が(これはどっちがどっちだか?)、植物よりも動物の方が霊的位が高い、と言ってもよいのではないでしょうか。
霊的位という言葉には、こうした意味合いが含まれていると思うので、花と人間では人間の方が当然、位が高いという事になります。
また、精神性の高さ、なんて表現もありますがこれは道徳性の高さ、なんて言い換えられるかと思います。だとすれば殺人鬼と聖者とでは雲泥の差がある、といえると思います。
AXISさんはどう受け止めていますか。
No.15
- 回答日時:
ANo.13, No.10
I. 【葦と杉を外見で眺めた印象は葦は自己チュウぽくなく、杉は自己ちゅうっぽいと】というフィーリングも有価値でしょう。【そよ風にさえなびく葦の葉は自己主張はしないけれど、芯は強いのかも。】そして一方、【強風にさえ逆らって姿勢を保とうとする杉は、かっこいいけど自己チュウの塊か?】というのもなるほどと存じます。
II. パンセに関する関連した質問を紹介されていますので、ご参考までに私も多少とも関連するかもしれないことをご紹介します。
1. http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6130438.html 葦では豊葦原瑞穂の国というのは記紀ではよく出てきます。山間よりも沿岸の稲作地帯の未開拓や開拓の原風景ですね。
2. なお、kushaということででてくるURLもご紹介します。
http://sanderfeinberg.com/sdf/spirit/kalachakra/ …
の女の子の下の写真をご覧ください。
南アジアではこの草は神聖だとされています。
3. 先人の使い方例
(1)偈:白馬入蘆花、 (2)下村湖人:白鳥入蘆花
4. 数千年の歴史ある、ヒンドウの神話や聖典でもよく出てきます。
カルナという英雄が生まれて直ぐ流されたのはこの草ので編んだ籠ですね。
そして老戦士夫妻に拾われ(桃太郎みたい)、武勇の優れた戦士になる。
彼は聖典的には人間と自然界の一定のforce、原理です。
人間では延髄の一部に鎮まり、上部と下部への交点の役割ですね。
この話は記紀にも類似の話があります。
5. 葦はヒンドゥの行者が瞑想する際に大事にする草です。
地面からの地磁力を遮断するというので、古来この草で編んだ敷物を使うそうです。
瞑想して唯一者に自己の合流を目指すときの敷物として。
多分茣蓙の座布団みたいにするのでしょう。私はちょいと使えませんでしたが。
以上ご参考までに。
No.14
- 回答日時:
>こうした思いは自己チュウであるとの批判を免れないのでしょうか。
そっとしまっておくだけなら批判は免れるでしょう。
>たとえ強風に耐えられなくて倒れてしまったとしても。
であれば、やはり葦のほうが良い、と言えます。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/241981.html?from=nav …
この回答への補足
やっぱり葦のほうがいいんだろうか。
あるお坊さんによると、梅と桜では梅の方が霊的位(くらい)が高いらしい。【大きな差はないと思いますが】
そんな霊的目線で見ると、葦より杉の木のほうが、霊的位(くらい)は高そうにも思えます。
質問の意図とは関係ありませんが。
2011-03-04 07:36
No.13
- 回答日時:
No.10
人間の存在(ハードウェア)とソフトウェアというお話も出ましたが、葦という存在形式に一切の(ハードウェア)とソフトウェアを、私は含ませています。
人間の至高への惹かれ方、志向のしかた。そういう悲しいまでも不可能を可能にしていこうという思いを私は人間の聖性といい、とるにとらざる葦の存在でも高貴なんだといいたいのです。
この高貴な志向性と、存在やその中の能力の非力さとの関係は多くの故事や話が伝承されています。
パンセもその思いの一つでしょう。
この回答への補足
葦と杉を外見で眺めた印象は、葦は自己チュウぽくなく、杉は自己ちゅうっぽい、と云う処からの思いつきの質問でしたが。
そよ風にさえなびく葦の葉は自己主張はしないけれど、芯は強いのかも。
強風にさえ逆らって姿勢を保とうとする杉は、かっこいいけど自己チュウの塊か?
2011-03-04 07:28
No.11
- 回答日時:
訂正
漬かっている
⇒浸かっている
まあ、どちらも対して変わりないですが。
>天に向かって真っすぐそびえたつ杉の木のような“考え”を持ちたい。
持ちたいんですね。自己チュウが良いか悪いかは別として、自己チュウでないとしたらなんでしょう。
叩かれるのは先駆者だけではありません。
何度も言いますが、自覚するだけなのですが。
私はたいてい意味のあることを書いています。
この回答への補足
質問自体が曖昧だから、感想も曖昧にならざるを得ず、そのことも自覚したうえでの感想はやはり、自己チュウだとの批判は受けてしまうのだ。
という事でした。
No.10
- 回答日時:
No.8です。
【徹底して堕落すると・・・・・の部分が理解できません。】
人間はとことん堕落はできないし、堕落しきると自分のもう一方の高貴性が恋しくなり、求めるもです。
【望郷と云う言葉も使っていますが、仏教的な見方で例えれば、飛沫となった泡が元の大海に戻る、吸収される、といったようなことを言っているのでしょうか。】
人間の本来のあり方、世界、出てきたところ、郷里は忘れ去ることはできないのでしょうね。
この回答への補足
いただいた回答を私なりの言葉に変えて感想を述べれば、
俺がおれがの心、この肉体に執着する“心”に支配され過ぎると不思議にも人は、なぜか罪悪感を覚えます。
自身を大事にしようという心が、どうして罪悪感に結びつくのでしょうか。
不思議です。
個である自分を捨てて、全体へ溶け込めという、心の奥底の要求なのでしょうか。
立場は違ってもみているものは同じかも。
でも、富士山も見る位置で姿かたちが違うように、幾分ずれも感じます。
堕落しすぎると一方の高貴性が恋しくなる、とは人の心は弥次郎兵衛にたとえられるかも。
無意識にバランスを取りたくなるものであるらしい。
kryaさんがここで使う“望郷”を、彼のお坊さんは“帰趣”と表現しています。
回答ありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
えぇっと、
揚げ足を取るようで大変申し訳ないです。ご気分を損ねるようでしたら、ごめんなさい。
パスカルは人間の存在(ハードウェア)は葦のように頼りないけれども、
けれども、それは、考える葦である。(ソフトウェアは世界を作り変える可能性を持っている。)
と解釈されていると思います。
ですから、質問者さんのお考えが、いつか世界のスタンダードになる日もあるかもしれません。先駆者はたたき台として、一般人に批判されるもののようです。
倒れずに、頑張ってください。
この回答への補足
パスカルの言葉は私もほぼ同様に受け止めています。
気分は杉の木のように胸を張って堂々と、たくましく生きたいと思っても、実際は優しくそよぐ風にも倒されちゃって、我がこころは傾いたまま・・・・・。
だから、こうした応援メッセージには元気が出ます。
生きる力を与えてくれるのは、風ではなく暖かな太陽の光なんですよね。
最近の私は、杉の木ではなく葦でもなく、柳の枝かもなんて思い始めて。
でも、そよ風になびく枝を持つ柳でも、大地にしっかりと根を張っています。
せめて浮草にならないように頑張らねば。
回答ありがとうございました。
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