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ちょっと前まで主流だったMDは、MP3プレーヤーに置き換えられていますが、MP3がMDを置き換えられた理由はと聞かれればよくわかりません。
当方が思いつくことと言えば大容量でメディアチェンジの手間要らずぐらいですが、それだけで正しいのかはよくわかりません。
すなわちMP3はMDを凌駕している部分は確かにありますが、MDを衰退させるほどのメリットがイマイチ分からないのです。「なぜMDはMP3に置き換えられて衰退したのか」と言われれ、一番の理由は何でしょうか?

それと、http://okwave.jp/qa6510747.html の続きですが、カセットの需要もある程度あったであろう90年代中盤頃からカセット撤廃をするオーディオが増えておかしいと思っていましたが、「カセットテープを標準装備にするべきだったと主張しているのは非常にマイノリティだった」のが一番の理由だと言われました。
それだけ、90年代後半の時点でカセットを標準搭載するべきと考えるユーザーは少なかったのでしょうか?

A 回答 (13件中11~13件)

はじめまして。



MDとMP3とありますが、比較対象が間違っています。
正確にはATRACとMP3でしょう。

MDに採用された音声圧縮形式ATRACはソニーが技術公開しませんでした。そのために他社が使用にはソニーの許諾、使用料が発生します。
例外は同時期にパナソニックとフイリップスが共同開発したDCCがあり、登場もほぼ同時期で、どちらが主流になるか不明瞭だったために、ソニー、パナソニック、フイリップスがクロスライセンス協定を結んで、この三社に関しては自由に互いの技術を使用できるようにしました。

MP3(MPEG1レイヤー3)は世界の電気機器メーカーが協議して策定した規格ですので、無償で使用可能です。
そのためにPCを中心に普及しました。
当初はHDDやフラッシュメモリが高価だったために、MOの技術を応用した光磁気ディスクのMDが優勢でしたが、容量的には200MB程度しかありませんでした。
もっとも規格の基準がCDの収録時間でしたので仕方ありません。
その後ATRACはATRAC3となり、さらなる高音質化と長時間収録化も図られました。が、この時点ですでにMP3のデータCDを作成するようになっていて、容量的にもMDは及ぶべきもありません。
機器側でもこれらMP3ディスクの再生に対応し始めした。
ATRACでもCD-Rに書きこむことは可能でしたが、再生できる環境はソニー製の一部の機器でしか再生できなかったために、全く普及しませんでした。

後にHi-MDで1GBのディスクも開発。従来MDも記録密度の改良から高容量化が図られましたが、その時点ですでに圧縮音声形式はMP3に席巻されていましたし、媒体の変化もありました。
このHi-MDの時点でソニーもMP3を無視できなくなり、Hi-MDにはMP3も収録可能となっています。

HDDの低価格化やフラッシュメモリの、高容量、低価格化が進行して、ポータブルオーディオ分野にも進出となりました。
ディスクの入れ替えが無くても済む。振動対策が不要などの要因もありますが、これらは部材さえあればオーディオメーカーでなくても簡単に製造可能ですし、MDのような光磁気ドライブの調整の必要性もなかったので、PCパーツメーカーなどの参入が可能となり、市場はシリコンオーディオに席巻された形となりました。
ソニー自身も初期にATRACを採用したシリコンオーディオプレイヤーを投入しましたが、あまりにも厳格な著作権管理を施したために全く売れず、一旦撤退の憂き目を見ています。

MDは結局、メーカー側では参入のハードルが高い。使用料のコストが嵩む。ユーザー側では著作権管理が厳しい。圧縮形式であるATRACが個人ユーザーでは自由に使用できない、の理由でMP3対応のポータブルオーディオに敗退したとも言えます。

以降は後半の質問に関してです。
前回、前々回の質問も拝見していましたが、回答はしませんでした。

ポータブルCDで聴いた方がカセットよりは音質が良いし、ランダム、プログラム再生も可能でしたので使い勝手の面ではCDの方が上ですし、ダビングする手間暇も不要です。
また本格的に録音する人はバラコンの3ヘッドカセットデッキを使用します。こちらにはDolby-B、C、Sのノイズリダクションもありましたし、メタルテープの使用も可能でした。
ミニコンポのカセット部はラジカセに毛の生えた程度の性能だったので、オーディオマニアは敬遠します。
ミニコンポの初期はメタルテープ対応やDolby-Cにも対応したミニコンポもありましたが、高価となりました。
ミニコンポ購入のメインユーザーはそこまで音質にはこだわりません。カジュアルに、簡単に、安く聴けるのが一番の目的です。
そのためにすぐにミニコンポ向けのカセットデッキ部はテープ録音対応(再生はメタルもOKも一部にはあった)はハイポジションまで、ノイズリダクションはDolby-B搭載していればマシと言う状況となりました。
ミニコンポ購入層もMDやCDで聴いた方がラクなので便利な方を選択します。
すでにこの時点でミニコンポのカセットデッキは、過去の資産再生用と成り果てていました。
従ってオプション扱いとなる場合が多くなりました。
90年代はポータブルCDプレイヤーが最も隆盛した時期です。

>90年代中盤頃からカセット撤廃をするオーディオが増えておかしいと思っていました

当然だと思っていました。
便利さが格段に違います。
新規ユーザーにはカセットの必要性がありません。
ミニコンポ購入層は大半が新規ユーザーでした。
未だに稼働する3ヘッドのカセットデッキを所有していますし、カセットのWalkmanPROも所有していますが、デジタル化の際に使用するだけです。つまり再生用です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

ソニーはMDのテクノロジーをシリコンオーディオに引きずった感じでしたね。今は緩和されていますが…

お礼日時:2011/03/08 18:08

MDはMP3と同じ圧縮音楽を採用しています。


そしてMDの容量は140MBしかありません。

カセットと置き換わるべく登場したMDはそれに取って代わるモノにその座を
かつてカセットから奪ったように奪われただけです。

メモリ内蔵だと64GBなど大容量のものもあります。
MDと比べれば何十枚分も手のひらの大きさで持ち歩けます。
そして、曲なら数百、数千と入ります。
曲もMDのようにいちいち録音する必要はありません。
PCからデータを転送するだけです。
その差はもはやカセットとMD以上の差と言えるでしょう。

さらに液晶画面付のものは映像も見れます。
小さなものはMDよりも小さい。
PCがここまで普及した社会ではMDと比べてデメリットがあまりにも少ないです。

また、カセットテープはMDの登場により取って代わられたのは必然です。
本当に、良い時に良い具合に出ました。
MDと言うカセットより便利なものがある以上、不便なカセットを標準とする事は難しいでしょう。

車で言えば、360ccやオート三輪がなぜ生き残れなかったと聞くようなものです。

同じようなことを言えば、ワイヤー式のシステムが生き残れなかったのはなぜか?
(針金を使った録再メディア)
テープ3が生き残れなかったのはなぜか?
と何でもこじつけれてしまえます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

10年ぐらい前はMDのほうがシリコンより圧倒的に安かったですね。今からでは信じられない話ですが…
http://www.mars.dti.ne.jp/~suzunari/suz/pclife/2 …

お礼日時:2011/03/08 18:12

>「なぜMDはMP3に置き換えられて衰退したのか」と言われれ、一番の理由は何でしょうか?


あくまでも私見ですが、使用するメデアの容量の差だと思います。
MDの容量は頭打ちで、方やMP3の陣営はSDカードなどのメデアの容量の増大は、日進月歩
です、2年前は512Mが主流でしたが、今や64Gの世界で、しかも価格がほぼ同じです、
MDが太刀打ち出来なくなった所以かと・・・

個人ではMD使用してます、アーティストのスペシャル版を作り複数のMDにすると、
選曲の煩わしさがないので、快調です、曲が沢山入るのも良し悪しだと思います。

カセットテープは操作性からいって衰退するのは、当然だと思います。
でも、カセットテープには、よくぞ頑張ったと、拍手を送りたいです。
カセットが世に出た頃は、会議の録音用の程度で、とても音楽再生には全くだめでした
それをNECを初め日本のメーカーが音楽用に適うようにした、日本の技術は凄いと思います。
究極がウォークマンなのです、技術とアイデアが融合して世界をせっけんした製品になりました。

カセットテープの特許を公開した、オランダのフィリップス社の精神が、今のCD、デジタル音楽
隆盛に繋がっているのです。

真空管が復活したように、テープも復活する事もありだと思ってますよ。
テープ録音の周波数特性はデジタルと違って無限大なのですから。

だから音の世界は面白いのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

今からでは信じられない話ですが、6~7年ぐらい前はMDを捨ててMP3に移行したユーザーを見て、「早まったことを…」と思っていました。
その頃はせいぜい128~512MBで、CD10枚前後が精一杯でした。MDは140~170MBと言われていますが、128MBのプレーヤーと比べればこちらのほうが容量が多かったですし、何よりメディア交換ができるので容量が少なくても複数持ち歩くことでカバーできるというメリットがります。
手のひらの大きさで持ち歩けるのがMD2~3枚分だったあの頃のお話です…

お礼日時:2011/03/08 18:10

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