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 先日の名人戦の第1局でも出現しましたが、横歩取り△8五飛戦法で、後手が4一玉ではなく5ニ玉と構えるのが流行のようですね。しかし、先手から端を詰められるとわざわざ4一に戻る必要があるなど、いまいちメリットがわかりません。私が素人考えで思いつくのは、6筋から左に逃げやすいということですがそれも一長一短ですよね。ほかにどんなメリットがあるのでしょうか?

A 回答 (2件)

将棋倶楽部24で6級のものです。


既出の回答に「メリットはない」とありますが、メリットはありますよ。
横歩を指しているとわかるのですが、大概先手の攻めは2~3筋です。
41王とするのは、攻められている方向に玉を移動させているわけなので、比較的損になるという考え方があります。
終盤で結局41王とされるのはそれこそ意味が無いというか、仕方ないことなのですが、
52王の最大のメリットは山崎流などの急戦に対抗できるわけでもあります。
(僕も52王を見たときに、「ああ、なるほど」と思いました。41王より戦える気がします。)

といっても、これはあくまで理由とはいっても、理由になっていないかもしれません。
参考程度にお願いします。
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この回答へのお礼

私も3筋の桂頭攻めにはいいかなー、と感覚的には思います。
やはり、新山崎流への対抗策ということなのですね。

お礼日時:2011/04/12 20:10

逆説的な表現になりますが、どんなメリットがあるのかまだよく分からないので流行しているという意味があります。

また居飛車党は後手番の作戦選択に悩んでいる現状があります。相居飛車の戦型は相矢倉、角換わり、相掛かり、横歩取りの4つが主流ですが、どれも後手が苦労している。だから後手番居飛車党としては横歩取り▽5二玉の可能性に期待を掛けたいわけです。横歩取りは後手が誘導しやすい戦型でもあるからです。先手居飛車党が横歩取りを回避するには初手▲2六歩しか無いのです。
相居飛車の後手番の基本戦略は、間合いを図ってどういう形で先手に手番を渡すか、先手の着手を見てから、後だしじゃんけんで優位を得るかといったことになります。
単純に早いもの勝ちの勝負にしては後手は勝ち目がありません。そういう基本戦略に基づいて後手一手損角換わりといった戦型も生まれた。角換わりのようで角換わりでない。横歩取り▽5二玉型も後手一手損角換わりに似た意味もあるのです。▽5二玉~▽4一玉と迂回して後手が一手損したように見える。しかし先手に▲1六歩▲1五歩の二手を指させているわけで単純な一手損でもない。この2手は本当に2手の価値があるのだろうかという疑問があります。もし2手が無駄手なら後手が逆に一手得しているともいえる。名人戦第一局でも▲1六歩▲1五歩が2手の価値があったとも思えません。結果は先手の森内挑戦者の勝利に終わりましたが、これも▽5二玉が良かったのか悪かったのかよく分かりません。羽生名人は▽4一玉でなく▽2三銀としたが、▲3六歩と突かれて▲3五歩▲3四歩を許せない後手は無理矢理動いていかざるを得なかったが、どうも後手ちょっと苦しい気がします。この将棋で結論が出たのかどうかも私には正直分からないのだけど、後手としては▽5二玉にメリットがあると信じて模索しているということなのかなと私は解釈しています。回答になってないかも知れませんが、これで勘弁してください。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。「どんなメリットがあるのかまだよく分からないので流行している」というのはおもしろいですね。

お礼日時:2011/04/10 16:15

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