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子供は親の遺伝で顔が決まると思いますが、遺伝子は年月と共に変わる(転写する)と聞いたことがありますが、いつの遺伝子が子供に遺伝しますか?

例えば10代は一重だったのに、いきなり20代で二重になった人の子供は、どっちの遺伝子をもって産まれてくるのでしょう?

また、このように途中から二重になった人は、もともと二重遺伝子をもっていたのでしょうか?

教えてください。

A 回答 (2件)

細胞内の遺伝子は基本的に変わりません(免疫系の一部の細胞は例外)。


「転写」とはDNAに書き込まれている情報の一部がmRNAに移される現象のことです。
分かりやすく言いかえると、「資料室(核)においてある設計図原本(DNA)から仕事に使う部分だけを紙(mRNA)に書き写して資料室の外に持ち出す」ということです。
資料室(核)にある設計図原本(DNA)は能動的に書き換えられるということはありません。

>いつの遺伝子が子供に遺伝しますか?

遺伝子は基本的に変わらないので、「いつのでも同じ」といってもいいかと思いますが、これはやや不正確です。
細胞は分裂時に複製ミスを起こす可能性とそのミスの修復ミスを起こす可能性があり、また紫外線や発がん物質の摂取でDNA変異を起こす可能性があります。
しかしその変異が必ずしも遺伝するとは限りません。

多細胞生物は発生後しばらくすると(胎児の初期段階)、細胞が体細胞系列と生殖細胞系列という2つの系列に分化します。
体を作る細胞は体を作る細胞のまま、精子や卵子をつくる細胞も精子や卵子を作る細胞のままです。
どういうことかというと、放射線を浴びたり発がん性物質を摂取したりして、体細胞の一部が遺伝子変異しても、その変異は次世代に受け継がれないということです。
次世代へと遺伝するためには生殖細胞系列で変異がおきる必要があります。

だから正確には「受精した時点で精子もしくは卵子が持っている遺伝子」が遺伝します。


>例えば10代は一重だったのに、いきなり20代で二重になった人の子供は、どっちの遺伝子をもって産まれてくるのでしょう?

10代一重の人は生まれたときから死ぬまで一重の遺伝子です(二重になる理由は後述)。
そして二重の遺伝子のほうが優性なので、一重の人の結婚相手が二重(優性ホモ接合)なら、子供はほぼ100%二重になり、二重(ヘテロ接合)なら50%、一重(劣性ホモ接合)なら0%(一重100%)となります。


>もともと二重遺伝子をもっていたのでしょうか?

いいえ、年とともに二重になるのは「脂肪の垂れ下がり」であって遺伝子の変化ではありません。
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この回答へのお礼

大変分かりやすい説明ありがとうございました。

複製・転写の仕組みがすごくわかりました。

遺伝子は変わらないのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/21 20:01

元々腫れぼったい奥二重だったのが、20歳前後で腫れぼったさがとれて二重になりました。


女性ではわりによくあることだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。私の周りで、途中から二重になる人が結構いたので、気になりました。

成長と共に変わるんですね。

お礼日時:2011/04/21 14:22

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