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猫が生きている、あるいは死んでいる、と確定されるのはどの時点でしょうか?

A 回答 (39件中21~30件)

 あなたがどのような応えを望んでいるのか、今一つわからなかったので、今まで発言しませんでしたが、真面目に考えた解決法を示せとの趣旨の応答があったので、発言します。



 以下は、自分が物理学だと思っている範疇での話です。

 シュレーディンガーの猫はもともと、コペンハーゲンの確率解釈につながるシュレーディンガー方程式を提出したシュレーディンガー自身が、方程式の結果である確率解釈に納得できなくて言い出した、物理上の思考実験です。なので状況設定は、あくまで単純化された物理実験そのものであり、猫の死亡カルテなどは不要です。量子確率に従ったβ崩壊で、飛び出した電子が電子検知器に捉えられたら、その瞬間に致死量の青酸ガスが放出され、猫は確実に死にます。これは実験を明確化する仮定なので、邪悪なレトリックでも何でもありません。そして箱は完全な「絶縁体」です。音や光どころか、重ささえ測定できないという制限もあります。つまり、箱の蓋を開けるまで、猫の生死は測定できないのです。そのような仮定に基づいた話です。

 コペンハーゲンの確率解釈が出た時点で、物理学者が悩んだのは、状態の重ね合わせでした。β崩壊する原子は、崩壊が観測されるまで、「崩壊した/しない」の重ね合わせ状態になります。しかしそんな事は考えられませんでした。もしそのような事が可能なら、人間の観測とは無関係に存在するはずの物理対象を扱うのが物理、という素朴実在論そのものが崩れるからです。そこで物理学者が選んだ道は、ミクロの系では状態の重ね合わせは起きるが、その結果(β崩壊の電子の放出)が巨視的マクロな系(測定器)と相互作用した時、状態の重ね合わせは、どちらかに収束するというものでした。これが、シュレーディンガーの波動方程式の確率波束の収束です。

 しかし巨視的でマクロな測定器だって、シュレーディンガー方程式に従うはずです(猫も)。β崩壊する原子も測定器も(猫も)、同じく量子力学(シュレーディンガー方程式)に従うならば、じつはミクロとマクロの境界など、どこにも無いのだよ、という事を象徴的に示したのが、シュレーディンガーの猫の思考実験です。

 ここまでの大勢の意見では、猫の死亡カルテは無視しますが、蓋を開けた時が観測成立という意見だと思いますが、本当にそうでしょうか?。蓋を開けた時に、猫の生死を確認するためには、猫に反射した光を見る必要があります。「見る」とはなんでしょう?。

 それは網膜が猫に反射した光子を感じる事です。感じるとは何でしょう?。それは、視神経を電子が走る事です。その結果を認識するとは何でしょう?。それは(良くわかっていない)電子網である脳組織が、ある判断を下す事です。詳細に見てみれば、徹頭徹尾ミクロな系です。どこでミクロは、マクロな系に出会ったのでしょう?。

 結論から言えば、シュレーディンガー方程式(量子力学)は、ミクロとマクロの出会いを計算する事はできません。それを明確にしたのが、フォン・ノイマンによる、量子力学の数学の公理化でした。フォン・ノイマン自身は数学者なので、「波束を収束させる公理(仮定)が必要」な事は、余り意識していなかったようです。物理学者に、お前らはこういう事をやってるのだ、と言っただけですから。そこに「量子力学には、意識を持った観測者が是非必要だ!」と思い込んだのは、むしろ物理学者の方です。

 現在この状況を何とかしよう、とする動きは多々あります。その一つがデコヒーレント理論です。

 デコヒーレントは、もはや実在は、素朴実在論に従うような古典的は物体ではない事を認めながら、ミクロの系における状態の重ね合わせをも認めながら、自然のランダム性(これも仮定です)に基づき、シュレーディンガーの猫は、β崩壊が起こった瞬間に観測が成立するという事を、導こうとしています。そういう控えめなところを、現在の物理は目指してる気がします。

 これが、まっとうな物理だと、自分には思えます。
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No.4ですが。



私は、シュレーディンガ―の猫は、量子力学という宇宙の法則を説明する
理論のための仮定の一つだと思うんです。
猫を人間、箱を宇宙と考えると、
なぜ、人間の自由を奪い、死>生という確率的に、死が優先する世界で考えるのか?
私たちの宇宙は本当にこんな世界なのか?
しかも、生死の確認は、この世界にはいない者。
だから、ものすごく限定された、宇宙等説明できない設定だと思い。
最初から、死んでいると言ったのです。
でも宇宙がこの理論で全て説明できるなら、少し寂しい気がする。
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自分の意志で生命維持が出来なくなった時かな。




No.16様、thanks,me too.
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すまんが追記【スパゲティをスプーンで食べる方法は?】


みたいな質問だから【フォーク使え】的な答が多いんだよ
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どの4通りか知らんがそれで答が出るなら


考案した4人が解決してるか結論まで待て

【猫が死ねばその猫がわかる】事実じゃんか
外野の人類が決めねばならない必然が無い
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箱の下へ重心の測定器を敷設して、


猫の動きの有無を外部から知り得ないでしょうか?
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ずっと考えていたんですが、めんどくさくなったので


俺の結論を出します。(パロディー抜きです)

1 あくまで理論上の設定なので猫は生きていないし
  死んでもいない。

2 猫は箱の中に存在しない。(逃げた)

3 猫は青酸ガスに耐性を備えていた。

4 実験者が先に青酸ガスを吸って死んでいた。
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猫を呼んでも返事をしなくなった時。


猫が動き回る振動が感じられなくなった時または
死の直前に起こる痙攣を感じた時。
猫の体温を感じなくなった時。
猫の寿命を迎えた時。
猫が夢枕に立った時。
以上の時に、猫が死んでいるのでは、と創造しました。
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 こんにちは。



 猫の状態を確認する前に
 ★ 猫が生きている、あるいは死んでいる、と確定されるのはどの時点でしょうか?
 ☆ という問いであるとしたら 答えはこうです。
 
 ○ その猫との観測者一人ひとりとのかかわり方――愛情や憎悪あるいは冷淡や無関心――によって決まると思われます。
 ○ 冷淡や無関心であった観測者の場合には 猫はいつまで経っても死なないのではないかと推し測られます。単純な推測ですが。
 ○ 一般に観測者が猫の冥福を祈ったときに猫は死ぬでしょう。

 とわたしは考えましたが おそらくこういうふうにこの問いを考える人それぞれによって 或る程度は違った答えが出されるかも知れないと思います。
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シュレーディンガーの猫を閉じこめている「箱」という名称がいまいちなんですよね。

。。

どんなにがんばったところで、猫が死んでいるか生きているか分からないような「世界」という名称の方が、よっぽどか理にかなっている。。。

エックス線などを使っても中を見ることができない(光・電磁波が通過できない)、聞こうと思っても聞こえない(音が通過できない)、死後に霊が抜け出すとしても、抜け出した霊すら通過できない、テレパシーを使える人がいたとしても内部と通信できない。。。etc,etc...

早い話、「この世」に対する「あの世」であって、死んでからも行くことのできない「世界」に閉じこめられた猫なんですよね。いや、あっちの方が「この世」でこっちの方が閉じこめられた「あの世」かもしれない。。。
「この世」のことを、物理の分野では「時空連続体」という用語を使うことがあるようですが、「シュレーディンガーの猫のいる世界」と「この世」とは「時空不連続帯」にて区分されているということです。

ようするに、「シュレーディンガーの猫のいる世界」は、存在しても存在しなくても「この世」には何の影響も与えないということです。

もし、「シュレーディンガーの猫」の生死がわかるとすれば、それは、二つの世界を分ける「時空不連続帯」が消え去って一つの世界にくっつくときです。その時点以外にはあり得ないでしょうね。。。
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