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ファイナンスリース取引でいうところのフルペイアウト
とは、具体的にはどのようなことをいうのでしょうか?
特に、自己所有している場合に得られるであろう収益の
全てとは、どういうことでしょうか?

A 回答 (1件)

フルペイアウトとは、自己所有とした場合に得られる経済的利益のほとんどすべてを享受することができ、かつ、の使用に伴って生じるコストのほとんどすべてを実質的に負担する場合のことです。



因みに、収益ではなく「経済的利益」であり(収益として売上等にならないものも含まれるため)、全てではなく「ほとんど全て」です(全部ではなくてもかまいません)。


具体的には、例えば10年使えるコピー機をリース期間10年でリースした場合、そのコピー機を使えるのはその借手だけです。したがって、コピー機から得られる便益は買ってきた場合と同じになります。しかし5年だけリースするとすれば、5年は他の人が使うことになりますから、便益のうち5年分は他者が享受することになります。
前者のリースと、購入した場合が、経済的実態は同じであるということは分かると思います。


因みに、コストを負担する場合も、例えばリース料総額のうち元本相当額が100万円だったとして、見積り購入価額が100万円であればコストを実質的に負担することになりますが、見積り購入価額が500万円であれば20%しか負担しません。
この場合も、前者のリースと、購入した場合が、経済的実態は同じであるということは分かると思います。
このコストには、この例では取得価額のみですが、実際には維持管理費等や陳腐化に伴うコストも含まれます。
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この回答へのお礼

いつも、懇切丁寧かつ論理明快な回答をありがとうございます。
とても、具体的でよく分かりました。

お礼日時:2011/05/02 12:37

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