
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
>マリア様信仰はキリスト教がゲルマン民族に布教する際に地母神と重ねやすいために利用された
誰ですか?
こんなデタラメを言うのは。
キリスト教におけるマリア信仰は、キリスト教初期のローマ帝国内に始まります。
ギリシャ・ローマ神話、エジプトの女神、などが元になっています。
ゲルマン人の地域への布教時は、アリウス派が初めに布教しました。
アリウス派では、マリア信仰は存在しませんので、ゲルマン人への布教のために利用したというのは誤りです。
(アリウス派においては、キリストは人間ですから、聖母という考え方はありません。)
当初カトリックは、ゲルマン人への布教に熱心ではなかったため、アリウス派がゲルマン人への布教を積極的に行います。
スペインで、マリア信仰がさかんになるのは、グアダルーペ信仰の拡大によります。
グアダルーペは、スペインのエストゥレマドーラ地方のグアダルーペ村の名前で、そこでは、褐色のマリアを信仰の対象としていました。
褐色のマリアは、中世にもたくさんあり、元は、ローマ帝国内で流行したエジプトのイシス信仰によるものとされています。
スペインの王となったカトリック両王が、グラナダ攻撃の途中でグアダルーペ村のマリア像に、戦勝を祈願したところ、褐色のマリアがスペインの勝利を預言し、その結果どうりにグラナダが陥落し、全スペインが統一されたことに始まります。
そのため、スペイン国内で、マリア信仰が、拡大します。
それを、イエズス会が、メキシコでの布教に利用します。
スペインがアスティカを制圧すると、イエズス会は、アスティカの女神コアトリクエの神殿に教会を建て、コアトリクエとマリアを同一視させるようになります。
コアトリクエは、アスティカの主神ウイツィロポチトリの母親でしたので、キリストを生んだマリアと一体化させたのです。
さらにそこで使われたグアダルーペは、メキシコの人達と同じ褐色の肌でしたから、メキシコ人がより一体化させやすくなっていました。
そのため、メキシコでは、褐色のマリア信仰、グアダルーペ信仰が極めてさかんになり、イエズス会は、褐色のマリア信仰を、他のアメリカ地域でも、積極的に広げるようになります。
そのため、新大陸において、マリア信仰は、急激に拡大し、それが、スペインへフィードバックされ、スペインから他のカトリック圏へと波及することになります。
現在メキシコ市のグアダルーペ寺院は、アメリカ大陸最大の巡礼者を集めています。
特にイエズス会が、新大陸におけるカトリックの勢力拡大という実績により、カトリック内で最も勢力を得ると、イエズス会によるマリア信仰も、カトリック内で圧倒的主流になってゆきました。
ルターによるマリア信仰の否定は、聖書への回帰という面のほかに、カトリックの勢力拡大の否定という面もありました。
>「ドルイド教」とは、霊魂崇拝の原始信仰で、聖なるものは自然の中に宿るとされていました。
ドルイド教とは、キリスト教とケルト人、特にアイルランドのケルト人の土着の精霊信仰が合わさってできたものを言い、キリスト教化される前のケルト人とは関係ありません。
聖パトリックが、アイルランドで布教した際に、用いられた手法で、スペインとは関係ありません。
ただし、イエズス会が、パトリックの手法を真似て、アスティカでの布教をした可能性はあります。
No.2
- 回答日時:
http://ir.bliss.chubu.ac.jp/cgi-bin/retrieve/sr_ …
マリア信仰は、キリスト教世界では普通のことだった
1492年 レコンキスタ終了
16世紀 プロテスタントによるマリア信仰(≒偶像崇拝)否定
19世紀 カソリックにおけるマリア信仰の高揚
1 マリア信仰におけるドイツの特性
要は、ルターがマリア信仰を一生懸命否定したわけで、その否定の本拠地がドイツ
2 マリア信仰におけるスペインの特性
現状のマリア信仰は、19世紀になってからの傾向であり、15世紀以前とは基本的には関係ない。
3 イスラムにおけるマリア信仰
マリアじゃないけど
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1% …
ファーティマを特別視する、シーア派はいるものです。
改宗の場合、似たような宗教への改宗もあれば、似てない宗教への改宗もあります。
イエスは神ではない、最後にして最大の預言者がムハンマドであるというのがイスラームの宗教教義です。それまで 歴史上の多くの預言者の中の一人だった イエスを 急に 神だ!というのは 無理が強いと思う
マリア信仰は、キリスト教世界では普通のことだった
1492年 レコンキスタ終了
16世紀 プロテスタントによるマリア信仰(≒偶像崇拝)否定
19世紀 カソリックにおけるマリア信仰の高揚
1 マリア信仰におけるドイツの特性
要は、ルターがマリア信仰を一生懸命否定したわけで、その否定の本拠地がドイツ
2 マリア信仰におけるスペインの特性
現状のマリア信仰は、19世紀になってからの傾向であり、15世紀以前とは基本的には関係ない。
3 イスラムにおけるマリア信仰
マリアじゃないけど
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1% …
ファーティマを特別視する、シーア派はいるものです。
改宗の場合、似たような宗教への改宗もあれば、似てない宗教への改宗もあります。
イエスは神ではない、最後にして最大の預言者がムハンマドであるというのがイスラームの宗教教義です。それまで 歴史上の多くの預言者の中の一人だった イエスを 急に 神だ!というのは 無理が強いと思う
No.1
- 回答日時:
推測なので、参考程度にお考え下さい。
聖母マリア信仰の起源は、特に「ケルト人」達の地域信仰として根付いていた「地母神信仰」と深い関係があります。
「ガリアの地」(今のフランスを中心とする地域)がキリスト教化されるのは4世紀です。
それ以前は、この地には「ケルト人」が住んでいて、彼等は土着信仰とも言われる「ドルイド教」を信仰していました。
「ドルイド教」とは、霊魂崇拝の原始信仰で、聖なるものは自然の中に宿るとされていました。
古くから人々は、大地の中から生き物(特に穀物)が絶える事なく生まれ、且つ消えていく事をみて、この命あるものを生み出し且つ飲み込んでいく大地の力と、女性の持つ子供を産み育てる神秘的な力とを同じものとして崇めてきました。
その具象化が「地母神」と総称される女神達です。
その後、キリスト教が現れ、大地母神が聖母マリアに結びついて、聖母マリア信仰となったと考えるのが、最も一般的な説となっています。
そして、スペイン民族の先祖として定義されているのは、紀元前900年頃、ヨーロッパ中部(つまり今のフランスです)から侵入してきた「ケルト民族」とアフリカから侵入してきた「イベロ人」との出会いによって生まれた「セルティベロ人」とされています。
となれば、「セルティベロ人」にも「ドルイド教」の影響が残っている事が予想され、その為にスペインでも、大地母神が聖母マリアに結びついて、聖母マリア信仰になったのではないでしょうか?
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