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原発事故による放射線による人体への影響が日々報道されてますが、放射線が人体へ及ぼすことは害しかないのでしょうか?例えば(人ではなくても)治癒力が高まるなど被曝量によっては利点が多少あるといったことはないですか?被曝を避けられない、あるいは被曝してしまったという場合に少しでも希望が持てればと思い質問致します。詳しいかたがいらっしゃいましたら回答お願いします。

A 回答 (3件)

こんにちは


そうですよね。悪いことばかりでなくほんの少しでも良い面が有れば良いのですが
放射線と申しますのは 両刃の刃と言われています。良い面もあれば悪い面もあると言うことですが、
悪い面の一つに悪性腫瘍の発症があります、その一方で放射線は悪性腫瘍を治癒させる能力を持っています。

悪影響
悪性腫瘍の発症は被曝線量が増加するにつれて発生確率も増加する線量・効果関係に比例関係が認められます。このことは放射線の影響による発癌には閾値が無いと言うことを示しています。

正常な細胞に放射線を照射致しますと直接に細胞内の標的(放射線に対して敏感な部分)に一定以上のヒット(放射線エネルギーの吸収)が標的内に起こると致死作用が起こるとする説を直接作用と言いますが、もう一つ細胞に直接作用するのでなく細胞周辺の水に放射線が作用した結果、生成された遊離基が細胞に作用して障害を与える間接作用とがあります。放射線によって生成された遊離基は極めて反応性に富みます。どちらも悪影響です。放射線が持続して照射されますと、この現象が持続することとなります。大量の線量を被曝した場合、死滅する細胞が多くなります。
この現象は低線量の持続的な被曝で効果が大きくなると言われます。

良い効果
放射線の生物に対する利用 悪性腫瘍の治療
放射線のがん治療について(がん細胞を死滅させる)
がん細胞は正常細胞に比較し、若干感受性が高いと言われています。又、放射線の影響から回復する時間がより必要となっています。放射線照射によるガン治療はこの回復時間の差をうまく利用して、極力正常細胞に照射を避けて行う治療法です。
100個のがん細胞と100個の正常細胞が存在しているとき、ある線量を両者に照射します。すると、がん細胞も正常細胞も照射によって減少しますが、快復力によって両者とも細胞数が再び増加してきます。ところが、正常細胞が70%回復したときがん細胞は50%迄しか回復していないのですね。この時点で再度放射線を照射します。すると再び、両者とも減少します。そして回復と繰り返すのですが、この照射と休止を数回繰り返すことにより、正常細胞を死滅させないで、がん細胞のみを死滅させようとするのが放射線によるガン治療です。
放射線を上手に使うことによって悪玉のガンをやっつけることが出来るのですね。

この有利な点と言いますのは、前述のようにうまく利用できる条件が揃っていることや、人体に放射線を当ててその個人の受ける損失よりも利益が大きいことが求められます。

ところが、前の方も述べていられますが、今回の放射線は全く悪性細胞・正常細胞の区別無く、又老若男女関係なく照射されることになります。特にこれらの放射線は持続して長期間にわたり照射されますので、閾値のない発癌の危険性が危惧されているのですね。

放射線の急性障害には閾値があります。ある程度の被曝線量があった場合に急性白血病だとか、リンパ球減少症とかを発症するのですが、そこまでの線量は原子炉近辺でなければ考えられません。

ここで、閾値のない発癌だとかは晩発性の障害でして、将来発生すると予測はされるけれども必ずしも100%発生するものではないと言うこと、そして仮に発症したとしてもその悪性の腫瘍が今回の原発事故による放出放射性元素によるものであると説明できる根拠は無いことが、今後憂慮されることです。政府は直ちに影響は出ないと、発表しています。将来については言及できません。言えないのです。

余計な話を付け加えましたが、放射線ホルミシスというのはかなり古い考え方でして、弱い放射線は体に良いとか言う時代が確かにありました。一例を上げれば弱いX線を水虫の部位に当てると治癒させることが出来るということで、そのような低エネルギー照射用の装置もあったと思います。しかし、そのようなことは現在は否定されています。

放射線は様々な分野で利用されています。ジャガイモの発芽を抑えたり、科学的な分析をしたりと、その利用分野は広いのですが、生物学的に医療に利用する場合を除いては、目的のない、無用な放射線被曝は利益となる部分は無いと言っても過言では無かろうと考えます。このことから、僅かであっても無用な被曝は避けるべきです。
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今回の事故のような被曝線量が低い状況での,有害性はいまだはっきりとしたデータがないのが現状で,推論仮説でしか想定できていないのが現状です。


たしかに,低線量の放射線で免疫力が高まるというホルミシス仮説はあります。ウィキにも載っていると思うので,興味があれば調べてみてください。
質問に対する回答としてホルミシス仮説を上げますが,ただ,このような不安,不自由な中で,このホルミシス仮説を出してくるのは「低線量でも放射線はすべて有害である」と断定する論調よりも不適切だと思います。誰しも望んで被曝しているのではないですから,こういう仮説があると言っても決して希望にはならないと思います。質問者さんの知識として留めていただきたいと思います。
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放射線はDNAを壊します。

 それが、最悪 間違ったDNAが増え・・癌化したりするわけです。

しかし、・・絶対になる・・ものでも無いところがあるので。浴びた量によっては危険となるわけですね。

でも、短時間に多量に浴びると かなりのダメージで。 細胞自体の再生力などなくなり・・・・急激に死に向かうことになります。

なので、放射線からは
遮蔽
距離
時間
の3原則で身の安全を保ちます。
たしかに、ガン治療に放射線を使ったりしますが、かなりピンポイントで射撃する感じで癌細胞を攻撃するので。
広範囲に影響が出ないのです。

今まで聞いたなかでは、治癒力が高まる・・のは聞いた事がありません。
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この回答へのお礼

お早い回答ありがとうございます。当方放射線に対する知識が乏しい為DNAを破壊するというイメージは薄かったと思います。勉強になります。ありがとうございます

お礼日時:2011/05/31 01:22

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