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本を読んでいて
・神様には御神体という依り代がある
・神社には複数の神が祀られていることがある
ということはわかったのですが

例えば主祭神AのほかにB,Cという神様をお祀りしていたとして
Aのご神体は木、B,Cはのご神体は鏡や剣などで本殿の中にある
ということもありえるのでしょうか?

また、一柱の神様に対してご神体が複数あることはありますでしょうか(木と鏡など)
逆に複数の神様がひとつの物をご神体とすることはあるのでしょうか?

とんちんかんなことを聞いていたら申し訳ありません。
詳しい方、ぜひ教えてください。

A 回答 (2件)

これらに関してはけっこう曖昧なものだと思います。

定義などを掲げる人も居ますが、これもあくまでも便宜的なもので、研究者と実行者(神社を守っている神職や住民)の理解には差があります。
御神体は本来神そのもので、古くは山であったり森であったり岩であったりしました。この場合依代となる神籬(ひもろぎ)には石で作った物や、現在でも地鎮祭でお目にかかる榊、その他が使われています。
仏教伝来以降、これに呼応して御神体も神籬から神像への変化して行っています。
また神の子孫を自称する場合は祖神の持っていた持ち物、特に武器類である事が多いと思います。女神の場合は櫛や鏡など。
元祇園社などのように、勧請途中での宿泊所そのものが神社となった場合、この場合は御神体も神籬だったり。宿泊所で使ったものや置き土産など様々。三浦の走水神社はヤマトタケルが置いていった兜ですが、走水神社合祀前の橘神社や川崎の新田神社などのように遺品を御神体としているものもあります。

私は特に気にしていないので、御神体の数については不明ですが、持ち物をまとめて祀れば一人の神様に複数の御神体がある、逆に合祀によって複数の神様の共通の御神体という事もあるでしょうね。
これは実際に一社ずつ確認しなければ判りませんでしょう。
しかし複数の社が連なって居る場合や、複数の神様が祀られているのに祭壇が一つしかない場合も目にしているので、この場合は御神体(依代)も一つしかない事もあると思います。

実際には御神体とご神宝は別のものですから、例えば持ち物が複数残っていた場合でもその中の一つを御神体とし、他をご神宝とすべき所ですが、祭っている間にすべてを御神体と呼称し定着してしまったという事もあるでしょう。これが冒頭で「差がある」と申し上げたことです。

複数の神様を一社の中に祀る場合、相殿(あいどのorあいでん)と呼びますが、この場合でもそれぞれに御神体がある場合と一つの神籬しかない場合があります。

私はその辺に、あまり興味を持たないので、時折気を引かれたときだけ調べていますが、もっと掘り下げれば歴史や新たな発見があるかもしれませんね。

参考図書:「神社」東京堂出版、神社の見方(小学館)その他。(いずれも詳しくは載っていませんでした)
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ご質問の内容から、神社のご神体に関する質問のようですので、


神主様に直接うかがうのはいかがでしょう。
神主さまがブログを書かれています。
コメントの欄にこの内容のご質問をされてみては?

グーグル、ヤフーの検索で
神主 ブログ
と書くとヒットします。

神社のススメ 神主のひとりごと
です。

参考URL:http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/
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