秘密基地、どこに作った?

 以前から異常だとは思っていたのですが、最近ようやく私の父(70代)が「自己愛性人格障害」であると確信しました。とはいえ自己愛性人格障害は他者の言葉など耳を貸さないものであり、現実には病院に連れていく事さえ難しく、治療で歪んだ人格を直すには手遅れに思える高齢でもあります。

 更にアルコール依存症と、それに伴う糖尿病・痛風、60代の時の過度の飲酒による心不全の手術でペースメーカーを入れており、「自己愛性人格障害」+「俺は病人なんだから敬え」という無双状態になっています。

 父の自己愛性人格障害の深刻さは、親戚には縁を切られ、近所の飲み屋では出入り禁止になり、その界隈のタクシー運転手は乗車拒否すべき人物として知れ渡っており、幾つかの病院では(医者に喧嘩を売った為か)診療拒否されているようです。

 母の友人やご近所の方にも失礼無礼な言動をしている為、母の交友関係にも支障をきたし、度々欝症状に陥っています。(年金暮らしという事もあり色々と諦めている様子で哀れであり、しかし父の傲慢さの被害で情緒不安定になって周囲に更なる被害を生むのですが)

 私は男三人兄弟の三男坊なのですが、長男次男が早々に家を出た為、微力ながらも両親の面倒を見ている状況です。幾度か就職を邪魔され在宅で薄給を稼ぐのが精一杯、親の末期を看取るまでの人生は捨てる覚悟でした。放置すれば確実に母親が自殺するか刃物沙汰になるからです。自分の親ですから見捨てるわけにもいかないと思っていたのですが…

 …さすがは自己愛性人格障害といったところでしょうか、糖尿病や痛風などの病症は単なる酒浸りの不摂生によるもので、ペースメーカーさえ飾り程度の意味しかないようです。病院で処方された薬は「気に入らない」という理由でビニール袋一杯分が捨てられていました。病人だと言うのも人格障害特有の嘘や誇張だったようです。

 日常生活でも会話は成立せず罵声と怒声ばかり、、言う事に従っても罵声ばかり、業を煮やして反論すれば屁理屈以下の嘘ばかりで逆ギレし、更に責めれば知らぬ存ぜぬの水掛け論にして「俺は悪くない」の一点張りです。
 6月7月のとある朝方に「肌寒いのが気に入らん」と居間のストーブを焚いていた事もあり、いくら人格障害でも季節まで無視して自分を正当化している様子には呆れました。(多分ですが晩酌の酔い覚めで身体が冷えたのでしょう)

 なんだか愚痴めいた説明になっていますが、これが日常です。

 思い返せば父の定年後からの10年の間、祖母(父の母親)と長男が亡くなったのですが、葬儀の場では早々に酔い潰れて何もせず、遺骨を墓に納める時でさえ「俺は具合が悪いから」と納骨の箸渡しを拒んでいます。親戚の葬儀でも失礼無礼は当たり前で、枚挙に暇がありません。
 「自己愛性人格障害」の事を調べるまでは「こういった性格だからしょうがない」「考えようによっては哀れな人だ」と思うようにしてきましたが、冷静に考えれば考えるほど「これは本当に親なのだろうか?」と疑念が湧きます。

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 これまでは私が間に入らねば父の人格障害の被害は母ばかり被る事になると、カスガイの役割に徹してきましたが、最近では親とは思えない親の為に自分自身の人生を犠牲にする事が馬鹿馬鹿しくもなってきました。

 最近も母が父の暴言の為に友人を一人減らしたと嘆いていて、親の年齢を考えると不幸不遇ばかり繰り返しての老後というのも見るに耐えかねるものがあり、父の馬事雑言の矛先が私に向けられたのを良い機会と、数日前から父の言い草を真似した支離滅裂な馬事雑言をぶつける事にしました(笑)。

 私も男ですからもっと早くに父の捻じ曲がった根性を叩き直すよう歯向かっていればよかったのですが、何しろ自分の親ですから、生まれた時から「こういうものだ」と思い込まされていたのと、私にもそれなりの情けがあったので、徹底した行動を起こす事が出来ないでいました。数日前から容赦無く歯向かうようにしたのも「冷静に考えたらとても親とは思えない親だ」と気付いたからです。

 しかし「自己愛性人格障害」の治療の視点で考えると、同じ事をやり返すというのは正しくない方法のようにも思えます。

 私も相応の歳でこんな生活ですから全うな職に付く事も嫁をもらう事も諦めていますし、そこまでの覚悟をして人生を捨てて面倒を見ているのに傲慢になるばかりの父には積年の恨みも増すばかりです。しかし親と思えないような親であっても自分の親ですから一線を超えるような事はできません。他人様に迷惑をかけず会話が通じる程度に人格障害が治れば父の為にもなる事でしょう。

 しかし70過ぎの父に対して私がショック療法的に怒鳴り返す事を続ける事で「自分がされて嫌な事は他人にしてはいけない事」と教え込めるとも思えません。また自己愛性人格障害の持つ誇大妄想的な自尊心をへし折ってしまう事で別の症状や結果(欝や自殺など)になる事を望んではいません。

 自発的に精神病院に行く事は無いでしょうし、近年は暴力を振るう事も激減しているので(言葉の暴力は激増している)強制的に入院させる事も難しいようです。

 私の場合はしばらく徹底的に父に罵声を浴びせて攻撃し、少しでも反省を促せればと思っているのですが、少しでも甘いところを見せれば「やはり自分は悪くなかった」と自己正当化して増長するのは目に見えていますし、過剰に責め過ぎる事も危険でしょうから、なかなか頭の痛い問題です。

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 長々とした説明になってしまいましたが、質問は以下の2点とします。

●病気さえ盾に取る高齢者の自己愛性人格障害を身内に持つ場合の、効果ある対処方法はありますか?

 他人であれば縁を切れば良いのですが身内だとなかなかそうはいきません。また解決方法も決定的なものは無いようですし、対処できる病院や医者も限られているようでもあります。
 私の例に限らず、自己愛性人格障害からの被害を減らす方法や、改善させる方法、アドバイスなどがありましたら宜しくお願いします。
 (個人的には自己愛性性格障害は若年層と高齢者では別の症例では無いかと感じるところがありますので、中高年・高齢者への対処に限定します)

●自己愛性人格障害の身内を持つ人で、どのような被害に遭われていますか?

 自己愛性人格障害は人格の問題…つまり他人にとっては「そういう人なんでしょ?」で済まされてしまい、無関係の人には実害が理解されにくい症状だと思います。たとえ人格障害と説明したとしても歪んだ性格を受け入れてもらえる筈もありません。
 同じ苦労をなされている方がどれほどいるのかわかりませんが、どのような状況でどのような被害に遭われているのか吐露してくだされば、それが何かの参考になるかもしれません。
 他での被害や実情をよく知らないので、愚痴でもなんでもあれば宜しくお願いします。

A 回答 (4件)

うちの亡き母が自己愛性人格障害(以下「自己愛」)でした。

兄もです。

●病気さえ盾に取る高齢者の自己愛性人格障害を身内に持つ場合の、効果ある対処方法はありますか?

心を鬼にして距離をとるしかないです。あなたは自分自身の人生を生きることに集中すべきです。(1)家を出ること。(2)経済的・心理的に独立すること。ご自身の経済基盤を改善し、自活できるようにすべきです。お母様が同意するのであれば、お母様をひきとるのも良いでしょう。ただ、自己愛の配偶者はしばしば共依存になっていて、引き離すのが難しいことも多いので、その場合は、まず自分だけでも家を出て自活できるようにしましょう。

●自己愛性人格障害の身内を持つ人で、どのような被害に遭われていますか?

子供の頃から、心身の暴力は当然のこと、こっちの人間関係も破壊してきます。兄は理不尽なことをいって資産も奪おうとします。なにより辛いのは、自己愛のいる家族で育つと、自分自身も自己評価が低くなり、人間関係の「当たり前」がわからなくなることです。私自身も対人関係上に問題を抱え、生活に困難をきたしてきました(自信がもてないなど)。長年苦しみ、カウンセリングを受け、改善に勤めてきました。

ただ、自己愛の家族から、経済的・心理的に独立し、距離をとることで、被害を最小限にとどめられるようになりました。母が生きていたときは、あまりにも理不尽なことを続けてきたときは、しばらく連絡をたっていました(そうすると反省したようで、少しマシになりました)。兄とは現在も直接会話はしません。理不尽な要求には、弁護士をたてて、法の力を借りてはねのけています。

「共依存」という言葉を知っていますか?自己愛の家族を持つと、共依存状態になりやすいです(私はそうでした)。ですので、この共依存を断ち切ることが重要だと思います。とにかく、(1)自分自身が自己愛性人格障害者から、心理的・経済的に独立し、(2)家を出て距離をとることです。自己愛の為に生きるのではなく、自分自身の人生を生きることに集中してください。
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質問者様のお話を読みながら、胸が痛くなっています。


同じくらいの年齢、同じような状態の父を持つ者です。
さぞやお悩みの事とお察しします。

質問者さまのお父上と、私の父との大きな違いが有ります。
それは、「印象=見た目」
父は、軽い付き合いだと、とても優しげで、穏やかな人物のように映ります。
また、人前だと、余程、母や私の事を気にかけているような態度に出ます。
それもまた、父の嘘なのですが、親戚はすっかり騙されています。
そして、日常的に精神的被害を受けている母は、とても我儘放題な人に。
そのため「親戚と言う名の他人」からは、真の加害者(=父)が被害者に見えるらしく、
母と私は加害者として扱われています。

私もまだまだ未熟で、そのように思われることが嫌で、また、解って欲しくて、
親戚と言う名の他人たちに、何度も何度も本当の父の姿を説明するのですが、
全く取り合ってもらえないどころか、訴えている私の事を悪くさえ思われるという失敗をしました。

父の性格の事が、本当の意味で解っているのは、同居している母と子供である私、
それと長時間一緒に過ごしていた昔の仕事仲間だけだと思います。
仕事仲間は他人です。ですので、その時(仕事)を流せれば、後はつき合わなくて良い。
実際、父には、友人が誰一人いません。70年以上も生きてきて、友人が1人も居ないのです。
転勤などで初めて訪れる地では、最初は釣りやゴルフなどにも誘ってもらえるのですが、段々とお誘いが来なくなります。
そのことだけでも父の性格に問題が有る事がわかる気がします。
その孤独感も加勢するのか、嫌がる母を執拗にコントロールしたがり、母が言う事を聞かなければ逆上します。
その傍若無人な態度に、私が母をかばい楯突く⇒父がますます私を嫌う、という構図が出来上がってます。

情けない父の事を長く書き過ぎてしまい、字数が限られてきました(^^;)

素人考えではありますが、基本的に70を過ぎてから治す事は無理だと思います。
かといって、私の中で、長年蓄積された不満から、
病気だから受け入れなければ、とか、高齢なのだから、とか、父親なのだから、とか、
そういう心の余裕も、愛情のかけらも有りません。また、何より母が犠牲になるのは、もっと見たくありません。

つい最近、父のもとから母を連れて出ました。
原因は、母が救急車が必要な時に、父が母に対してネグレストしたからです。
父は「(私から)夫婦仲を壊された。全てお前のせいだ!」と怒鳴り散らしますし、
親戚と言う名の他人たちにも、散々私の事を悪く言っている様子ですが、
大病を患い、余命が解らない母の長年の希望を叶える事を選びました。
母は今「幸せだ」「良かった」と心穏やかになりつつあります。

私は、親戚と言う名の他人からは「親不孝者だ」とかいろいろ言われているようです。
本当の事を何も知らない目から見ると、父の現在の状況は可愛そうなのかもしれません。
しかし、それが父の人生の集大成なのだから仕方有りませんね。

夫婦や親子だからといって、無条件に愛情が湧くものではなく、
やはり「人(心)と人(心)のつながり」であり、
それは、長い時間をかけた積み重ねで、結果、どうとでも変化していくものだと思うのです。

私も初めは、自分の父に対してしている事(楯突いたりする事)が非道だと感じ、
自分を責めたり、我慢をし続けましたが、結局ストレスから身体を壊しました。

質問者様も、あまり気負わず、自分の幸せを最初に考えてみたら如何でしょうか?
大げさですが、今度の私のした事(=母を連れて父のもとから逃げた)で、
親戚からは総スカンを食らったかもしれませんが、私の人生に係る総人口の比率からすると少ないもの。
今、遅ればせながら、母と私は幸せな人生をスタートさせました。
質問者さまも、早く呪縛から逃げ出せる事を陰ながら応援しています。

長文失礼しました。
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お礼、拝見しました。



一番悲しい熱情とは憎悪である (Benedictus de Spinoza)
私はバリデーションの1つ方法をゆるやかに応用した
ある一言で彼の心の扉が
開かれるのではないかと思いましたが質問者さまは
限りなく反論あるいは攻撃したくてしょうがないようですね。
そのおもいの本質というか正体は何なのでしょうね、まぁ、
行間から読めますがそれはともかく、
彼の心の扉を開く鍵は1つではないということを
お伝えしておきたいと思います。

どのような人にも痛みや弱さがあります。
人格障害は複合的であるケースが多々ありますので、
現場では、やわらかアタマ・しなやかハートで
応用・援用が必須になりますね。

決め付けないで、進めてください。

弱者は決して許すことができない。
許しとは強者の態度である。 (Gandhi)
私なら、日々、プラスのストロークを積み重ねる
ところから始めてみるかもしれません。それで、
機会をみて彼の心が喜びの情で満たされるような質問を
繰り返しながら、彼の悲しみの扉と弱みの扉を開ける鍵を発見してみたいです。
(職場などでのNPDの人向けの対応の1つとして私は
揚げ足取り的な褒め殺しストラテジーを推奨していますが、質問者さまの文面から、
この戦略をストレートに彼に適用するには無理がありそうですね。ある程度の
前提のプロセスが要るでしょう)

質問者さまに私の好きな言葉を贈ります:
人が希望に至るのは絶望に導かれてです。 (ラ・ファイエット夫人『クレーヴの奥方』)
人間、生死の淵に立ったときは皆、天才になるものです。 (『豪華客船ゴライアス号の奇跡』)
質問者さまは絶望していませんし、
生死の淵に立っているのでもありませんが……希望に至り、
天才になって、彼を人格障害から救い出してあげてください。

以上、五月蠅くて、ごめんなさい。
愚にもつかぬことをと、お怒りでしょう。
素晴らしい回答があるといいですね。

彼を救うことで、質問者さまも救われますね。
祈ってます。

この回答への補足

>obrigadissimo様
 お礼と補足が入り乱れたレスポンスになってしまいましたが改めての御礼を。
 No2の回答を幾度か読み返し、改めてNPDについて調べなおし、ようやく自分も二次的なNPDのような感じの返答をしていたと気付きました。行間からにじみ出ていますよね。見当違いの返答ばかりで、さぞガッカリなされた事と思います。申し訳ありません。

 自己愛性人格障害を身内に、特に一家の長である人物だった場合、それは第三者には理解できない程の暴力的な不条理となります。

 例えば先日も、父が何事か言い、「○○って言ったよね?」と確認すると、烈火の如く「言ってない!」と本気で怒鳴りました(笑)。バリテーションの第一段階から失敗です(笑)。とはいえ認知症の兆候は見受けられず、どうやらNPDの自己正当化の為の嘘が強固になったものだと思われます。
 これは別に極端な例ではなく、父は既に高齢であり、外界との接点もNPDが原因でほぼ失い、家庭内で自身を誇示出来ればNPD由来の不安を緩和出来るからだと推察しています。しかし私も高齢の母も父の暴言のサンドバックとして生きる事は既に限界に達しています。

>質問者さまは絶望していませんし、
 正直に申しますと、絶望したから質問を立てました。
 NPD被害者に出来る事は逃げる事のみというのが定説になっているようですが、逃げる前に、または逃げる事が困難な場合、どうすべきかという参考情報が欲しかったので当事者の体験談があればと思っていたわけです。

 しかし回答を読み返しているうちに自分自身にもNPDの兆候がみられ、その事実を自分自身がうまく理解できなかった事は、本件に関する視野を広げる発見でした。
 2度にわたり回答していただけなければ、気付かぬまま苦悩していた事でしょう。

 …お礼を書きたいのに、どうしても愚痴めいた乱文になってしまい申し訳ありません。
 まだ問題解決の糸口さえ見えませんが、少しだけ現実的に物事を考える余裕ができた気がしています。

補足日時:2011/09/01 05:09
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この回答へのお礼

 レス有難うございます。
 もし私の文章でご不快な思いをされたのでしたらお詫びします。NO1の意見は間接的ではあれど大変参考になるもので、その当方の謝意が伝わり難い文章だったようで、本当に申し訳ありません。

>「現場では、やわらかアタマ・しなやかハートで応用・援用が必須」
 これは10年ほど実践してきました…。
 私自身はNPDである父を適度に受け流す事は出来るのですが、父同様高齢になった母にとっては色々と身体を壊すほどのストレスになっており、私自身も父のNPDを治す事だけに人生の全てを費やすわけにもいきません。私の知る範疇でのトラブルはどうにか被害を抑える事も出来るのですが、私の関わりの無い両親の交友関係で起きる被害はどうにもなりません。父からの被害を受けて縁の切れた相手がゆっくり確実に増えるばかりで、これが大きな問題となっています。
 また私も感情のある人間なので、NPD被害にいつまで冷静に対処し続けられるかという不安もあります。質問に書いたようなNPDへの反撃も現実的な落としどころを模索しての事ですが…なかなか難しいですね。

 ガンジーの言葉は正にNPDにふさわしい言で、NPDである父の根底には「弱さ」があります。弱さを否定するため・自己肯定するために周囲に言動での暴力をふるうのでしょうし、その相手がいなければアイデンティティーも失ってしまう不安もあるのでしょう。他者を蔑み貶めなければ自我を維持できないのでしょうから。

 そうであればNPDの改善には「NPD本人が強くなる事」しかなく、その誘導にはバリテーションに類した方法が有効かもしれないですね。

 obrigadissimoさんの回答のおかげで、幾分硬直した私の思考もほぐれ別角度から考えるヒントを頂けたように思います。
 頂いた回答を何度も読み返し、また教えて頂いた事を深く調べ、問題解決に生かせるよう勤めたいと思います。

お礼日時:2011/08/18 19:48

NPDの研究をされているようですが、どのようにして、


彼がなぜNPDになってしまったのかを、もっと研究してみませんか。
NPDの人への対応法も、もっと研究してみてください。
それと、
バリデーションで検索して
鋭く深く研究して、
応用、援用してみてください。

機会がありましたら
曽野綾子さんの『絶望からの出発』を読んでみてください。
直接NPDには関係のある内容ではないのですが
多くの示唆があります。
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この回答へのお礼

 回答ありがとうございます。

 NPD(=Narcissistic Personality Disorder=自己愛性人格障害)については「研究をしている」のではなく「被害に遭っている」ので、なかなか精神医学的・客観的に判断する余裕は無いというのが実情です。

 父がNPDになった原因を遡れば幼少期(5~6歳頃?)に戦争で祖父(父の父親)を亡くした事でしょう。戦後日本では戦争に負けた軍人とその家族への風当たりが強かったそうで、父も少しばかりはそういった苦労はしたようです。疎開先の養父の話は幾度か聞いた事はありますが、祖父の話はほとんど聞いた事がありません。
 …と、戦争被害が悪いのか、父は学生時代には既に傍若無人な悪ガキとして開き直っていたらしく、考えようによってはこの時点でNPD状態だったのかもしれません。このあたりは不確定な伝聞による推察が含まれるので断定は出来ません。
 父は後に一般企業に勤めますが数年で身体を壊して退社。当時はそれほど難しくなかった行政職公務員に転職し定年まで勤めた後、現在に至ります。仕事で関わりのある人なら公務員の横暴尊大な態度に不快な思いをした人も多いでしょうし、ネットではNPDの上司を持って苦労したという体験談を多く目にしますが、父はその両方を兼ね備えていたものと思われます。父本人が語る幾つかの武勇伝の中には、ここに例として挙げるのも憚られるほど酷い話さえあります。
 …改めてNPDの原因を考えてみると、もし父が幼少期~学生時代からNPDだったとすれば、その筋金入りの人格障害を僅かでも是正する事は不可能なのではと不安になります。

 対処法については、本人が自己防衛の為に何事も自己正当化し現実さえ否定するNPD特有の傾向がある為、基本的には「被害者が被害を受けないよういかに逃げるか?」という事になります。高齢者のNPDの場合「治療は困難」と言い切る専門家も多いようです。
 認知症とは違い、人格障害はどれほど歪んでいても「人格である」という事実が問題解決を困難にしている最大の要因だと思います。

 認知症に用いられるバリテーションという対処療法も、NPDは自分の都合の悪い事は認識する事さえ拒否するので、そのまま応用する事は難しいと思います。NPD特有の暴言に対してその場しのぎの対処は私も十数年は試行錯誤しましたが結果的には増長するだけでした。
 とはいえ認知症とNPDには似た部分もあり、もしバリテーションを応用する事が出来れば何らかの改善の糸口になるのではとも思いました。

 またお勧めして下さった本も機会があれば入手し参考にさせて頂きたいと思います。

 参考になる御助言と、NPDの原因に関して改めて考察する機会を頂けた事に感謝いたします。ありがとうございます。

お礼日時:2011/08/18 12:37

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