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パソコンのグラフィックチップについて質問です
今使っているのが東芝のノートPCなのですが、使われているのが「Intel HD Graphics 3000」です
グラフィックボードとは違いコレ自身はメモリを持たずPC本体のメモリから間借りしていると聞いたのですが
つまりPC本体のメモリを増設すればIntel HD Graphics 3000に間借りさせられるメモリが増える=処理能力が増すという考えでいいのでしょうか、それとも使用可能メモリに限界があるのでしょうか
ちなみに今現在あるメモリは4GBで、グラフィックに使用可能なメモリは1.3GBという状態です
PC初心者のため、偏った調べ方で得た知識ですので見苦しいかもしれませんが回答よろしくお願いします

A 回答 (1件)

一言で言えば、目に見えるほど変わらないというのが答えになるかと思います。


実際には、全く変わらないとは言えず、本当にコンマ単位(誤差程度)で性能の差は、良くも悪くも生じるかもしれませんが、DVMTを利用し外部構成のG45以前のチップセットなどとは違い、L3キャッシュとリングバスで統合されたCPU統合型のGPUでは、大きな差は生じないというのが答えになります。

そもそも、1GB以上のビデオメモリがメモリーからシェアード可能な環境で、ビデオメモリがタイムリーに不足することは、通常ありません。ビデオメモリが不足する状況なら、確かにGPU性能が僅かばかり向上しますが、HD Graphicsでは肝心のビデオメモリそのものが動的に十分すぎるほど確保されるため、メモリの増設イコールGPU性能向上には到らないのです。

尚、本来GPU性能に大きな足かせとなるのは、ビデオメモリの帯域幅と命令セット、そしてShaderユニットの性能や並列性です。質問のCPU統合ビデオ機能で最もボトルネックとなるのは、メインメモリ統合のビデオメモリで、帯域幅がビデオメモリとしては最悪のレベルです。
そのため、いくらメインメモリからビデオメモリの割り当てを増やしても、メモリの転送速度自体が遅いため、グラフィックス回路が待ちに入ってしまい意味がありません。

もう少し分かりやすく書くと、ビデオメモリは元々グラフィックス専用のワークスペース(作業机)です。
ワークスペースを完全に使い切ってしまうか、それに近い状況になるなら、ビデオメモリの増加は多少意味があります。しかし、HD Graphicsでは、それを使い切ることは少なく、しかもワークスペースそのものが、実際に結果を導き出す計算機から遠い場所にあり、さらにワークスペースから計算機までの通路が狭く、その通路に一般的な計算(CPU処理)も割り込むため、GPUで処理できる内容は常に少なくなります。そのため、処理が頭打ちしてしまい処理能力が上がらないのです。

さらに、Shaderユニットが1世代古い上に、並列性も専用のものに比べて低いため、グラフィックス性能を専用ビデオチップ(RADEON HD66xxシリーズやGeforce 54xシリーズより上位)に引き上げることは不可能です。実際には、他にもいろいろ理由はありますが、こんなところでしょう。

即ち、3DゲームなどCG演算で性能が不足している場合は、メインメモリを増設しても、その投資に見合うほどの意味はないということになります。ただし、ビデオメモリとしては意味がありませんが、物理的にメインメモリが不足している場合は、ソフトウェア処理速度(CPU処理)低下が抑えられます。

いかがでしょうか?

最後に一つだけ、Intel HD Graphics2000や3000の利点を一つだけ書いておくと、Intel Quick Sync Videoという専用のエンコードユニットが登載されている点が利点です。
H.264/AVC(MPEG4/AVC)や、MPEG2 HD(MP@HLなど)のエンコードを行う回路が内蔵されています。そのため、IQSVに対応したソフトウェアを使えば、CPUエンコードに比べて格段に速いエンコードができます。

これが、他社のビデオチップにはない利点です。
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この回答へのお礼

なるほど、つまりいくらPC本体のメモリを増やしてもHD Graphicsにメモリを転送する部分で限界が生じてしまうのですね・・・回答ありがとうございました

お礼日時:2011/09/05 22:40

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