10代と話して驚いたこと

BrotherなどのHPを見ていると、自動両面印刷がA4のみ
対応などと書いてあったのですが、

これはA4だけしかできないということでしょうか?
それともA4以下の大きさ(B5など)の紙ならできるという意味でしょうか?

http://www.brother.co.jp/product/printer/info/hl …


Canonの場合はそのような記述はないのですがどうでしょうか?
http://cweb.canon.jp/satera/lbp/lineup/a4-mono/6 …

仕様ページは細かいところまで書いていないので本当に困りますね。
ご回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

プリンタの修理屋です。



突き詰めていくと、「高価な機能が欲しければ、高価な機種を選択する」と言ういたって基本的なところにたどりつく話だろうと思います。

では、B5用紙の両面印刷はどうなのかというと、高価な機能の部類に入ると考えられます。


私がこの仕事を始めた頃(18年位前)はレーザープリンタといえばモノクロで、A3、B4、A4と3種類のラインナップというのが普通でしたね。
A4機が20万円を切り始め、個人で所有する人もボチボチという頃でした。
カセットを装備し、片面印刷のみ。印刷速度は毎分4~6枚なんていう時代でした。

それが、速度が大幅に上がって自動両面印刷まで装備して1/10程度です。
単にコストダウンだけで下がったわけではなく、割り切りで切り捨てた部分があったので安くなりました。

その最大のものは、WindowsとUSBの普及です。
昔はプリンタの側でデーターを展開して印刷していましたので、プリンタのほうに大きなメモリを乗せる必要がありました。
WindowsではPC側でデーターを展開するために、プリンタ側でのメモリは小さくてもよくなりましたし、複雑な作業を行う回路もソフトも不要になり、制御系のコストダウンは大きいです。


また、用紙の種類を切り捨てるのも大きかったですね。
1995年頃から田舎の市役所レベルでも用紙がA4に統一されました。
昔はB4、A4、B5は必須でしたが、すべてA4(一部はA3)としたことで、用紙の調達、ファイリングのスペースや手間などが大幅に合理化できたわけです。
プリンタメーカーもB4機が売れなくなり廃止せざるを得なかったわけです。
現在のA4機は、どちらかといえばA4専用という設計思想が強く、A5片面の印刷需要があるために、B5の片面印刷も対応しやすいわけです。

ところが、A5の片面印刷というのは、ラベル的な印刷物が多く、両面印刷が必要になることはないので、B5の両面印刷も需要が少ないという事で切り捨てられたわけです。

キヤノンの例ですけど、A4機で自動両面を装備し始めたのは、LBP-1310だったはず。
この機種でもB5は対応していません。


余談ですけど、A5のセット方法でもいろいろと縛りがあります。
A4機ですから、A5は縦でも横でもどちらでもセットできるはずなのですけど、標準では縦送りになります。横送りのばあいはフリーサイズの指定が必要で、ソフトによっては正常に印刷できなくなります。
ところがA3機になると、どちらでもセットできるのが普通です。
用紙の認識回路の問題も在るのでしょうけど、価格が上がると細かいところが使いやすくなります。


さて、ご要望には添えられないとは思うのですけど、B5の自動両面印刷が可能な機種が何台か見つかりました。

http://cweb.canon.jp/satera/lbp/lineup/a4-color/ …
http://cweb.canon.jp/satera/lbp/lineup/a4-color/ …
http://cweb.canon.jp/satera/lbp/lineup/a4-color/ …

どれもこれもカラーレーザーなのですけど、なぜかこのあたりの機種はB5の両面印刷に対応しています。

価格はかなり幅がありますけど、7200Cあたりなら、A3機よりも安く買えるのでは?
何かの都合があるときにはカラーも使えて便利ですし、インクジェットプリンタのように使っていないのにカラーのトナーが減っていくという事もないですから、思っているほどコストは上がらないと思います。


ちなみに、A3カラーレーザーだと自動両面印刷の対応が、さらに幅広くなります。
やはり、コストの問題と考えるべきなのでしょうね。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。さすがお詳しいですね。
丁寧なご回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/09/10 23:26

プリンタの修理屋です。



スペック表はキチンと読んでもらったほうがよいですね。
キヤノンのスペック表には「A4/リーガル/レター」と書かれています。
それ以外の用紙は出来ないという意味です。
貼り付けてもらったURLの「用紙種類 *6」の下の「両面印刷 *7」のところです。



ブラザーの場合、スペック表にはご指摘の通り「普通紙、再生紙(A4)」とありますけど、我々はA4以外は出来ないという意味で解釈します。
A4以下という事でしたら、表示する必要はないからです。
また、以下のページに「※自動両面印刷はA4のみ対応」とはっきり書かれています。
http://www.brother.co.jp/product/printer/info/hl …


ネットで確認できる情報というのは限られていて、見方のコツが必要なことは認めますし、メーカーによって表示スタイルが全然違うのもいただけませんね。

でも、よく見ると結構な情報が隠れています。


なお、自動両面印刷は、片面印刷に比べると用紙サイズの制限が付くのが普通です。
用紙をひっくり返すために機械内部で搬送するのですけど、小さい用紙だと搬送ローラーから外れて傾いたり、迷子になったりします。
対応できる設計にすればよいのでしょうけど、その分確実にコストが上がります。

この回答への補足

すみません。間違えました。
A4用のでかいもの→A3用のでかいもの
です。

補足日時:2011/09/10 02:27
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
当方はA4サイズのモノクロレーザープリンターで自動両面印刷
がB5サイズ可能なものを探していましたがなかなかありません。
あっても値段が高かったり、A4用のでかいものになってしまいます。

当方はB5が特に多く使うので、非常にこの状況は困ります。
中古や古いものでもいいので何かいいものはないでしょうか?

お礼日時:2011/09/10 02:25

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