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A 回答 (12件中11~12件)
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No.2
- 回答日時:
No.1です。
ご返答をいただきました。★ 《身と心があたらしくなること》ということで,とてもよく理解できました。
☆ そうですね。わたくしの理解では あくまでこの経験世界における出来事として取り扱います。
★ ~~~~~
ただ一つ疑問なのは,そうすると
( a ) その人間のいい点も悪い点も含んだ「個性」というものはどうなってしまうのか(みんな非個性な同じものとして生まれ変わってしまう?),また,
( b ) 新しくなった段階で,肉親や先祖との関係はどうなるのか(そもそもキリスト教において,「他人」や「先祖」といった概念を持ち出すのことがよくないのか),
と疑問が次々に出てきてしまいます(笑)。
非キリスト教文化で育った人間の限界ですかねえ。
~~~~~~~
☆ そうですね。同じく純国産で 二十歳ごろ自称ブディストとなり 三十歳ごろ自称クリスチャンとなった人間としてものを述べるのみですが どうでしょうかねぇ。どうなんでしょう?
(1) 基本的に言って――もう憶測だというお断りはしていると思いますが―― いまの時点では だれもが自由に希望をも交えて推し測っていてもよいのではないでしょうか? その推測におけるのぞみは 或る日起きる突然変異にも反映されるかも知れません。
(2) ( b )の《他人ないし他者》の問題は 大きいはずです。
たぶん このとき――いえ そのときには―― 或る程度ほかの人が考えたりすることが分かるというふうになっているかも知れません。
ただし たとえそうであっても いま現在にも議論となり理論としても持たれている《自由意志》 これがなくなるとは思えません。それは おそらくつづいてそのあたらしい人間性にもそなわるものと推測します。
という意味は 一人ひとりがその固有の自由意志によって考え行動するということになります。(いまも そうであるはずですが その意味がより明確になってくるのではないか)。
(3) 《先祖》の問題。これは 先祖に限らず誰に対しても同じですが 《人間という存在》ないし《人間性》という一点で 互いにつながっています。そういうきづなです。誰もがそれぞれ《わたし》としてふつうに人であって社会において共生しあっているなら 先祖もよろこんでいましょう。
(4) ( a )の《個性》の問題。これも 議論を始めればなかなか切りがつかず 結論が得られ得ないかも分かりません。
と同時に 前項(2)の自由意志の問題であるという見方も 出来るのではないかと考えます。
たとえ同じ結論に到り同じ行動をとるとしても その意志による判断は 一人ひとり――または 同じ人のそのつどの意志決定一つひとつ――についてそれぞれ言わば〔社会的な存在であり そのような相対的な存在でしかないという大前提の上でですが〕独立したものだと考えられるからです。
ぎゃくに言うと いま現在における情況と比べてみるなら 個性は その意志という源泉においては 今より以上に明確になる。ということが考えられます。
(5) ただし――《ただし》書きばかりがつづく印象ですが―― そもそも《個性》とは何ぞや? という議論もほかに提起されるかも知れません。
次の質問を挙げやり取りしたことがあります。
【Q:ひとの個性とは 何でしょう。】
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa4120187.html
べストアンサーへの返答として わたし(=質問者: noname#80116 )は次のようにまとめています。
☆☆(【Q:個性】No.41お礼欄) ~~~~
( a-1 ) 〔* 個性が ヒトとしての自然本性における〕属性なのか飾り物なのかの議論がありました。
後者ならば 取り外しができます。〔そして〕そうは言っても 属性であっても それがなければ存在が成り立たないものではないでしょうから それほどの問題でもないということになるでしょうか。
そうですね。もう一点 微妙な問題点を見つけました。
( a-2 ) わたしの志向性としては 飾り物も属性も〔そのような意味での〕すべての個性を取り除いた存在そのもの これが 無個性としてあるからこそ 人間はおもしろいというところにあるのでした。この点は 徐々にはっきりとして来たところです。
~~~~~~~~~~~~
( a-1 )については 次の命題がかかわります。
☆☆(【Q:個性】No.40補足欄) ~~~
人と人との違いは いったいどこにあるのでしょう?
これは ないという基礎に立つとき 人の想像力も創造性も発揮されると思えます。そうでない場合 天才秀才の努力があっても その成果は残るでしょうが 何かつまらないと感じます。
~~~~~~~~~~~~
( a-2 )にかんしては こうです。( a-1 )と同じようですが かかげてみます。
☆☆(【Q:個性】No.40補足欄)~~~~
《社会的な有用性を創造したという個性と そうでない場合の無個性と これら二つも 互いに 同じく装飾品であるのではないか》 この疑いです。
片や 《大した差異》ではない《真赤に染めた髪》という《その人の考える個性》も どこで どのように 創造力を喚起するか 分からないでしょうし
片や そうですね 何でしょう 病原菌の発見によって疾病の撲滅に貢献した創造力の発揮 という大きな個性 これも 茶髪というささやかな個性と それほど変わらないと言わなければならない《存在の核》の問題があるのではないでしょうか。
《永遠の現在》という生つまり存在の形式を問うならば すべての思想やおこない つまり要するに 生活ということ ここにあっては 何事も すべて対等であるという基本的な見方に立っているように思えるのです。
~~~~~~~~~~~~~~
なおお分かりでしょうし いまさら言うのもおかしいですが いわゆる《キリスト教》の教義とはおそらく別なことを言っていると思います。《正式な教義》については その筋の方々にお任せします。
再度のご丁寧な回答,有難うございました。
非常に難しい問題で,またご回答もこれから何度も読まさせていただいて勉強していこうと思うのですが,とりあえずの感想を述べさせていただこうと思います。
結局,この問題はどの宗教にも共通する問題ですが,「人間の存在性」にたどり着くのではないでしょうか。
「人間の存在性」というと難しいですが,簡単にいうと,「地球」にとっては人間なんて環境を汚し,資源を食いつぶす余計なものであり,そういう意味でいえば「存在」の意味はなく,哲学や宗教によって存在意味を見出さないと,虚無的になってしまいますね。
「復活」した人間は,それから何をするのだろうか・・・・
No.1
- 回答日時:
こんにちは。
★ それともそもそも復活というものは観念的なもので,肉体的なものは含まないのか。
☆ たとえば旧約聖書のほうでは 《あたらしい天とあたらしい地》と書いてあります。天は 質問者の言う《観念》かも知れませんが 空ととれば 地とともに 経験世界のものです。つまり この世界が すべてあたらしいかたちになると言うのでしょう。
肉体と精神と そしてそれ以上のものがあるかないか・これをナゾもしくは霊としますと おそらくナゾの霊は 永遠でありましょうから いま現在の人間としての《身と心》があたらしいものになる。こういう意味に 取ろうと思えば取り得ます。
すなわち 《肉体的なもの》も あたらしい肉になって復活するという意味です。その肉にそなわった心もあたらしくされるでしょう。
ちなみに《観念》は どうでもよいでしょう。心(精神)で認識したものの残り物のようなものですから。
けれども 聖書とて ただの言葉による表現です。それ以上にまさに表現(言い回し)の問題としてあって その問題というのは それを読んで人はいかに 上に触れましたナゾの霊――つまり神のことですが――に思いをいたすか。つまりは ナゾの霊については 人間はついぞその思いによってつかまえることは出来ませんから その神への思いが いかに到り得ないか? これを知り思いをめぐらすことになるか。このために 文字が連ねられています。
★ 最後の審判 / 善人 / 死者の復活 / 天国・地獄・・・
☆ これらは まったく物語として表現されているものです。何のために? それはすでに触れました。
ただ 感想だけとして言えば――つまり哲学になっていない段階の思いとして言ってよければ―― いかに物語としてとは言え イエスなる人間は 神なるキリストとして存在しそれとして 十字架上の死を死んだ と同時に 復活したと言うからには・しかもそれについて人びとが思いをめぐらし続けているというからには 何らかのかたちにおいて《身と心があたらしくなること》もしくは《人間(現実)が変わるということ》 これは 起こり得るという予感がします。
前史から後史へとヒトは変わる。
自然の身体で生まれて 霊の身体に復活する。そこにおいて肉体と精神も衣替えをした姿を見せる というのではないでしょうか?
早々の,かつご丁寧なご回答をいただき,大変有難うございました。
《身と心があたらしくなること》ということで,とてもよく理解できました。
ただ一つ疑問なのは,そうするとその人間のいい点も悪い点も含んだ「個性」というものはどうなってしまうのか(みんな非個性な同じものとして生まれ変わってしまう?),また,新しくなった段階で,肉親や先祖との関係はどうなるのか(そもそもキリスト教において,「他人」や「先祖」といった概念を持ち出すのことがよくないのか),と疑問が次々に出てきてしまいます(笑)。
非キリスト教文化で育った人間の限界ですかねえ。
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