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- 回答日時:
おはようございます。
『慣性モーメント』については大丈夫でしょうか?
それさえ知っていればそれほど難しくはありません。
まず、半径 a の一様な球の、『重心を通る軸まわり』の慣性モーメントは
(1) Ic = (2/5) Ma^2
です。M は球の質量です。
しかし、問題では『接線まわりの~』と言われていますね。
ということは、回転軸が重心軸から距離 a だけズレているわけです。
よって、接線まわりの慣性モーメントは
(2) I = Ic + Ma^2
と表せることになります。
(2)式に用いたのは『平行軸の定理』と呼ばれるものです。
これは、重心軸からある距離だけ離れた、
『重心軸に平行な』軸まわりの慣性モーメントを与える定理です。
(1)(2)式より、
(3) I = (2/5) Ma^2 + Ma^2 = (7/5) Ma^2
となります。これが接線まわりの慣性モーメントです。
さて、あとは『回転半径』を求めるだけです。
ここで言う回転半径とは、
(4) I = Mr^2
を満たすような r のことです。
すなわち、ある慣性モーメント I を持つ質量 M の物体を
大きさのない質点だと見なしたときの半径というわけです。
というわけで、(4)式に(3)式を代入すれば、
(5) (7/5) Ma^2 = Mr^2
⇔ (7/5) a^2 = r^2
⇔ r = √(7/5) a
となって回転半径を求めることが出来ました。
いかがでしょうか?
回転運動についての予備知識があるものとして解説しました。
もし『ここがわからん』というのがあるなら、
指示して頂ければなるべくフォロー致します。
この回答への補足
接線まわりの慣性モーメントは
(2) I = Ic + Ma^2
と表せることになるというのがいまいちよくわからないのですが、教えていただけないでしょうか。
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