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薬の排泄について質問です。教科書とノートに書いてあることが違っていたので教えてください。
尿pHが酸性だと、アルカリ性薬物のイオン型が排泄されやすいのですか?また、尿pHがアルカリ性薬物だと酸性薬物のイオン型が排泄されやすいのですか?教えてください!よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

質問文に教科書とノートの記述をそれぞれ提示された方がわかりいいです。



薬物は排出されて原尿に含まれる。その原尿中の薬剤のうち尿細管で再吸収されなかった物について、尿への排泄が完了します。
問題の排泄は、おそらく尿細管からの再吸収についての議論だと思います。

アルカリ性薬は分子型になったりイオン型になったりします。その比率はpHで変わるのです。
高校化学の基本をご存知でしょうか。
>「尿pHが酸性だと、アルカリ性薬物のイオン型が排泄されやすいのですか?」
酸性の水溶液では、アルカリ性薬のイオン型が増えるのです。イオン型が排泄されやすいかどうかは結果です。pHで決まるのは、排泄されやすさではなく、イオン型と分子型の比率(分率)です。
イオン型と分子型については(酸塩基平衡などを)化学カテや教科書で見直すと勉強になります。基本知識ですので。

その基本をふまえて、
質問者さんが取り上げている法則は薬学のpH分配仮説です。
pH分配仮説は、分子型が、細胞膜を通過しやすいと考える説明です。イオン型は細胞膜を通過しにくいことになります。
そして話題は排泄と言っても、排出ではなく、再吸収が減る話だと思います。再吸収も一種類ではありませんが今回は、尿細管の管の中を流れる薬物が尿細管の細胞膜を通過すれば戻ってきてしまうという再吸収です。
「pH分配仮説が使える薬剤の再吸収は」単純拡散による受動輸送とされます(チャンネルなどを介さずにで直接細胞膜を通過する)。

問題の原尿中の薬物の再吸収をpH分配仮説だけで考えます。
通常に比べ、酸性の尿中では、アルカリ性薬のイオン型の比率が高まる。イオン型は細胞膜を通過しにくい。通常に比べて、分子型は減っているので、酸性薬の再吸収は、低下する。尿細管での再吸収量が減るから、結果的に、尿への排泄量は増える。

尿への排泄(排出)とは、原尿として排出された物のうち再吸収されなかった物が、最終的に尿に含まれる事(尿として排出)。その尿は、いずれ排尿(放出。尿を体外へ排出)。

勉強でつまづいたら、自分が認識している言葉や文の意味があいまいで違っている場合がほとんどです。生物医学ではなく、日本語力の問題です。教科書や先生の話を伝言ゲームみたいに変えてしまっているから後々悩むのです。話を膨らましたり、転用したりするのも、変えた事になります。何がそうなのか、教えの事実を正確にして、それ以上の意味を加えてはいけません。転用してもいけません。学習者の時点では時間も予備知識もないので、正確な読解に専念した方がいいです。賢くはなりませんが誤解が減ります。ちなみに私の説明の方もすべて信じたらいけませんよ。書き間違えて反対になっている箇所があるかもしれませんし、言葉遣いにまで文責を持ちません。自己責任でお願いします。
尿と薬の勉強は輸液とも関係することですから大切な基礎知識になるでしょう。がんばって整理されて下さい。
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