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 G&YuのSMF31MS-850またはACDelcoのボイジャーM27を、車内で使用したいと考えています。
 具体的には、スキー場の駐車場にて車中泊するにあたって、ホットカーペットや電気毛布をインバーターでACに変換して利用したいと思っています。充電は車内では行わず、自宅にて満充電したものを、電気の取り出しのみに利用するつもりです。その場合でも、密閉空間で車中泊するのは危険なことがあるでしょうか?
 いずれのバッテリーも密閉型ですので、ガス(水素)が発生するのは充電時だけだと認識しています。だから充電さえ行わなければ問題ないと思っているのですが・・・?

A 回答 (2件)

キャンピングカーの電気系統の設計施工をしていたことがありますが、密閉型バッテリーでも基本は専用容器などに入れ車外に排気できるようにしておくのがセオリーです。

キャンピングカーなどで室内にバッテリーを設置する場合、車外に排気経路を持ち室内空間と隔離されるように設置しないと車検に通りません。まぁ、密閉型バッテリーの場合、バッテリー自体が正常であれば充電中も放電中も発生するガスはバッテリー内部で処理されるのでバッテリー外部に可燃性ガスや有毒ガスが出ることはありませんが、万一のことを考えて上記のような構造とします。

バッテリー殻発生するガスで怖いのは可燃性の水素ガスはもちろんですが、バッテリー自体が寿命に近い状態や不良の状態では硫化水素のような孟毒ガスが発生する場合があることです。また、これらのガスは充電時だけでなく放電時にも発生する場合があります。これはバッテリー寿命に近い状態や破損(見かけ上ではなく、内部的に)している状態では、内部電極の部分部分によって反応状況の差が出てしまうことが多々あり、このような状態では全体としては放電状態でも電極を部分的に見ると、他の部分よりも起電力の小さくなった部分などができてしまい、その部分に関しては他の正常な部分の発生する起電力によって充電状態と同じような状態におかれることがあるからです。従って放電状態であれば起こらないとはいえないのです。

まぁ、バッテリーの状態をきちんと管理できるのであれば密閉型の場合そのままで使用してもほとんど問題ないのですが、上記のようなことも起こりうる事は覚えて置いてください。また、回路の短絡などによって大電流が流れると液温上昇などによってバッテリー内圧があがり安全弁が開き、酸霧(内部のバッテリー液が霧状になり噴出す)ばあいがあり、これも危険ですので要注意です。密閉型バッテリーではブリーダーホースが付いているものが多いのですが、選択した製品にブリーダーホースが付いているのであれば、このホースを車外に出しておくことでかなり安全性は高くなります。

それから本題とは無関係ですが、密閉型のバッテリーを充電する際は必ず充電電流、充電終止電圧を正しく守る必要があります。定格を超える大電流で充電したり、終止電圧を超えて充電を続けると短時間でバッテリーをだめにします。従って電流・電圧管理ができるしっかりした充電器を用いる必要があります。急速充電器や電圧管理のできない安価な製品での充電は避けるべきです。
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この回答へのお礼

バッテリーの危険性について詳しくご説明いただいて有難うございます。キャンピングカーが室内設置している場合があることは知っていましたが、ご説明いただいたような安全対策が施されていることは認識していませんでした。その他のご説明も、本当に参考になりました。リスクを十分に把握した上で、安全対策を施したいと思っています。

お礼日時:2011/12/21 20:09

充電時も含めて、問題となるような(爆発するような)量の水素は出ませんので、その点は心配無用



もっと心配すべきは、使用中の想定より早い電池切れや機器の故障

もし、就寝時に電気毛布などが使えなくなった場合の対処方法も確保しておくべき
例えば、それ無しでも過ごせる寝具を用意するとか、避難できる宿を探しておくなど
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
たしかにバッテリーが無くなったら激寒で寝れませんね。冬期登山用の寝袋等を常備しておくようにします。

お礼日時:2011/12/21 20:02

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