この人頭いいなと思ったエピソード

脳をコンピューターで再現したら、東京タワーの大きさ

誰も答えようのない質問だったら悲しいです。
なるべく、詳しい方からの根拠のあるご回答でお願いします。
詳しくなくて推測でお答えをくださる場合には、ユーモアあるご回答を歓迎いたします。

■ まず、私自身が1980年代に、
 「人間の脳をコンピューターで再現したら、東京タワーの第一展望台ぐらいまでの高さ・大きさのコンピューターが必要なんだよ」
と聞いたことがあって、とても想像をかき立てられたのですが、

  同じ話を聞いた という方はいらっしゃいませんでしょうか。
  私は伝聞だったので、もう少し詳しい内容を教えてください。

もちろん、そんなビルみたいな ハイパー?スーパーコンピューターなど作るのは空想科学の範疇なので、都合の良い数字だけを かけ算した冗談記事の内容を、当時こどもだった私に教えてくれたのかも知れません。
また、ビルの底面積はどのくらいか、冷却設備も含めた大きさか、脳とは大脳だけか、他の脳(延髄含む)の機能まで全て含めて表現しているのか、など全てあいまいです。

でも、当時の私は、「人間と同じように心を持つコンピューターが、目に見える大きさで作れるなら、日本の技術では、決して手の届かない話ではないな」 と夢を描きました。


■ さて、複数の質問を一つの質問の中に立てて恐縮ですが、密接にからむのでお許しください。
ご存知のように1980年代にファミコンが爆発的にヒットし、スーパーファミコンは ニンテンドー64、そして Wii となり、疑似パソコンはポケットティッシュと同じ大きさになり、
何よりも、確か初代ファミコンの頃(私が東京タワーの話を聞いた頃には)は カセットがポケットティッシュサイズで確か 2000KB程度(バックアップ機能のある2MBの三国志が他のソフトより高価だった気がします。ファミリーベーシックの自作プログラムも2MB(2000文字)が限界でした。)
で、
未だに生き残っている3.5インチフロッピーディスクも、高密度で 1.44MB の時代でしたが、

今や 8GB (約8000MB、8000000KB)のUSBメモリは消しゴム以下のサイズの時代となり、ファミコンカセットと同じ大きさなら、メモリではなくハードディスクですが 1TB近くが可能な時代となりました。
メモリだけでなくCPUも 演算処理デザインノウハウもプログラム技術も格段に進歩し、私は仕組みを知りませんがCore2やQuadのような、脳を模したとも思われるコンピューターチップが世にあふれています。

そこで、もし 2010年代に新たに
 「人間の脳をコンピューターで再現したら、どのくらいの大きさのコンピューターが必要なのか」
という質問をして、真剣に答えて欲しい、というのが第2の質問です。


もちろん人間の脳と同じ、という評価は難しいので、基準はおまかせします。
計算能力だけで言うと 既にコンピューターが人間に勝っているのはご存知の通りです。
人間は 1秒間に1京回も演算できません。
例え寿命が無限でも、円周率を1億桁以上正確に計算することもできません。

私が求めているのは、銀河鉄道999の機関車の人工知能や、マトリックスの「マトリックス」や、ターミネーターのハイネットのような、自分で感情を持つコンピューターのレベルです。ただ、「世界中のコンピューター1000台を同時に手足のように扱える」というような、人間をも凌駕する能力は、別に必要ありません。アトムやドラえもんのような人型ロボットで充分です。

2011年の技術でも、直径50メートルくらいのどらやき型円盤で(放熱性を考えて球ではなく円盤にしました。血液の代わりのラジエーターが必要ならば、その大きさは無視して結構です)、
ドラえもんの脳を作ることは可能でしょうか。
人間の感情がもし仮にニューロン結節の数と演算処理回数だけで定量化できるなら、この質問の答えは意外と 「確実にある」 ような気がします。


■ 人間の脳が スパコン「京」と違って決定的に優れているのは、大脳だけみても右脳と左脳にわかれて脳梁で密接に連携しているだけでなく、同じ右脳の中でも複数の演算(?)を同時処理して、同じ演算なら次回から飛躍的に速くなる点だ、と聞いたことがあります。
ピアノを弾きながら人と会話しながらフラッシュ暗算ができるのもこの能力のためでしょう。
速くなることについては、ミエリンジャンプについて聞きかじったこともあります。
もし私が「ビル型のコンピューター群」という1つのモノをイメージしているのが間違いで、そもそも、
  「1台1台の処理能力よりも、ネットワークの緊密さの方が重要だ」
というご意見があるとすれば、大きさ以外でもけっこうですから、脳を再現したコンピューターネットワークとは、どのような形になるかを教えてください。
もしかして、既に存在するインターネットが、人間の心と同じものを生み出す基盤としても使えるサイバーニューロネットでもあるのでしょうか。

ソニーのプレイステーションを、アメリカの五角形かどこかは 1万台くらいつないで、郡司シミュレーションのためのスパコンとして使っている、と聞いたことがあります。
つまり、ソニーが、あるいはセルの開発会社が、この質問のカギを握っているのでしょうか。



■ 私はこの質問が社会にとって無駄ではないと真剣に考えているので、答えが得られそうなところに投稿して広く日本人全員にも外国人にも関心を持っていただこうと思うのですが、

どのような場所(本、雑誌、できれば学術誌)ならばふさわしいか、教えていただきたい、というのが第4の質問です。
オトナのためのこども電話相談室 みたいなのがあれば大歓迎です。


この質問をヒントにして、他の方が学術誌などに投稿するのはなるべくやめていただきたいですが、もしどうしてもご自身で投稿なさる場合には、私にも「どちらに投稿したか」ご一報いただければ幸いです。責めたりはしません。答えが知りたいだけです。

また、万が一にも編集者様関係の方がご覧になっていたら、ご連絡先を安全な方法で教えていただければ幸いです。


似たような命題は、生命科学系の大学や大学院の入試問題で出ても決しておかしくはない、と自負しております。どうか、なるほど!と うならせてください。よろしくお願いします。

■ 東京タワーの大きさになる、という話を、私と同じく聞いた方は、その詳しい内容
■ 30年後の現代では、どのくらいの大きさになるか
■ 大きさではなく、ネットワークの方が重要ならば、どんなコンピューターを(PS3?)どのくらいの面積つなぎ合わせたら、脳と同じと言えるか
■ ここ以外に、どこに投稿するのがふさわしいか

一応 カテゴリは 学問 にしておきます。

A 回答 (7件)

脳をコンピューターに置き換えた際の「大きさ」の話ですが、この中↓でも


「~そうですが」と伝聞表現なのでソースは不明ですが、かのフォン・ノイマン
の言った(とここではされる)ことが発祥なのかもしれません。
http://q.hatena.ne.jp/1269692362

もしかするとこうした本にある内容なのかもしれません。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480094 …

元ネタだとすると、エンパイアステートビルに変わって東京タワーや他の建造物、
その時代の大きさ予測で置き換えられて伝わっているのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
遅くなって申し訳ございません。

フォン・ノイマンすら知らない無知・無恥ですみません。

でもご回答が、私の求めていた答えに一番近いです!!

エンパイアステートビル、という具体的な建造物も挙げられていて、私の聞いた東京タワーのネタ元を見つけた気がして、たいへんすっきりしました!
こどもだった私には、東京タワーで例え直してくれたのか、あるいはタモリのような博識な著名人が「このぐらいの大きさらしいよ」という伝言ゲームに参加してくれていたのかも知れません。


こういうことをどこかのサイトや雑誌に投稿にしようと思っていた自分が恥ずかしいです。
既にこうした疑問に答えてくれる書籍があるのですね。
たいへん勉強になりました。

お礼日時:2012/12/18 22:02

40代ですが、残念ながら「東京タワーの第一展望台ぐらいまでの高さ・大きさ」の話は知りません。


但し、恐らく人間の脳細胞数約数百億から千数百億個から、その回路を当時の最高集積率の素子で積み上げたらどうなるかと単純計算で算出したものなのでしょう。

>脳を再現したコンピューターネットワークとは、どのような形になるかを教えてください。
多分人間の脳と同じ形のものになりますね。

これはからかっている訳ではなく、同じものを作る努力をした方が早いかもという話です。
いくつかのSF作品でも脳の形をした第X世代という未来のコンピュータが出てくることがあります。

現段階では結果をフィードバックして自分のプログラムを変更する人工知能の研究がまだ進んでいません。
今のノイマン型コンピュータをどれだけ巨大にして多数つないでも、いわゆる「人工無能」のお化け(データベースのお化け)にしかならないでしょう。
「現行技術が追い付いていない」なら「脳と同じものを作った方が早い」
「同じものが出来てしまえば人工知能技術も何も無い、そのまま動かせばいいのだから」
SFに出てくるのもこれに類似した発想ですが、ES細胞とiPS細胞の研究が進んでいますから、下手をすればそっちが先に出来てしまう可能性もあります。

脳再現の為には容量や集積度、処理速度の進化はあまり重要な命題ではないのです。
コンピュータが人間より優れて見えるのは一つのことしかさせないからです、実際に脳が受けている総情報量は現代の最高のコンピュータでも処理しきれないでしょう。(五感だけでなく、無意識の情報も全部処理しているのですから)

神経細胞の実現として、多値入力から多値出力が出来て、結果をフィードバックして自身の論理判定構造や素子同士の回路を「何度も破壊再構築」できるシステム、「自分で自分をプログラムする能力」が無くてはなりません。
脳は一部を欠損しても問題無い場合がありますが、残った神経で回路を補って機能修復するのもこの再構築能力故なのでしょう。

また、人間は複数のことを同時に平行して平然と行いますが、これが今のコンピュータに至難の業なのはいわゆるノイマン型な為です。
逆のアプローチとして脳神経をモデルにした非ノイマン型コンピュータが研究中ですが、正にこれが全然脳の実現が出来ていない事実でもあります。
(研究中という事は、今のコンピュータで脳神経モデルの再現が難しい、別のアプローチでも脳神経の再現が出来ていないと言う事です)

もしかすると脳は数百億個の細胞全てが個別の非ノイマン型コンピュータに該当し、数百億台の並列処理をそれぞれ独立判断で行っているのかもしれません。
体の感覚(センサー)情報の処理判定を加えると、全身の神経細胞全体で考えなくてはならないかもしれません。(末端で脳まで届ける情報取捨選択をしているなら脳の端末と言うこともできます)
実際の部分としては脳細胞神経細胞の仕組みと原理の解明、新たな次世代素子の開発が無ければ脳の実現は難しいでしょう。

脳の原理は順次研究解明を待つしかありませんが、技術的アプローチとしても非接触で高速多値処理が可能な磁束量子パラメトロンなどの本格的実用、その他量子素子の実現、神経やDNAの再現素子、または同じ動作が出来る素子の発明など(要は高速の多次元素子)が必要でしょう。
(現在のコンピュータは理論部分では二次元素子でしかない上、シリコンチップは中を電子がのろのろと動く遅い素子でしかありません、たとえば量子素子なら光より早く動きます。)

以上が、素人が普段から少し楽しく考えている妄想です。(私はその筋の専門家でもなんでも無いので、人工知能について楽しい遊びレベルでしか考えていません。)
本格的に何かをされたいなら、「脳」「次世代素子」「人工知能」「非ノイマン型コンピュータ」などについて研究している大学か企業を探してアプローチするのが良いと思います、恐らく実現性や何が足りなくて何が必要か把握しているでしょう。

「電子技術総合研究所」あたりがいいかもしれません。
http://www.aist.go.jp/index.html

散々色々書いてから検索したら、良い感じでまとまった文書がありました。
http://staff.aist.go.jp/y-ichisugi/rapid-memo/br …

色々研究もしているようです。
http://staff.aist.go.jp/y-ichisugi/j-index.html
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この回答へのお礼

お礼が大幅に遅くなってすみません。

リンク先にはかなり興味深いことが書いてあったので、読んでいる内にお礼を忘れており、失礼いたしました。
「東京タワーの大きさ」の話を知っている人をずっと待ち続けていましたがいないようですので締め切らせていただきます。


おっしゃる通り、当時(私が子供の頃)の技術では、完全に脳と同じもの(小脳や中脳を除いたとしても)を想定していたのではなく、大脳皮質の細胞の数を単純にLSIに置き換えただけかも知れませんね。「感情」を持つコンピューターを試算していたのか、ヒートシンクやファンの大きさは無視しなかったのか、など全てが不明のままです。

ですから、「機械で同じ回路を作るよりは、いっそのこと脳と同じものを作ってしまった方が早い」という趣旨のご意見も、うなずけます。iPS細胞に言及なさったのは、「有機材料で作る」ということも想定なさっているのでしょう。映画マトリックスの世界支配コンピュータ-が「人間の身体を電池として使う」デザインなのも、無機と有機の合体ということを示唆しているのかも知れません。


SFコミックやSF映画で「脳の形をしたコンピューター」が出てくることはよく存じ上げています。ただ私は、あれらは、「作家が、『どんな形になるか』を綿密に考えることを放棄した」「アイコンとして一めで『脳だ』とわかりやすい」から脳の形をしているのかな、と思っています。ちょうど、「宇宙人はほとんどみんな、目と口が上の方にあって手と足がある」というデザインから抜け出せない作家が多いように。

実は私の通った大学では「地球外生命体がいるとしたらどんな形か」という問題も出ていたのです。ですから「脊椎動物の脳とはルーツが異なる、脳と同じ機能を持つ司令塔」を考えるのも好きです。
大学で脳神経生理学、神経生物学の単位も取っていたので、僭越ながら脳神経細胞の仕組みについては僭越ながら私の方が詳しいかも知れませんが、確かに脳の仕組みは複雑です。
「私が生きている内は、再現不可能」
と認めざるを得ないかも知れません。


完全な再現でなくても、人間の「脳らしい」働きを見せる、疑似学習能力を備えたスパコンの大きさを知りたかったのですが、ずいぶん無理な質問をしてしまったみたいで、皆さんお付き合いいただき、ありがとうございました。楽しい空想の時間を過ごさせていただきました。

お礼日時:2014/05/05 23:39

ニューロ コンピュータ という言葉を聴いたことがあるでしょうか?


コンピュータで脳を再現しようという試みは、ずいぶん昔から行われています。

その前に、脳の構造は、メモリーに相当する脳細胞(これは脳の表面の2mmぐらいの部分しかありません。)と、メモリーをつなぐ電線に相当する神経繊維(これが脳の体積の大部分を占めます)、神経繊維の中間にあって、プログラマブルなコンパレータor抵抗のようなシナプスからできています。
これが、延々と繰り返されるだけで、電気回路のように特徴のある配列はありません。

とうぜん昔の人も、「こんな単純な構造で、計算とか、推論とか、図形認識とかができるのだろうか?」と考えたわけです。で、前述の半導体部品を使って、同じような構造の電子回路を作ってみたところ・・・みごと、できる事がわかったのでした。(電子回路でなく、ソフトウェアを使って通常のコンピュータで、同じ動作をシミュレートしたものもあります。)
ニューロ コンピュータは、プログラムで動くのでなく、問題を与えて、その結果が正しい/誤っているに応じて、中間のシナプス(の代わりのプログラマブルなコンパレータor抵抗)の値を変えるという、「学習」によって動作を決めます。

その後の研究で、この回路には限界があって、処理できない問題があることが分かりましたが、脳を再現する試みの第1歩としては、予想以上の成果だと思います。
現在、ニューロコンピュータは、一部の、図形認識、機械制御に利用されています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
遅くなって申し訳ございません。

ニューロ コンピュータ という言葉は初めて聴いたので、たいへん勉強になりました!

既に 一部の、図形認識、機械制御に利用されている というのも目からウロコです。
技術的、理論的には決して複雑・実現不可能ではなかったのですね!

なるほど、学習の正体は、
コンパレータor抵抗の値を変える、
ということですか!
おっしゃっている内容は私にとって高度でしたが、何か人間ってすごいな(脳のしくみもすごいけど、それを模擬できる人間もすごい)、と思いました。

ありがとうございます。

お礼日時:2012/12/18 23:30

コンピュータでは、脳は再現できません。


素子の性質が違うからです。
コンピュータの場合はオン・オフの二進法(0,1)なの
に対し、脳のニューロネットの場合は、伝達した
インパルスが、相手を励起するもの以外に、
抑制するものもあり、インパルス同士が拮抗するという
アナログな機構を、本質的に持っているのです。
それを可能にしているのは、シナプス結合という接点が、
単なる接続ではなく、微妙な隙間があり、そこにカリウム
イオンなどの化学物質を放出する事で、その濃度で
伝達する、というネットワークメカニズムとしては、
面倒くさい構造をわざわざとっているのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
遅くなって申し訳ございません。

ええ、実は私は大学で脳神経学・神経生理学・神経生物学の単位を取得しているので、
ギャップジャンクションなどについてはまあまあ存じております。
インパルス同士だけでなく神経伝達物質にも拮抗物質があったり、阻害要素があったり、
単なるオン・オフではなく、スピードも影響しますね。

でも、コンピューターでそれを模することはできないでしょうか?


例えば…
ハードではなくソフトの話になりますが、
プレイステーション3で リトルビッグプラネット2 というゲームを御存じありませんか?
これでは自分でプログラムを組むことができるのですが、そこに
アナログスイッチ という概念が存在します。
回路の下流に、0か1か を伝えるだけでなく、0から100までの任意の値 を伝えたり、足したり引いたりできるのです。
これと同じことをLSI上で繰り返し行わせれば、おっしゃるメカニズムも再現できるのでは、と考えるのですが、いかがでしょうか。

素子が違っても、論理で真似をする、という視点で再回答いただければ幸いです。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/12/18 22:47

話のネタ程度のことなら、



人間の記憶量は 10^10~10^20 ビット だそうです。これは、2時間の映画を見せて、その中の情報をどれだけ覚えているかを調べ、そこから一生の記憶量を推定したそうです。
パソコンのメインメモリなら100台~1京台分ぐらいですね。

1997年にコンピュータはチェスで人間のチャンピオンに勝っています。ただし、コンピュータなので、恥も外聞もない姑息な勝ち方のようですが。。。

マイクル クライトンのSF「ターミナル マン」には、分水界週間というのが登場します。世界中のコンピュータの処理能力の合計が、人間の処理能力を追い越す時、で、1980年ごろになっていたように記憶しています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
遅くなって申し訳ございません。

記憶量を数値化した人がいるのですね。
えっと、
一応 10^10~10^20 ビット= ほぼ10^9~10^19 バイト とすると、
10^3 バイト = 1 キロバイト
10^6 バイト = 1 メガバイト
10^9 バイト = 1 ギガバイト
10^12 バイト = 1 テラバイト
10^15 バイト = 1 ペタバイト
ですから、
録画用ハードディスクが人間の記憶量に匹敵し始めている!! という風に解釈できました。たいへん参考になります。
昔NHKで脳を冷凍保存するバンクを見たことありますが、今や、「半永久メモリー」(非回転ハードディスクなど)に取って変わられるのかな、などと、想像を掻き立てられます。


チェスの例えはたいへん示唆に富んでいますね。
つまり、コンピューターは「プログラム」こそが肝であって、
プログラムは、同じことを繰り返す、ということについては、人間を圧倒的に凌駕していると…。
それでも、そのプログラムを「組む」ことができないと、役に立たない、ということは、

「人間は、自分の頭の中で、自分のためのプログラムを組むことができる」優れたプログラマー、

という見方にも気付かされます。
その象徴は、2012年現在でもなお、人間の名人に圧勝できる「囲碁」プログラムができていない、ということです。
「手筋(棋譜)」「定石」を覚える、という暗記力はコンピューターの方が圧倒的なはずなのに、
19x19 という限られた碁盤の中の、0、1、2(無、白、黒)という3進数にも拘わらず、
人間の方が発想力・直感力に優れている、というのは人間の奥深さを感じさせられます。


分水界週間
の話もおもしろいと思いました。
その頃の人が、1TB の時代の到来を、実際より速いと予想していたか遅いと予想していたか、たいへん興味があります。
どちらにしても、機械が人間を追い越す、ということには、象徴的な意味がありますね。

話のネタとして使わせていただきます。

お礼日時:2012/12/18 22:28

 こんばんは。

はじめまして。

 趣味でパソコンをいじっていたりします。

 あえて脳の代わりをスーパーコンピュータで構築した場合ですが、東京タワーで喩えるというのは聞いたことがないです。

 僕が知っているのは「科学」とかいう子供向けの雑誌で論理ICを組み合わせて作ったら甲子園球場一杯分と言うのは読んだことがあります。
 消費電力や発熱の都合で「できそうにない」(当時)という意味での表現でした。
 タイトーのアーケードゲーム基盤スペースインベーダーが登場して間もないころの話です。






 昨日の夜中の9時を過ぎたころにネット配信ニュースでは米長邦雄名人が対局用将棋ソフト”ボンクラーズ”に負けたことが早速流れていましたが、特定分野に限定するならばコンピュータ側も負けてはいないと思います。
 あれを「思考している」と表現をするかどうかは謎ですけど。

>もしかして、既に存在するインターネットが、人間の心と同じものを生み出す基盤
>としても使えるサイバーニューロネットでもあるのでしょうか。
 まだ心は生み出していませんが、チャットボット(おしゃべりプログラム)なら流通しているようですね。

 先日、たまたまみていたベクターでは「人工無能エクサ」なんてのがありました。

>人工無脳エクサ
>会話の内容で表情が変化する、かわいらしい女の子型チャットボット
http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/111209 …

>ソニーのプレイステーションを、アメリカの五角形かどこかは 1万台くらいつないで、
>郡司シミュレーションのためのスパコンとして使っている、と聞いたことがあります。
 プレイステーション2を120台を連結させた話なら聞いたことがあります。
 1万台は無いとは思うのですが。

http://blog.esuteru.com/archives/1834942.html
 ネット検索したらこういうのはありましたが。

 富士通が「ニューロベビー」なんていうものを発表したことがあります。
>音声に反応する表情合成システム「ニューロベビー」
http://ci.nii.ac.jp/naid/110002888421

>つまり、ソニーが、あるいはセルの開発会社が、この質問のカギを握っているのでしょうか。
 Cellの中身を設計しているのはIBMなのでつながりがあるのでしょうね。


> 「人間の脳をコンピューターで再現したら、どのくらいの大きさのコンピューター
>が必要なのか」
>という質問をして、真剣に答えて欲しい、というのが第2の質問です。
 以前からナレッジデータベースというものはあるし、エキスパートシステムというのもあります。
 たいした大きさでもありません。


>また、ビルの底面積はどのくらいか、冷却設備も含めた大きさか、脳とは大脳だけか、
>他の脳(延髄含む)の機能まで全て含めて表現しているのか、など全てあいまいです。
 当時の時代背景からして思考させるなんて言うのはまず無理で、「記憶能力」(メモリ容量)を指していると思います。

>どのような場所(本、雑誌、できれば学術誌)ならばふさわしいか、教えていただきた
>い、というのが第4の質問です。
 投稿しても無駄な気がするけど、団体としては、

>人工知能学会のホームページ
http://www.ai-gakkai.or.jp/jsai/


 人工知能の話題となるとNHK教育(Eテレ)で数学講師を担当している松原仁先生が詳しいのですけどね。

>オトナのためのこども電話相談室 みたいなのがあれば大歓迎です。
 そんな奇特な受け答えをする専門家はまずいないでしょうね。
 専門家のテクニカルサポートというのは、すごーーーーく料金が高いのです。
 専門家が受け答えすると何気ない一言や、それは一般論なんじゃ?と思われても、専門家が回答することに価値があるので高くなります。
 専門性を磨きたいなら自力で大学院へ進むしかないかと。


 この文章は質問の中身をいったりきたりしながら書いているので、順不同です。

☆ちょっと気がかりな文章としては、
>この質問をヒントにして、他の方が学術誌などに投稿するのはなるべくやめていただきたいですが、
 ここの質問サイトをベースに学術誌に発表するような奇特な人はいないとおもうのですけどね。
 パクられて困るなら質問しないことです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
遅くなって申し訳ございません。


こちらが異常な長文だったにも関わらず、全てに丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。
内容もたいへん濃くて、感謝しております。


まず、パクられて困るか、という件につきましては、確かに私もおかしなことを書いておりました。
パクられて困らないですよ、というつもりで

> 私にも「どちらに投稿したか」ご一報いただければ幸いです。責めたりはしません。

と書いたのですが、

> 投稿するのはなるべくやめていただきたいです

と矛盾しますね。私自身でも、何を守りたかったのか、恥ずかしくなってきました。
こんなたわいもない質問、「価値」を主張するのは、私の妄想の行き過ぎでした。

OkWaveのルールは心得ております。
私の質問と皆さまの回答を見て、調べて良かった、と思う人が一人でもいれば私もうれしく、満たされます。ご指摘ありがとうございました。

専門家に質問したい、という件も同様に恥ずかしくなりました。
やはり空想科学の部類なのでしょうから、まともに取り合ってくださる方は少ないでしょうね。
そうか、記事にしてもらいたいと思っても、その価値がないかもというのは、少しショックです。


■1+1(1バイト足す1バイト)を1億回繰り返す演算を 1コンプ という単位で表すと定義して、「私はAさんが好きだ」という感情を コンプ で表すことは可能か。可能だとしたら、今最高峰のスパコンで何秒くらいかかるか。

という質問にした方が、定量化はしやすかったかも知れません。
でもこのように私の質問を手直ししてみる内に、

■では、100コンプの演算を1秒で行うためには、スパコンを何台つなげれば良いか。それはビルの何フロアー分になるか。

と考えたら、「でも待てよ、Aさんが好きだ、という感情は、何秒で芽生えるのだろうか、1秒に意味があるだろうか」と思い至りました。

将棋もチェスも、示唆に富んでいます。
つまり、感情を定量化するのは定義が難しいが、特定の目的・ゲームのためには、コンピュータープログラムは人間よりはるかに効率的な演算ができるということですね。(駒を再利用する将棋は、チェスの数万倍の手数を予想する必要がある、と聞いたことがあります。)

逆に、人間の思考は、一見、効率的ではない思考をするというか、無駄な思考もするところに、高いパフォーマンスの秘密があるのかも知れません。うまく言えませんが、マイナス思考とか恐れとかがリスク回避をする、ということが一例として理解していただけますでしょうか。
あくまでもマンガですが何かのマンガで、チェスプログラムに勝つために人間はわざと「なぜそんな手を打つのか」という悪手ばかり打ってコンピューターを混乱させて(計算を増やさせて?)勝利した、という例もあります。

ぜひ米長名人の再戦を応援したいですね。人間が直感で好手を選べる理由も、ただ計算だけではない、と信じたいです。駆け引きとか、計算だけでは割り切れないところにゲームらしさがあります。47%で勝つ手と35%で勝つ手で迷うときに、35%の手の方を選んでしっかり最終的に勝つのが人間のすごいところです。コンピューターにこういったアルゴリズムを組み込むには、やはり、コンピューター自信にそれを編み出させるのではなく、人間が教えてやる(プログラムする)しかないでしょうか。(質問ではありません。スルーしていただいてけっこうです。)


ただ、ラットもチンパンジーも、学習を繰り返させる内に「予測学習」をして、教えてもいないことも成績を上げるそうです。ならばコンピューターにも、言語の一定のルールを教えこめば、言語の中で連想を自力でするかも知れません。例えば、
It's very cold tonight, isn't it?
と入力(音声入力)したら、
Shall I prepare kotatsu for us?
という受け答えをしてくれるというのがチャットボットでしょうか。リンクは見させていただきました。
記録している10個くらいの受け答えから選択するのではなく、自分で文法を組み立てているのだとしたら、うれしい進歩です。そのうち、人間がチャットボットに恋する(はまる)だけでなく、チャットボットもチャットボットに恋する時代が来るかも知れませんね。ただ、
I love you.
I love you, too.
の会話の中にチャットボットの感情が織り込まれているのか、「こういう場合にはこう言う」という経験則だけなのか、想像をかき立てられますが。
I love you, too.
だけ返していると、「あなたの返事はいつも素っ気ない。おうむ返しばかりね。」と指摘してやれば、次からは別パターンの答えを返すように学習するかも知れませんね。人間はそういう「コミュニケーション」を十数年かけて学ぶので、コンピューターにも同じ年月かけてやれば言語能力がかなり向上するんじゃないかとかなり期待してしまいます。


ここへニューロベビーの話を付け加えていただいたのも、たいへんおもしろかったです。つまり、記事にも「声の調子に応じて」と書いてある通り、同じ I love you. でもいろいろな I love you. がある、ということですから、コンピューターに心を持たせるにしても、「人工的な心」ではなく「人間的な心」を持たせるための道のりはまだまだ長いかも知れません。


ところで、PS3 1700台の記事を見つけていただいてありがとうございました。不正確なことばかり言ってすみませんでした。私の知り合いが言っていたのはこれに違いありません。
 「ゲームソフト買ってもらうために本体価格抑えてあるのに」
という書きコミが正に同感です。
正規群なんだからきちんとそのための予算組んで専用機を発注したら良いのに。技術に対する敬意がなさ過ぎます。


お礼も細かくしようと思ったのですが、長くなって恐縮です。
一番感動したのは、

>「科学」とかいう子供向けの雑誌で論理ICを組み合わせて作ったら甲子園球場一杯分と言うのは読んだことがあります。

というご情報です。私は確かに東京タワーでの比較で聞いたのですが、時代的にも情報ソースは同じかも知れません。甲子園と東京タワーなら、体積の換算は容易そうです。規模も同じなので、答えの大半を得られたようでスッキリしました。
やはり当時は記憶容量ばかりに注目が集まっていた、というのが説得力ありますね。

■だからこそ!! 今の技術だったら甲子園がどのくらいまでに縮小されたのだろう、という興味が湧きます。

たぶんその頃の専門家の数倍の勢いでメモリの小型が進んだんじゃないかな、という期待感があります。
1TB(1000000MB) ÷ 2MB
ならば、容積は 50万分の1 ですから、79分の1 サイズ
(140メートルが 1.77メートル になるサイズ)
ぐらいでしょうか。
甲子園を挙げていただいたおかげでイメージはしやすくなりました。


79分の1 になるのに 30年を要したので、
さらに 10分の1 (0.18メートル。頭のサイズ。) になるには
あと15年くらい(2026年前後)と計算はできます。

個人的には、電子コンピューターではなく 光コンピューター・光メモリの登場を生きている内に見たい、と期待しています。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/25 02:26

そもそもどうやって強い人工知能を作ればよいかわかっていないはずです。


ハードウェアの問題ではなくソフトウェアの問題。
もしかしたらわれわれの使っているこのパソコンで、容易にできることなのかもしれない。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
遅くなって申し訳ございません。

今でも入り口すらわかっていないんでしょうか。
90年代以降生命科学やバイオインスピレーションにも注目が強く集まったと思うので、
機械工学にも神経を模倣したデザインがたくさん導入されたかと思っていました。
ただ私も物知らずなので、期待し過ぎ、というご指摘だとして謙虚に受けとめさせていただきます。

新聞の科学特集か何かで10年以上前に読んだんだと思いますが、
脊椎動物ではありませんが、クラゲかプラナリアか何かの神経をヒントにしたLSIの話を聞いたことがありました。


> もしかしたらわれわれの使っているこのパソコンで、容易にできることなのかもしれない。

同じ期待を私も抱いています。
スピードは遅いかも知れませんが、(神経細胞のように2リットルの容積に人工脳を収めることは難しいでしょう)
既に存在するパソコンをつなぐことによって脳の中で起こることを再現させるのは夢がありますね。
フリーズしない限り(笑)うちのvistaパソコンはよく再起動が必要になります(笑)

お礼日時:2011/12/24 21:29

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