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測定用マイクロフォンと音楽録音用マイクのちがいは何でしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

測定用 Microphone は温度や湿度変化による物理計測特性の乱れがないようにすることを第一とした Microphone で音色の良し悪しは考慮外とも言えます。



音楽録音用 Microphone はどれほど物理計測特性が良いものであろうと音色が好まれなければ存続し得ません。

実際、音楽用として販売されている、極めて物理計測特性に優れた Microphone の中には Studio Recording 風景や TV の生放送などでは滅多に見ることのない Microphone が幾つもあり、一方で物理計測特性上は特に際立った Microphone とは言えないものなのに、何度もの改良が加えられて Studio Recording や TV 生放送現場では定番となっている音楽録音 Microphone も数多く存在します。

前者の例では、例えば SONY C55 とか C48 などといった Condenser Microphone はあまり見たことがないのではないでしょうか?

SONY C38 Condenser Microphone も Speech 用として TV で見ることはあっても楽器に向けられているのは滅多に見ないだろうと思います。

後者の代表格は NEUMAN U87 Series といった Condenser Microphone や SHURE SM58 とった Dynamic Microphone ですね。・・・他にも AKG や SCHOEPS といった Maker の Microphone を見受けるものでしょう。

SHURE SM58 は Vocal 用ですし、ELECTRO VOICE RE20 や SENNHEIZER MD421 といった Microphone も Dynamic 型ですので Condenser 型の Microphone に較べると周波数特性や Noise 特性などに短所があるものの Studio Recording 現場では定番 Microphone になっている筈です。

音楽録音用 Microphone の中には真空管 Amplifier を用いた Condenser Microphone や極めて高感度の Ribbon 型 Microphone などもあるのですが、非常に Delicate な Microphone であることから取扱には細心の注意を要します。

このような Microphone は幾ら物理特性に優れていても計測用 Microphone には向いていないと言えます。
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はじめまして♪



測定用と言っても多種ありますが、基本的には測定機器と目的に応じた性能範囲で校正されたマイクが測定用ですね。

会場内の全体音を正しく収録したいのであれば、条件を整えれば測定用マイクでも良い録音が可能に成ります。

高度な部分では残念ながら録音用の高度なマイクを使いこなした方が録音結果を聴いてみて音楽的に良いと感じるか?と言えば録音用のマイクを使いこなした方が一般的には良い物です。

このあたりは、自分で試してみて違いが感じられるかどうか、(多分、多くの人は気付かないくらいの差)を体感してみて下さい。

基本的にはスピーカー工作で音が違うというのが好きなのですが、運悪くマイクの違いも私には感じられてしまうものです。
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測定用マイクロフォンと音楽録音用マイクの違いは有るといえば有りますが、


測定用のマイクは一般的に、無指向性なのでダミーヘッド(人形)に仕込んでバイノーラル録音もしくはマルチトラック録音における単独トラックの録音以外には録音に適さずノイズも多い、と考えて差し支えないでしょう。

まず、当然ながら測定用マイクロフォン使用に当っては、音圧に対してマイクの出力を規定値に校正(要するにレベル合わせ)が必要になります。そのため測定器側でマイクが指定されていることも少なくありません。
 
その他、特性面では一般的に
 周波数全域に渡ってフラットであること
 周波数全域に渡って位相特性がそろっていること
 音圧に対して過渡特性が良いこと(反応が良いこと)
が求められます。
 
これらを完全に満足するマイクは実際にはありませんが、構造的に比較的に条件に近い、軽量小型振動板の無指向性コンデンサマイクが圧倒的に測定用として使われています。
位相特性とか過渡特性とかは小さいほど有利になりますが、音圧を電圧に変換する効率はサイズが小さいほど悪くなりノイズの面で不利になります。
騒音計に付いているマイクとか、安価な測定用マイクはノイズが多いのが相場で、実際に測定では0.0何%の誤差は許容範囲でノイズも誤差の範疇に入ってしまい問題にはなりませんが、音楽録音用には不利です。
測定帯域の条件を満たせれば、携帯電話などに付いているようなマイクでも実用になります。実例では自動音場セッティングの為にAV機器についている測定用マイクなどは、そのクラスのマイクです。
測定用のマイクにも音楽録音用に使われるノイズに気を配った超高級マイクロフォンも存在します。
現在は英国籍ですが、もとはデンマークのブリュエル・ケアー社の伝説的マイクB&K4007がそれです。
現在も測定用マイクおよびバイノーラル用マイクを供給しています。
http://www.bksv.jp/Products/TransducersCondition …
 
一方、音楽録音用マイクのほうは、周波数特性が悪くても、位相特性が悪くても、過渡特性が悪くても、それらが必ずしも必要では無く、むしろそれが良い効果を生む個性として歓迎できるものであればそれを生かして録音に使えるので、測定マイクのような縛りは無いということになります。マイクの指向性も無指向性に限らず自由ですが、録音用のほとんどは単一指向性(指向性パターンは機種ごとに様々です)が使われます。
少なくとも単一指向性のマイク2本あればステレオ録音は可能ですから。
 
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