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重量2t超のSUV車にモノコックボディは、ありでしょうか?
安全性など問題はないのでしょうか?

例えばフォードの新型エクスプローラー。
旧型は強靭なトラックベースのラダーフレームでしたが、新型はシャーシとボディが一体化したモノコックとなっています。
重量2t超えの大きな車体を、モノコックで支えきれるのか疑問です。

私は車の構造にあまり詳しくありませんが、車とは重量をある程度シャーシで支えるというイメージがあります。
まずシャーシがあって、その上にボディ・・・というのが基本的な構造のような気がします。
現に重量物を積載する貨物トラックにモノコックボディなんて聞いた事がありません。

メーカー側は安全衝突テストをクリアしていると言いますが、それはあくまでも“理想的な状態で衝突した場合”を想定して行ったテストだと思うのです。
実際の事故は、大抵は想定外の角度から突っ込んだり、想像もつかないようなぶつかり方が多いと思うのですが、そんな時に自らの重量もある大型SUVがモノコックで耐えうる事が出来、乗員を守る事が出来るのでしょうか?

車の構造に詳しい方がいらっしゃいましたら、是非ご意見をお願いいたします。

A 回答 (4件)

いわゆるラダーフレームのようなフレーム構造シャーシと、モノコックフレーム構造というのは概念としては全く別のものです。



それこそ、大型バスなんかもモノコック構造を採用していますし、そこから更に派出したスケルトン構造を使ってスペースユーティリティと強度を両立していたりします。

フレーム構造の車というのは、基本的にフレームが本体でボディはただの箱に近いものです。
フレームが本体で、そこにエンジンや駆動系、操舵系など車に必要な要素をすべて架装してしまうので、極端な話フレームだけでも自走できたりしますし、大荷重入力・大重量架装には強いものでありますけれども、反面ボディはただ単にシャーシに乗っているだけで、それそのものにはあまり強度は与えられていないので、かなり脆弱なものだったりします。
(最近はモノコックボディをラダーフレームに架装したビルトインフレーム構造の車も一部に存在します。衝突安全性の絡みでしょうか)

逆にモノコック構造というのは、ボディ(モノコック)全体で外部からの入力を受け止めたり、構成材として機能するため、それそのものが非常に強靭です。
つまり、フレームにあたる構造も全てボディに組み込まれているわけなので、「フレーム」という形では姿が見えなくても、キチンと中身にはそれに当たる部分はあるわけなのです。
しかも、上屋のボディでもそれらの機能を更に分担していると。
構造的にはフレームシャーシのような無茶や融通は利きませんが、構造的に同程度の強度を出すのならばモノコックの方が軽量かつ効率的に仕上がります。

トラックのような実用車ではフレーム構造の耐久性の高さは実用上必須のものでありますが、いわゆる最近の車によく求められる「剛性(感)」「NVH」「経済性」などの要素の面では、フレーム構造というのはボディとフレームが分離しているという構造上非常に不利なものであり、また乗用車レベルではフレーム構造とモノコック構造の耐久性の差などというものはほとんど意識するほどのものでもないものなので、少なくともエクスプローラーのようなあまりオフロードを意識せず、乗用車感覚が求められる車には、最近はそういう風にモノコック構造に転換するSUVはかなりあります。

まあ、元々ラダーフレームベースのSUVというのは、昔ながらのクロスカントリー車やトラックから派出したような車が多く、ランドクルーザーなどのように「必要だから採用を続けている」車と、単に「ベース車がそうだったから」というレベルでそういった構造を引き継ぎ続けている車の二手に分かれるものであり、エクスプローラーなんかはまさに後者の方の車ですね。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

上記に挙げましたこちらのURLの映像、「フレームボディvsモノコックボディ衝突実験」で良く理解できます。
重い鉄の塊のフレームボディの方がモノコックより強いはずという思い込み、訂正します(;_;)

構造も判り易くご説明頂きまして、有難うございました。
とても参考になりました。

補足日時:2012/01/09 13:54
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SUV車でなくても重量2t超のモノコックボディは幾らでもありますよ。



カイエンもS65も2.3トン程度有ります。

しかしボディはそこいらに転がっている日本車と比べれば
非常にしっかりとしています。

>現に重量物を積載する貨物トラックにモノコックボディ

虎区は最大積載時に総重量で考えますから
全く別物です。比べることが出来ないです。

ただ、フォード車は、フレームだろうが、モノコックだろうがフニャフニャだと思いますが、、、

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
ポルシェ カイエンもモノコックボディですか!?
知りませんでした。
フォードはフレームでもモノコックでも柔いボディですか・・・
買い替えを検討します(;_;)

補足日時:2012/01/09 13:24
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こんばんは。



モノコックフレームのクラッシュに関する考え方は、潰れる事によって衝撃を吸収する事です。なので重量云々と言う事はあまり障害ではなく、居住区の安全を相応の設計をして潰れないようにすれば済む事でなのです。と言うよりしやすいと言った方が良いでしょうね。

ラダーフレームは古来の自動車のセオリーでしたが、シャシと上物の合体と言う考え方。衝突安全基準が厳しくなった現在では正面衝突はそこそこクリア出来ていますが、オフセット衝突になれば評価は下がる傾向なのは構造上致し方ないかと。

参考になるのは重くなった軽自動車の箱もの、古来のラダーフレームのサンバーと他社のモノコックのオフセット衝突の映像を見てみましょう。ユーチューブにて閲覧できますが一目瞭然です。

トラックなどのフレームが未だにラダーフレームなのは仮装する事が前提の為と耐久性ありきだからです。モノコックで数十トンの重量に耐えるには仮装ごとに設計しないと無理でしょうから。

一昔前のクラウンでは両方の良いとこ取りでラダーモノコックみたいなシャシを使ってましたが、結局完全モノコックに切り替わったのは必然と思います。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
ユーチューブのオフセット衝突映像、参考になりました。
また、こちらも参考になる興味深いページがありました。
お時間あるようでしたら、ご覧になってみて下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/hiro_hosono15oct/258752 …

どちらも衝撃が凄いですが、フレームボディの方は後方からも押しつぶされる感じで、
恐らく即死でしょう。
モノコックボディはボンネット部分が潰れる事で衝撃を吸収して、キャビンの中へは極力、衝撃がきていないという事が良く解ります。

重いフレームを持った鉄の塊が強いという思い込みは間違っていました。

補足日時:2012/01/09 13:46
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シャーシが乗員を守るとは思えません。


むしろシャーシが重ければ、その分乗員を守るためのボディが弱くなるでしょう。
シャーシの重量分頑丈に出来たモノコックボディ全体が一体となって、乗員を守る構造の方がより安全のように思います。

また、ボディの外部は成るだけ軽量で弱くして衝突時の衝撃を吸収し、乗員の乗る空間を頑丈にする事でより事故時に乗員を守れる車にして居ます。
その為には、頑丈なシャーシはむしろ邪魔になるはずです。
ただし、一旦衝突などの強い衝撃を与えられると、モノコックボディは修正が出来ないデメリットも有ります。

>現に重量物を積載する貨物トラックにモノコックボディなんて聞いた事がありません。

重量物を乗せるための荷台は頑丈なシャーシが必要ですが、むしろ運転席は荷台と切り離されたボディ空間で、乗員を守ってくれるようになっているはずです。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

上に挙げました衝突実験映像を見て、フレームボディの方がモノコックより強いという思い込み、
訂正しました。
http://blogs.yahoo.co.jp/hiro_hosono15oct/258752 …

モノコックでは潰れる事で衝撃を吸収していますが、フレームボディは恐らく即死状態で目茶目茶になっています。
仰る通り、頑丈なシャーシが衝撃吸収の邪魔になっているのでしょう。

ご意見、とても参考になりました。

補足日時:2012/01/09 13:59
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