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高校2年生です。楽典の勉強をするうちに、もっと深く学びたいと思うようになりました。東京学芸大学の音楽学と芸大の楽理のどちらを目指すかで迷っています。各々の大学で主に勉強することを教えて下さい。また、他の大学でおすすめがあればぜひ教えて下さい。

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A 回答 (3件)

現音楽学専攻のものです。


楽典の勉強をするうちに、もっと深く学びたいと思うようになった、というのはなかなか興味深いですね。というのも、私も同じような経験をしたからです。子供の頃から音楽が好きで、なんとしてでも音楽の道に進みたくて、ある時、音楽学(楽理科)という音楽研究の学問がある、と知って、これだ‥!と思い、受験のために楽典を猛勉強しました。そうしたら、楽典が楽しくて、大好きになって、その延長線上で、今は音楽理論を専攻にして、バッハ、ベートーヴェン、リスト、ワーグナーのみならず、現代音楽の研究もしています。卒論では、作品分析、作曲語法を中心に、ポーランドのある一人の現代の作曲家の不確定性の思想についてやることになっていて、今からはりきっています。
と、自分のことばかり書きましたが、参考になると思ったので書かせていただきました。
まだ、高校生とのこと、おそらく音楽学というものがどういうものなのかが、はっきりしていないところもあると思うので、今から少し説明しますね!私も、音楽学とは何かが本当に分かったのは、つい最近なので。

まず、音楽学は主に、音楽史研究、音楽美学、音楽理論、民族音楽、日本音楽の分野に分かれます。音楽史研究は、いろいろな人がいますが、例えば、海老沢敏先生みたいに、モーツァルトのことを専門に研究したり(本がたくさん出ています)、ショパンという人を取り上げたら、ショパンに関する音楽研究書を探して、時代(19-20,21世紀)によってショパン像がどのように変化していったかとか、ポーランドにおけるショパンと同時代の作曲家とか、いろいろな視点があります。
音楽美学は、「音楽の形式は鳴り響く形式である」と言ったハンスリックという有名な美学者がいますが、その人の思想について研究したり、その他、音楽とは何かという根本的な問題や、思想が中心になります。例えば、よくいう日本的とか、ショパン的とかいうその‘的’とは何かということに着眼したりとか‥。
音楽理論は、音楽そのものを考える研究分野で、作品を分析して、そこにどんな思想があるのか、どんな音楽なのかを考えていく、研究分野です。分析して、はい、それで終わり、ではありません(それで終わりの人は、分析ができない、楽譜を読みとれない人で、そういう人はたいてい、音楽理論研究に対して否定的です)。例えば、ショパンはバラードをソナタ形式で書いています。本来、ソナタ形式とは、ピアノソナタや、交響曲に使われる形式ですが、ショパンはロマン派という時代にあって、ものともは声楽の形式であるバラードをソナタ形式で書くというユニークなことを行っていて、それがショパンの個性であり、偉大なところです。ショパンはソナタ形式に新たな構成法を見いだしたということです。その他にも、バラード一つとっても、貴族中心の18世紀から、作曲家のオリジナリティが強く求められるようになった19世紀の社会の問題とか、考える視点がたくさんあり、それを考えるのが音楽学です。
民族音楽は、ジプシーの音楽について調べたりとか、アフリカの民族音楽、ガムラン、ハワイフラについてとかです。
そして日本音楽とは、雅楽とか、日本に西洋音楽が導入されたときの受容史とかがあります。

どうでしょうか?少しは分かっていただけましたか?
まだ、分からなくても全然いいと思います。音楽学がどういうものかを理解して大学に入ってくる学生なんて、絶対に誰もいません。中に入って、学んでいくうちに分かってくるものです。そして、何を研究したいかも、中に入ってからで充分です。最初から、モーツァルトを研究するなんて決めて、そればっかり調べていても、自分を音楽の狭い領域の中に閉じこめるだけでいいことなんて一つもありません。幅広く、いろいろな音楽を聴いて、自分の音楽経験を広げていくことが大切です。バッハ、ハイドン、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、ブラームス、リスト、ワーグナー、ドビュッシー、ラヴェル、スクリャービン、シェーンベルク、ベルク、ウェーベルン、さらにはブーレーズ、シュトックハウゼン、J.ケージ、クセナキス、ルトスワフスキ、ペンデレツキ、リンドベルイ、ラウタヴァーラ、ベンジャミン、マクミラン、ラッヘンマン、武満徹、石井眞木、湯浅譲二、一柳慧など現代の今生きている作曲家にまで、広げていくと、幅広い視野で音楽を考察できるようになります。
東京学芸大学は受けてみるといいですね。英語は大丈夫でしょうか?あと、和声学も誰かについてすぐに教わった方がいいですよ(試験にあります)。音楽学はまず第一に、語学です。語学ができなければ、音楽研究はできないし、卒論すらも書けません。卒論を書くには、多くの洋書(英語、ドイツ語、フランス音楽を研究するときはフランス語が必須)を読まなければ駄目です。ある程度、できれば、あとは大学に入ってからの、語学のトレーニングで充分なので、おびえなくてもいいのですが、芸大は競争率がかなり高いので、英語を猛勉強する必要がありますね。その他の大学は滑り止めとして、国立音楽大学、桐朋学園大学、フェリス女学院、だ妥当なところです。
でも、ぜひぜひ、東京芸術大学に行ってください。真剣に、音楽研究の道、音楽学者をめざすなら、東京芸大に行かれるべきです。
頑張ってくださいね!
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この回答へのお礼

詳しく教えていただき、ありがとうございました。さらに興味もやる気もわいてきました。学校によって学科の名前も違うし、受験科目もずいぶん違うので、どうしたらいいか困っていました。教えていただいたことを参考に、今から猛ダッシュで追い込みをします。ありがとうございました。

お礼日時:2003/12/19 06:56

またlutowinnですが、訂正です。


下の方に、「東京学芸大学を受けてみるといいですね」と書いてしまいましたが、「東京芸術大学」の間違えだったので、訂正します(>_<)
後で読み返して、あっ‥となりました。
東京学芸大学を受けるのなら、芸大の方が教師の質がいいと思いますよ。
あと、余計なお世話かもしれませんが、訂正のついでに、読んでおいた方がいい本とか勉強になる本、おすすめの本を紹介しておきます。

音楽史関係では『西洋音楽史概説』門間直美著、『西洋音楽史印象派以後』柴田南雄著 『新西洋音楽史』グラウト・パリスカ著

美学では『音楽美学』ハンスリック著(これは絶版なので図書館にしかありませんが、読むべき重要な本です)、『美について』今道友信(とても勉強になる本で美学のことがよく分かります)

音楽形式では『音楽形式』 門馬直衛著(分かりやすい本で、読みやすく、銀座のヤマハ等で売っています)

日本音楽では『雅楽入門』増本伎共子著 『日本の作曲20世紀』音楽之友社

民族音楽では『民族音楽概論』藤井知昭編集 『はじめての世界音楽』拓殖元一著 『音楽でめぐる中央ヨーロッパ』横井雅子著
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この回答へのお礼

本当にいろいろありがとうございます。読むべき本についての知識は全く無かったので、さっそく読みたいと思います。

お礼日時:2003/12/19 18:21

「楽典を勉強するうちに」とありますが、楽理あるいは音楽学専攻に行って何を学びたいのでしょうか。

音楽学は楽典とは全く違う世界の勉強ですが大丈夫でしょうか。

音楽大学や教育学部の音楽専攻のある大学には、それぞれ個性的で専門に優れた音楽学の先生方がいます。東京学芸大の久保田教授はドイツ音楽の権威ですし、東京芸大には現代音楽研究の第一人者船山先生始めそうそうたる先生方がいます。あなたが何を勉強したいのかがわかると、それにふさわしい先生のいる大学を考えることができると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。教えて頂いた通り、自分が何を勉強したいかをさらに考えていきたいと思います。

お礼日時:2003/12/19 18:16

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