
男女の性愛、セックスについての研究が進んでいる大学。
私は都内のマーチレベルの大学に通うものです。
ある日「セックス(この場合、性別という意味ではなく性愛的行為としての意味です)」というものは
あらゆる経済活動以前の、人類すべての根源だ。と気づいてから、
学問的にセックスについて学びたいと強く思うようになりました。
なんで人はセックスをするのか?
セックスに対する認識や価値観は歴史とともにどのように変わってきたのか?
などについて哲学的、心理学的、文学的に包括的に学びたいのです。
大学には「ジェンダー・セクシャリティ研究」などのゼミもありますが
「性愛」というよりは「女性学」に偏っており、わたしの知りたいことを研究するのにはふさわしくないようです。
場合によっては転学、もしくは大学院進学なども視野に入れております。
インターネットでも調べたのですが、どうしても「性愛」「セックス」などと調べても
いかがわしいサイトばかり出てきて必要な情報を集められませんでした。
どなたかご存知の方がおられればご回答お願いいたします。
A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
既婚男性です。
質問者さんと似たような興味・関心から、「男女の性愛、セックスについての研究」の現状について少し調べたことがありますが、大学なり、その学部なりの単位でこういう「研究が進んでいる」機関となると、管見する限りでは皆無だと思います。
となると、質問者さんがお読みになって興味を抱いた研究書の執筆者が勤務する大学に入学するのが最も現実的かもしれません。
が、実際には、大学の文系学部の哲学・心理学・社会学・民俗学・文化人類学のいずれかを専攻すれば、よほどのことがない限り、質問者さんの関心分野・領域の研究はできるはずです。
と言うか、所属する専攻コースによほど頑固な指導教員がいるのでない限り、学生の自由な研究テーマを尊重しないということはまずあり得ませんから。
>なんで人はセックスをするのか?
>セックスに対する認識や価値観は歴史とともにどのように変わってきたのか?
なら、既出回答中にも紹介されているような関連書をできるだけ多くお読みになり、ご自分の問題意識の正体をより鮮明に自覚し、それを解明するために、さらにより専門的な参考書・資料等に基づいて研究を進めればよろしいと思います。
なお、性に関する歴史的、社会的な個別現象面により興味・関心があるなら、社会学、民俗学、文化人類学等の研究方法が求められます。
また、人間の性の本質、真相、原理、意義、価値等により興味・関心があるなら、哲学・心理学を専攻なさってはいかがでしょうか。
いずれにせよ、性・セックスというのはとてつもなく膨大な疑問や謎に充ち、しかも一種多面体のようなところがありますから、より学際的(複数の専攻分野に跨る)な研究方法が求められることだけは確かです。
で、質問者さんがお書きになっている興味・関心からすると、まずはフロイトの性に関する研究概要を理解なさるところから始められた方が無難かもしれませんね。
そこから派生して、フロイトの末裔にあたる学者や逆にフロイトに批判的な学者の諸説を学んでいけば、確実に性・セックスへの理解が深まっていくはずです。
取り敢えず、その前段階として、質問者さんが文庫・新書版で読め、かつご自身の問題意識をより鮮明にするための入門書として、D.H.ロレンス「チャタレー夫人の恋人」、バタイユ「エロティスム」、岸田秀「性的唯幻論序説」をお薦めいたします。
性に関する学問や研究となると、そのの水準はまだまだ赤ん坊レベルに留まっているだけに、質問者さんのような若い世代の方に積極的、意欲的に取り組んでいただいたいと願わずにはいられません。
No.2
- 回答日時:
筑摩書房「西洋中世の男と女」阿部謹也著。
エドゥアルト・フックス「風俗の歴史」光文社、角川文庫など。
「風俗の歴史」は、原本がヨーロッパにないそうです。
河出書房新社から、風俗の歴史に関する本がでていたようです。
渋沢龍彦さんの翻訳も有名です。
岩波文庫「古代社会」モルガン著、「家族・私有財産・国家の起源」エンゲルス著、
民俗学の著作を図書館でさがしてみてください。性風俗の研究もあると思います。
「性風俗 学問」で検索すると、いろいろでてきます。「夜這いの民俗学・夜這いの性愛論」ちくま学芸文庫。
直接、現代の性風俗を研究している学問があるかどうか、知りませんが、中世、近世、近代の社会、風俗について、研究しているものは、たくさんあると思います。
網野善彦さんの中世の歴史研究、時代小説にでてくる、漂白の民(定住農民でない人々)、山か、マタギ、出雲の阿国などの芸能集団、忍者などの情報集団、修験者などなど、いろいろあります。
「医心方」中国の医学、診療、薬学などの総合文献ですが、原典が中国にないそうです。槙佐智子さんが、現代語訳を出版されたそうです。
コミック「花の慶次・・・雲のかなたに」を読んでみてください。隆慶一郎さんの時代小説「一夢庵風流記」が原作です。隆慶一郎さんの時代小説に、傾奇者、変わった人々が、たくさん登場します。
情報収集のいろはを使ってください。図書館にいって、司書に相談するのです。インターネットで検索するには、最初のキーワードが必要ですが、その情報が少なすぎるようです。
学問を志す人が、人生をかけようとする「問題意識」の情報を、他人に頼るとは、情けないです。
No.1
- 回答日時:
歴史についてはこの辺の動画を見ればおおよそはわかると思います。
http://www.zaeega.com/archives/51003997.html
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1183328
この回答は運営によって消される気がするので、速めにURLを保存して置いてください。
セックスについて本当に詳しい学者は、歴史学者や考古学者、
それぞれの文化を研究している人です。
それらの知識は、膨大な資料を読みあさる中にみつけた1行の積み重ねです。
世界のセックスの歴史を掘り下げて研究するには、
まず他国の資料や文献が読めなくてはいけないので、それらの知識が先に必要です。
民族や文化を研究して行く中での付加知識なので、それだけに特化して研究をするのは無理だしもったいないです。
あくまでも付加知識として入ってきたものがセックスの知識となります。
ただ単に過去に書かれたセックスに関する知識を得たいならそんなに時間はかかりません。
史実に基づいたセックスやマスターベーションの歴史について深く書かれている本は実はそんなに発行されていません。
もちろんくだらない恋愛指南書やナンパ本や最近バカ売れのセックスの仕方などの本は除きます。
本のタイトルだけいうと、
王たちのセックス
歴史はSEXでつくられる
女と男のだましあい―ヒトの性行動の進化
ヴァイブレーターの文化史
マスタベーションの歴史
ペニスの文化史
ヴァギナの文化史
コンドームの歴史
ヴァギナ 女性器の文化史
このくらいです。みんなアマゾンの古本で半額以下で買えると思います。
全部読めばもう十分だと思うはずです。
それでもまだ調べたいと思うなら、それぞれの作者に手紙を出してどのように勉強してきたかを聞いてみるといいです。
一人ぐらい返事があると思います。
あと、日本ではたいして儲からない研究になると思うので、やるなら本業をしっかりやり、
片手間の趣味で勉強することをお勧めします。そのために大学を変えるなんてもったいないです。あなたは人類の根源がセックスだと知っているなら、どんな分野でも掘り下げれば根源に近づいていく事を知っています。
最後に、勉強するからといってAVに出演したりするのは止めてください。
あくまでも歴史として勉強してください。
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