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飲食店(鮨屋)の開店を予定しており、店を株式にするか個人事業にしようか迷っています。

主人が代表で、後に忙しくなったらホールのアルバイトを2人ほど雇おうかと考えています。

主人の修行先の鮨屋のお店は株式で従業員が4名おり、すべてアルバイトなのですが、そちらの社長は株式にはしないほうがいいと言います。

そこで、飲食店をされておられる方、経営に詳しい方に質問させていただきます。

このような小規模な個人店が株式にするメリット、デメリットはどういったことでしょうか。

ご回答いただければ助かります。

よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

法人組織にするメリットの一番は信用でしょうね。


開業資金、将来の拡大資金や運転資金などを考えると、法人の方が融資を受けやすいかもしれません。しかし、小さい店舗で自己資金などで起業されるのであれば、個人事業の方が良いでしょうね。
従業員などの募集でも、法人組織の方が安定のイメージが強いため、集まりやすいでしょう。さらに、事業の承継などでも、個人事業より承継しやすかったりしますしね。

特殊な事業の場合には、許認可届出が必要な事業もあり、その条件に法人組織などという場合もありますし、許認可を取りやすいのが法人という場合もあります。ただ、鮨屋であれば、飲食店としての保健所関係だけでしょうから、許認可届出で法人である必要は少ないでしょうね。

個人事業と法人事業で悩まれる場合に多く考えるのは、税務上の取り扱いです。
個人事業と法人事業で経営者が同一であっても、個人事業は経営者の人格で行いますが、法人はその所有者は株主であり、経営者は株主からの委任による経営となります。法人ですと、個人と人格を別にするため、税務上の対策が多いことでしょう。

個人事業の場合には所得税などが課税されますが、超過累進課税方式により所得が多いほど税率も高くなります。所得が低ければ法人税の税率より低い所得税率ですが、所得が一定金額を超えれば法人税率より高い所得税となります。法人税は一定の税率ですので、その辺で考える人も多いことでしょう。

法人にも住民税がかかります。個人事業であれば、個人の人格に対してその所得で住民税を計算されます。法人の場合には、法人の経営者は別の人格のため個人でも役員報酬などに対し住民税を払いますし、法人にも住民税が課税されます。法人が赤字であっても、最低7万円(資本金などにより異なります)の均等割が課税されることになります。

消費税では、資本金一千万円を超えなければ、起業後およそ2年間は免税となります。
そう考えると、個人事業開業後、売上の基準などで課税事業者となりそうになった時に法人化し、法人でも免税期間を受けた方が得策かもしれません。

最後に、社会保険などを完備させ、経営者も社会保険に加入したいなどと考えるのであれば、法人である必要があります。個人事業の場合には雇用主ですので、従業員を社会保険に加入させても、雇用主自身は加入できず、国保や国民年金になることでしょう。しかし、法人であれば、経営者は役員にすぎませんので、社会保険に加入できます。さらに、家族を手伝わせる場合などでも、法人の方が便利なことは多いでしょう。しかし、法人税の申告などは、個人事業の申告の非ではない事務処理と知識が必要となります。個人事業で税理士へ依頼せずに自分で申告する人も多いですが、法人では難しいですね。税理士に依頼しないという選択も考えると、優遇などが少なくても、個人事業の方が身軽かもしれません。
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この回答へのお礼

こんにちは。丁寧なご回答をいただきまして、本当にありがとうございます。

どんなに小規模でも、事業を起こすということは大変でお金がかかりますね。

頂いたアドバイスでは個人事業のほうが身軽との事で、その方向で進めていきたいと思います。

詳細にご回答いただきまして心から感謝します。貴重なお時間を頂きまして本当にありがとうございました。

アドバイスを参考にさせて頂きます。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/05/07 16:09

ご主人様は、今回新たに開業されるんでしょうか?


もしそうでしたら、個人事業からのスタートがいいと思います。

まず第一に消費税の納税のことをお伝えしておきますね。
売上金額が年間一千万円を超えると、消費税の納税義務が生じます。
原則として、二年間は免税です。
そして、年間一千万円を超えた翌々年は消費税が課税されます。
でも、よくある手段として、その時に法人化(株式会社を作る)すると、また二年間の免税となります。
なので、売上金額の多い方でも、最大4年間は消費税が免除されることとなります。

そして、株式会社のメリットとデメリットをお伝えします。

メリット(1)役員報酬(役員の給料)の金額を自分で決められるので、利益を調整できる(ただし一度決めた金額は一年間原則として変えられません)

メリット(2)対外的な信用度が増すと言われています。

デメリット(1)赤字申告でも、必ず納税がある(法人にかかる住民税です。都道府県や市町村によって納税額が変わりますが、大体合計で8万円位を思っておいたらいいと思います)

デメリット(2)会社を作るのは簡単だが、個人事業に比べ廃業する時は結構面倒

デメリット(3)役員変更登記が定期的に必要(最大10年間に一回で良いが、登記費用がかかる)

今思いつくのはこれぐらいです。
私なら、個人事業でスタートし、あまりに利益が出すぎるようであれば、頃合をみて法人化すると思います。
個人事業主でも人を雇って親方となることはできますし、売上が十分あれば、銀行等の融資を受けることもできます。

参考になりましたでしょうか?
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この回答へのお礼

こんにちは。

事業は初めてです。

個人事業でも売り上げが充分あれば銀行の融資が受けられるとは思いませんでした。

ご教示いただきまして本当にありがとうございます。

個人でもお金がかかりますが、株式はさらにお金がかかりますね(^^:)

私どもの小規模な個人店では、株式にすることのメリットは少ないかもしれません。

とっても勉強になりました。

貴重なお時間を割いてしまって申し訳ございません。

頂いたアドバイスとご回答を参考に、色々すすめていきたいと思います。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2012/05/07 16:23

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