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レオナルド・ディカプリオ主演の映画「シャッターアイランド」についての質問です。(※まだ見てない人はみてから答えて下さいね)

Q.皆さんはこの映画の真相をどうお考えでしょうか?最初からすべては精神病院の陰謀だったのか?それともテディが自分の妻を殺したと言う現実を受け入れられなかったのか?それとも結局受け入れはしたが、”モンスターとして生きる”のではなく”人間として死ぬ”ことを自ら選んでロボトミー手術をわざと受けるようにしむけたのか?

皆さんの考えを聞かせて下さい。

公式サイトはコチラ
http://www.s-island.jp/

A 回答 (2件)

お礼拝見しました。


追加のご質問ですが、私も頭をひねったところです。長文になってしまいますが、あくまでも個人的な意見ということでお答えしますね。

>レイチェルは実在するのか?

実在しません。テディ捜査官が島へ来るためのきっかけとして病院側が用意した架空の人物です。子供を溺死させたという設定や名前がドロレス・シャナルのアナグラムになっていることも仕組まれたものです。紙切れの暗号などのヒントを与えてテディが事件の真相に近づくほど、自らがレディスであることを自覚するように計算されたものでした。
全くの妄想ではなく病院の看護師が演じていました。おそらくシーアンの肯定派だったためかなり迫真の演技をしています。病院のスタッフは、シーアン派(ロールプレイ治療賛成)かナーリング派(ロボトミー手術賛成)かで芝居への取り組み方の違いが見てとれます。看守は途中で笑い出したりと、ほとんどが非協力的です。

>もししないのならなぜテディはロボトミー手術について知っていたのか?

逃げ出した患者としてのレイチェルは看護師が演じていましたが、テディが洞窟で会った行方不明だった女医としてのレイチェルは完全な妄想の産物だと考えられます。
レディスは患者であり何度もロボトミー手術については聞かされているため、手術の存在はもともと知っています。(病院の基本方針は暴力的な重度患者には早期に処置をほどこす。)テディを演じることで辻褄の合わない知識を意識から消していますが、自分の考えを肯定するために妄想上のレイチェルに与えられた知識と解釈しているにすぎません。
ロボトミー手術を逃れさせたい主治医シーアンが実験データを欲しがるコーリー院長を説得しこのロールプレイ治療に臨んでいるのだと考えられます。(実は病院で行われている人体実験医療とはロボトミー手術のことではなく、本当はレディスに施されているロールプレイ治療のことを指しています。)


>テディは船に乗ってアシュクリフに来ましたが、本当にそんな”狂人”を野放し出来るのか?

船の内装・器具をよく観察してみてください。拘束具、医療器具です。この船は保安局の船や連絡船ではなく精神疾患患者の護送用の船なのです。ロールプレイに入る前のレディスを拘束した状態(おそらく眠らせていた。)で湖上まで運んだと考えられます。野放しに出来ないからこそ病院の船舶を使わざるを得なかったと考えられます。テディがまだ朦朧としており水のトラウマなども手伝ったため気づかなかったようです。あらためて見直すと明らかに不自然な船です。

>この作品で暴力性について取り上げていましたがいまいち分かりません。

作中に暴力を振るうシーンがないのでわかりにくいですが、アンドリュー・レディスはかなり凶暴な患者のようです。医療スタッフの緊張の仕方やテディが病院にやってきたときの警備の物々しさから見てとれます。またC棟でテディの背後に現れた患者にテディが反撃した際にシーアンが慌てて患者の方を助けているシーンもポイントです。
他の患者がテディからレディスの名前を聞かれて固まってしまうシーンがありますが、レディスに対して「レディス」と呼ぶとキレて暴れる兆候があることを知っているのが原因です。C棟にいたジョージ・ノイスという患者はレディスの名を呼んでしまったのでひどい暴力を受けたのです。(ちなみにノイスとの会話は現実と妄想が入り混じる複雑なシーンですが、背後の壁の明暗で現実と妄想を見分けることができます。明るいときは妄想内です。)


以上です。
ダラダラと勝手な推論を並べました。わかりにくいかと思いますが少しでも考察のお役に立てば幸いです。
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この回答へのお礼

なるほど
なんだか理解が深まった気がしますw

ありがとうございました :)

お礼日時:2012/05/23 23:58

伏線が面白い映画でしたね。

2回観ると全ての行動や表情の理由がわかり「なるほどー」と思えるのが気持ちいいと感じる作品でした。

『”モンスターとして生きる”のではなく”人間として死ぬ”ことを自ら選んだ。』
間違いないくコレだと思います。エンディング部分でテディはレディスとしてのアイデンティティを完全に取り戻しています。つまりシーアン医師の壮大な処置は成功していることになります。
ですが、レディスにとっては受け入れがたい重い現実を突きつけられた状態です。妻殺しの記憶とトラウマを持ったまま、いつ再びテディの人格にとって変わられるかもわからない。自らがそういった危うい精神状態にあることをレディス自身が把握していました。(その状態をモンスターと称している)そのためテディの振りをしてロボトミー手術(テディ、レディスの精神の死)を受け入れることにしたのです。それが自分を含め全員のためになると悟ったのだと思います。(善人としての死)
チャック(シーアン)に上記のような言葉を告げたのは、献身的にレディスを治療したシーアンには本当は治療が成功していたということと、自分の真意を伝えたかったためだと考えられます。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます。

私もmadausaさんに賛成です。
彼が、チャック(シーアン)に最後に残した言葉が印象的でしたね。

しかしその考えだけでは解決できないないことはまだあります。

レイチェルは実在するのか?
もししないのならなぜテディはロボトミー手術について知っていたのか?(レイチェルが教えたからではないのか?)

テディは船に乗ってアシュクリフに来ましたが、本当にそんな”狂人”を野放し出来るのか?

こういう事柄についてmadausaさんのご意見を伺いたいです。


p.s.この作品で暴力性について取り上げていましたがいまいち分かりません。よろしければ解説よろしくお願いします。

お礼日時:2012/05/23 16:03

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