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しばしば、百選の判例を解説したくださる回答者の中に、裁判所調査官の解説を引用してくださる方がいます。百選よりわかりやすい文章もあるので、困ることはないのですが、裁判所は、調査官の方でも、判例解説したりするのでしょうか。百選は、学者の方が判例を解説してくださっていますが、百選と違っていた場合、どちらの記述を信用したらいいのかわからないです。教えてください。

A 回答 (1件)

裁判所調査官とは、最高裁判所において最高裁判事が判断を下す際の資料収集などを担当するれっきとした現職の裁判官です。

下世話な表現をすれば出世コースにのっているエリート裁判官です。
そして、裁判所調査官が自身の担当した最高裁判例の解説をしているのが、いわゆる最高裁調査官解説と呼ばれているものです(貴方の質問の回答者が引用している裁判所調査官の解説がこのことを指すかどうかはわかりませんが)。れっきとした刊行物です。
調査官は他にもジュリストの時の判例などにも当該判例の解説をいわば速報的に掲載する場合もあります。

その意味で、学者と調査官解説、どちらを信用するかですが、当該最高裁判例において最高裁判事がどのような思考・根拠に基づいて判決・決定に至ったか、ということに重点に置くのであれば最高裁調査官解説を信用すればいいでしょうし、たんに当該最高裁判例で争点になっている法的見解について学術的な知見を得たいのであれば、どちらでもよいと思います。この種の争点に絶対的な正解はないはずですから。
ちなみに、法律的素養についてですが、裁判所調査官は上記のようにかなりエリート的なポジションにいるので、当該争点を重点的に研究している学者でなければなかなか太刀打ちはできないと思います。

やや実務家に肩入れしていますが、そもそも大学に残り研究者をしているいわゆる学者については、現在還暦を超えているような先生方はともかく、それ以下の世代層になるとそのほとんどが学年トップというよりも、10番手、20番手程度の人がなんとなく大学に残り教授面しているという現実を経験的に知っているもので・・・。
この回答にご気分を害されるとしたらご海容ください。嘘は書けませんので。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。裁判所調査官という人は、現役の裁判官の人たちだったのですね。恥ずかしながら、裁判官の補助者みたいな存在としてか思っていませんでした。

お礼日時:2012/07/20 20:28

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