
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
1.生きとし生けるものは全て仏の心がある
2.来世でなく今を正しくきちんと生きましょう
この2点でしょうか?
○法華経の主眼は、簡単に言えば、「1.生きとし生けるものは全て仏の心がある。」つまり、全てのものに仏生があるので、
三宝に帰依してしっかり修行をして仏性を磨いて今世を生ききれば、必ず来世、来来世あるいは未来世で菩薩になれる。という教えですね。言い換えれば、「2.来世でなく今を正しくきちんと生きましょう。」ですね。だから、2点でほぼ正しいのですが、菩薩への修行には、釈迦如来が実践したように、衆生伝道も含まれるのですね。これは菩薩が立てる四弘請願で明らかですね。簡単に言えば己を磨き、衆生を助ける「上求菩提下化衆生」ですね。
鎌倉期以降は「上求菩提下化衆生」が「上求菩提」と「下化衆生」型宗教に分かれてなにやらわからなくなってしまってますが、
1.生きとし生けるものは全て仏の心がある。
2.来世でなく今を正しくきちんと生きましょう。
3.学んだ教えを広めましょう。
の3点が本来的な主題ですね。仏教では正しく物事を観る、判断することを「正見」といいますがこれは「正信」つまり、正しい信仰を持つことと同じ意味ですね。
仏教では釈迦如来に帰依することが「正信」ですから、本尊は釈迦如来以外にはないですね。
釈迦如来を役割の違いで阿弥陀仏や大日如来と言い換えているだけですね。表現方法は寛容ですね。ということで仏教においては、弟子やお経は本尊には決してなりませんね。
No.4
- 回答日時:
法華経に説かれていることは、決して難しい話ではなく、実は老若男女、国籍を問わず、万民がその自身の生命の中に卓越したすばらしい能力を秘めていて、それを発揮さえすれば、現状がたとえ不幸のどん底であっても、たちまちに好転の軌道へと変革できるという、まさに革命的パワーが誰にも内在していることに釈迦は気付き、それで、その能力の存在とその開発方途を説き教えているのです。
元々、仏の語源のブッダとはサンスクリット語で、その意味するところは『目覚めた者』ということで、釈迦は自身に秘められていた、その卓越した能力に目覚めた先覚者だったのです。ところが世間では、そのことに気付くこともなく、当然、その卓越した能力を使うこともなく、いわゆる宝の持ち腐れ状態のままで不幸に甘んじている人がほとんどで、それでこのことを説き始めるに至ったのですが、確かに実にもったいない話であり、これはちょうど油田や金鉱脈を持っているのに、そのことに気付かず、それを開発しないまま困窮に苦悩しているようなものかと思われます。
それでただ、これをいきなり説いても仏教のぶの字も知らない当時の人々には難解だったために理解し難く、信じ難いため、法華経の部分部分を様々な比喩や方便等を用いて、当時の人々にその説法が受け入れやすいように噛んで含ませるように種々に説いて行ったのです。これはちょうど、子供にいきなり大学講義の内容を説いてもチンプンカンプンであり、やはり、堅苦しくないおとぎ話や童話等から始めれば難なく受け入れてもらえるようなものかと思われます。そして、そのように解りやすいものから説いて行き、少しづつ人々の理解度、受け入れる能力を高めるようにして行ったのです。いわゆる化導という形で、手を変え、品を変えてその能力の様々な特性を擬人化して何々如来とか、何々菩薩とかに譬えて導いて行ったのです。つまり、能力の特性を単に説明するよりは、その特性を備えた様々な如来や菩薩という架空の存在を登場させて種々説明した方が解りやすく、また印象深く人々の心に残ったからであり、それ故に今では様々な仏像が現存することとなったのですが。
結局、法華経以外はすべて法華経へと至らせるために一時的に説いた仮の教えに過ぎず、もし当時の人々の機根(受け入れる力)がそれなりに高ければ法華経のみ説かれて後世へと伝えられ、現状のような宗派乱立とはならなかったでしょう。結局、仏教といえば本来は法華経のみであり、そこにはあるのは誰もが本来持つすばらしい能力、特性の自己開発の一点に尽きるのであって、いくら何々菩薩とか、何々如来を崇めようが、それらは特性の部分部分を擬人化しただけのものに過ぎず、分かりやすく言えば、薬の様々な効能を賞賛するのみで、薬自体を利用していないようなものかと思われます。
それで、その能力を発揮させるのためのキーワードが『南無妙法蓮華経』であり、つまり、自身の宝蔵(釈迦は内在する能力特性を宝の蔵に譬えて)を開くための唯一の鍵が『南無妙法蓮華経』であり、これを用いれば、その特性を欲しいままに使っていくことができ、まさに大変価値あるすばらしい人生を送ることができると説いているのです。
以上が、法華経の大意であり、このことを解りやすく説いているものに『衣裏珠(えりじゅ)の譬え』と『長者窮子(ちょうじゃぐうじ)の譬え』がありますので、参照されてみてはどうでしょうか。
この回答への補足
教えていただいたのは、法華七喩の2つのストーリーなのですね。
法華経はその法華七喩と28の章で構成されているとの認識でよいでしょうか。そしてお寺で読まれているのは28章の一部、ということで合っていますでしょうか(法華経はとても長いので全部1日で唱えるのは無理、とどこかで読みました)
ありがとうございました。
教えていただいた2つの譬え話を参照しました。
どちらも子供向けの日本昔話のようで分かりやすかったです。
No.2
- 回答日時:
創価学会 壮年部の者です。
>法華経の教えを簡単に言うと
>1.生きとし生けるものは全て仏の心がある
>2.来世でなく今を正しくきちんと生きましょう
>この2点でしょうか?
いえいえ、法華経ではそんなこと一言も言っていません。
『法華経』の大意は
・衆生として生を受け一番大切なことは、『仏になる』事である。そして、仏になる『法』として『妙法蓮華経』があ。この『法』に縁して衆生は仏に成るのである。
・末法において、上行菩薩を上士として釈迦佛付嘱の法を弘めるであろう。⇒未来世の予見。
・この法華経には、弘める功徳と謗る罰とがある。
以上が法華経(妙法蓮華経)の大意。
末法においては、上行菩薩の再誕として日蓮大聖人は『南無妙法蓮華経』を本尊として表しました。
この本尊に向かい、『南無妙法蓮華経』の題目を唱え、法を弘めることで仏の生命が現れる。
退転することなく、ただ『南無妙法蓮華経』と唱え、『南無妙法蓮華経』の御本尊を弘めよ。
これが、日蓮大聖人御書に書かれている肝要である。
■No.1さんのお礼について
>万人を尊敬するでは、日蓮さんの他宗派批判の精神と矛盾していて変に思いました。
他宗批判というのは、あくまでも他宗の本尊・教義の誤りを指摘していることで、そこに携わる人間を否定しているものではありません。これは、現在創価学会においても、折伏(しゃくふく)を行っていますが、その方の信仰する宗教の誤りを指摘しているだけで、その方の人間までもを否定しているものではありません。しかし、多くの方は、宗教を指摘されると、まるで人間を否定されているという誤解を持つことも事実だと思います。しかしながら、他の方も当然ながら“仏性(一念三千法門)”を持っているわけで、もちろん、それを踏まえて折伏(しゃくふく)を行っています。
また、折伏(しゃくふく)を行う上で、行き過ぎて相手の迷惑になる事も多々あったとは思います。一人に対して、大勢で話をするとか。時間もわきまえず、いきなり訪問するとか。そういった点は、大いに反省しなければいけないと思います。
ありがとうございました。
法華経はとても長い経典のようで、教えを短く分かりやすくまとめてくれたサイトが見つからず質問させてもらいましたが、未だガテンがいきません。
最初の質問で簡潔に、とさせたもらったのはそういう理由です。
自分的に一番分かりやすかったのが、日蓮宗のサイトです。
http://www.nichiren.or.jp/buddhism/sutra/01.php
何にでも仏の心が宿っている。何にでも感謝し尊敬し、正しく生きましょう。
そう解釈したのですが、そんなことは経典に書いていない、ということなのですね。
前回は万人を尊敬する、と書いてしまいましたが、釈迦の教えでは人でも草でも物でもイコールだったと思うので、物自体(信仰対象)を批判するのも同じかと。
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