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よく「第二次世界大戦後のドイツの隣国への謝罪を見習え」という論調が
国内にとどまらず、中国や韓国からも出ますが(今回の韓国の竹島問題でも
少し話題に出ましたが)、

 ・本当にナチスドイツの謝罪はうまくいっているのでしょうか?
 ・もしそうでしたら、何がうまくいっていると言われているのでしょうか?
 ・また、日本以上に問題がこじれているものはないのでしょうか?

詳しくないので、よろしくお願いします。

A 回答 (11件中1~10件)

 「謝罪」という行為にはそれ自体に倫理的価値がありますが、外交においては「和解」に資する道具立てとして重要です。

そのため、いくら「謝罪」しても「和解」にいたらないのなら意味はありません。
 日本の場合はこれが「うまくいっていない」ので問題視されます。

 なぜそうなのか。理由はいろいろありますが、まず相手方の事情から。
 中国と韓国は日本の支配に抵抗し、独立解放を勝ち取ったことを一種の建国神話としています。実際には朝鮮半島は連合軍が日本帝国を打ち破ったからであり、中華人民共和国は戦後の国民党との内戦の結果生まれたものです。しかし、彼らは祖国をそのようなものとして認識し、誇っております。もちろん、根拠がないわけではありません。
 それに対して、ヨーロッパ諸国はナチスドイツの侵略をこうむった時点ですでに近代的な国民国家を築いておりました。ナチスからの解放によって再出発したことには違いがありませんが、「建国」の重要度はまったく異なります。
 中韓の場合は、日本の支配・侵略から脱したことがはるかに重要な意味を持っているのです。それだけに日本がそれに見合った行動をとらないと、彼らには「納得できない」となりがちです。

 次に、アメリカが戦後の東アジア戦略を構想する過程で、日本と近隣諸国が緊密な関係を築くことを望まなかったという事情があります。ソ連に対しては敵対し、韓国とはアメリカを抜きにした友好関係を望まず、中国には最初は敵視で途中から敵対はしないが友好的でもない関係にあることを期待し、そのために行動してきました。
 東アジア諸国はまんまと(とあえて言います)これに乗り、「和解」の努力を中途半端にしてきました。この事情を国内政治に利用したのです。韓国では日本の支配を非難すれば失政をごまかすことができ、日本では国内の軋轢を呼ぶしかない「謝罪」の問題を適当に処理して済ませても許されました。
 ドイツの「謝罪」に対する不充分さはほかの方も指摘しているとおりですが、いっぽうで「和解」を獲得するための努力は真剣なものでした。一例としてドイツが放棄した歴史的領土は日本の比ではありません。ドイツは全体としてアメリカの世界戦略にしたがいながらも、この一点では独自の外交路線をつらぬいたのです。EUは伊達や酔狂で成立したわけではありません。
 条件の相違はあるものの、日本にこの姿勢が足りなかったことは事実でしょう。

 また、日本の「謝罪」が不充分だったのもたしかだと思います。
 ドイツの場合はその罪を当初ヒトラーとナチスにかぶせることができたので、罪過を認めることもより容易でした。しかしそのいっぽうで、あれらはナチスを支持したドイツの罪である、という論調も世間に根づくようになりました。だから、ブラントの東方外交も支持されたし、ヴァイツゼッカーの演説も受け入れたのです。
 文言や事実だけなら中途半端という評価も正当ですが、これらの言動が生み出された土壌は日本にないものです。だから、周辺諸国も高く評価したのです。
 もっとも、近年は歴史修正主義と称して「ドイツの罪と言われるものには誤りがある」とか「言われるほどではなかった」という論調もありますが、いつもそういった主張は批判を浴びてきましたし、いまでも文学者のギュンター・グラスのようにナチスであった過去は批判の対象となります。表だって公言することがはばかられる言説なのです。

 それに対して、わが国では大日本帝国と日本国を切り分けることが終戦時の条件の相違から難しかったし、あえてあいまいにもしてきたので、戦前の罪を認めることにもあいまいさが付きまといました。
 おかげで今になって、植民地支配や侵略の過程でなされた行為の数々がなかったことにされています。あるいは、あったかなかったかわからないことになってます。しかし、その多くは学術的研究の成果として否定されるのではなく、そのほうが国内の納得を得られるから唱えられているにすぎません。
 こういうことを書くのは多くの反発を喰らうのでかなり勇気が要ります。そのこと自体がドイツと日本の差です。村山談話、河野談話の文言がどうあろうと、また過去公式にどれだけの「謝罪」が積み重ねられていようと、それを認めたくない世論が多数をしめているかぎり、説得力は生まれません。

 皆さんの賛同を得られない「回答」であることは承知しておりますが、わたしが理解しているかぎりではご質問に対する答えはこうです。
 本文でお尋ねになっていることに答えていない部分もありますが、そこは他の方に譲ります。

 長文回答失礼しました。
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No7です。

回答の補足をさせて頂きます。

前の回答から、ドイツは戦争に対する謝罪はしていないと回答しました。
質問は、それについてのみだと解釈したのですが、
しかし、それだけだと、日本はするべき謝罪をしていないという、曲解される怖れがあることがわかりましたので、
それについて、補足させていただきたいと思います。

戦争自体については、ドイツの誰も(ヒトラーさえも)謝罪する必要がないものだと、回答したつもりなのですが、
どうも、ドイツは戦争自体についての謝罪もした、と誤解している方がいるようです。

また、ナチスの行為については、当時から疑問が持たれていましたが、連合軍は、ドイツにすべての罪を被せる為、ナチスが行ったとされる行為について、異論を唱える事さえ違法として封殺し、情報統制を行いました。
近年、それらについて、反論する意見や、研究の発表が出されています。
それらを知識ない市民が、受け入れないからといって、それが間違いである根拠にはなりません。
意見の異なる専門家同士の対立は当たり前の事です。
私は、それらを批判とか憚られると表現する神経を疑います。
実際、連合軍がホロコーストの証拠として、扱った資料は、矛盾した内容のものが非常に多くあります。


●日本は、太平洋戦争について、他国に謝罪する必要はありません。
逆に感謝さえ、されています。

そして、アジアや連合国も同様に考えています。(動画参照)
連合国は、戦後に太平洋戦争は自分達が日本を追い詰めた為だと、理解しています。
アジアの国は、日本の戦争に拠って、白人から独立できたと、感謝しています。

そして、戦後処理ですが、日本ほどきっちり行った国はありません。

【日本が支払った戦争賠償金】


私は、これで、たしかに日本の「謝罪」が不充分だったと言う人の正気を疑います。(単に無知なだけかもしれまんが)

↑の講和条約を締結し、それらで定められた賠償を行って、尚謝罪しなければならない理由を、私は知りません。
執拗な謝罪の要求の弊害は、No7でお話しています。
そもそも、戦争自体は、主権国家の持つ交戦権の行使であり、犯罪ではない以上、謝罪の必要性はありません。
むしろ、謝罪が必要なのは、核を使ったアメリカや、植民地支配を行ったヨーロッパだと思います。

【東京裁判名場面】
http://www.youtube.com/watch?v=grFZiNaNVds


日本に執拗に謝罪を求めているのは、例の3国だけです。
その理由にしても、日本から外交的な譲歩を引き出す為(ようするに金)や、国民のガス抜きです。

中国ですが、毛沢東の共産党は、蒋介石の国民党より劣勢でしたが、日本が国民党を叩いた為に、中国を支配する事が出来ました。
毛沢東も、日本のおかげで国民党に勝てたと言っています。

韓国も、独立は、戦時中の自分達の抗日運動の成果と言っていますが、実態は全く違うものです。

日本と朝鮮は1910に平和的に併合しました。(植民地ではありません)
これは自業自得の失政で破綻した朝鮮の要請を日本が受け入れたもので、日本が侵略したのではありません。
日本は朝鮮のインフラを整備し、教育を普及させ、農業指導をして食料を増産させ、朝鮮人の暮らしを豊かにしました。(これらは、当時の外国からも評価されています。)
朝鮮人を差別したこともありません。(併合したので同じ日本人ですから)
強制連行や、従軍慰安婦や、創氏改名の強制は、事実ではありません。

今の韓国の政府のルーツは、併合時に、日本の支配を嫌って併合時に外国に逃げていた自称亡命政府です。
彼らは、併合で特権を失うことになった、貴族階級者達で、世界中が併合の正当性を認めていた為に孤立していました。(犯罪で資金稼ぎをしていた事も原因です。)

その後、WWIIの終戦で朝鮮は日本から独立しました。
連合国は独立した韓国の代表を、仕方なくその亡命政府に選びました。
韓国内の人間は日本の影響を受けているからです。
そんな経緯で、他国の都合で権力を得た彼等は、日本の統治の方が良かったと国民に言われることを恐れました。(実際、日本の方が遥かにマシでした)

それを避ける為に、新政府は朝鮮が独立できたのは、戦前・戦中からの我々の抗日運動の成果で、併合中の日本の統治は、酷いものだったと、捏造教育をし続けました。
この結果、今更、教えた事は嘘でしたとは言えない状態になっています。
中国の反日も、同じ理由からです。


植民地支配や侵略をしたと決め付けて、日本がそれらをうやむやにした事になっているという意見もありますが、
これは証拠も出さないで、あったという前提で、論理を進めると言う、詭弁や詐欺の手法です。
議論や裁判では、相手の訴えた者が、有罪である証拠を出さなければなりません。
これを【告発側の立証責任】と言います。

なかった証拠がない→あった で判断されたら、裁判は常に原告が勝ちます。


むりろ、連合国がうやむやにして、なかったことにした事の方が多いかもしれません。
そして、そのほうがその国の国民の納得を得られるから唱えられているにすぎません。

【アメリカ軍の戦争犯罪】
http://www.youtube.com/watch?v=4nxOqeW4nCo

皆さんの賛同を得られない「回答」であることは承知しておりますが、わたしが理解しているかぎりではご質問に対する答えはこうです。

 長文回答失礼しました。

https://www.youtube.com/watch?v=tXCed5SPj9o
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そもそも日本でナチスに対応する組織を探すと「大政翼賛会」となりますが、日本で大政翼賛会を賞賛したり復活を唱えたりする勢力はありません。


しかしドイツでは世論調査では「ヒトラーは戦争を除けばドイツの最も偉大な国家指導者のひとりだと思うか」という設問に1997年の段階でも24%がイエスと答えています。
日本の昨今の首相で没後50年を経て、国民の1/4が「日本の最も偉大な国家指導者のひとり」だと評価する人物はまずいないでしょうから、ドイツの一般市民におけるヒトラーの評価はむしろ高いといってもいいでしょう。
なおドイツでナチスが非合法化されたのは戦争とは関係無く「基本法に反する非民主的な全体主義的体制の構築を目指している」からであって、これは共産党が非合法化されたのと同じ理由です。
またドイツでは国防軍は「英雄」として称えられており、戦後長らく国防軍の戦争犯罪を取り上げる事自体がタブー視されていました。
著名な例としてはナチス時代の軍人の名を冠したリュッチェンス級駆逐艦や、捕虜の虐殺などの罪で戦犯として有罪になっていながら戦後ドイツ軍顧問に迎えられ名将と称えられたマンシュタイン元帥などが挙げられます。
戦後半世紀を経て歴史認識を見直そうという動きも表面化したことから、1995年には「国防軍の犯罪展」が開かれましたが、これについては保守層を中心に猛烈な反発が起き1997年には連邦議会にて「ドイツ国防軍従事者へのあらゆる非難に、断固として反対する決議」が採択されるなど、ドイツ軍の犯罪行為について取り上げる事に強い反発があります。

これを日本に当てはめて「日本軍の戦争犯罪」を取り上げる展示会について国会で「日本軍従事者へのあらゆる非難に、断固として反対する決議」が採択されるような状況を考えてみれば「ドイツの歴史認識」がいかなるものかは明らかでしょう。

実際にヴァイツゼッカー大統領がA級戦犯として有罪になった父親の罪状を全面否定し(父親は独ソ不可侵条約を締結しポーランドを分割する密約をかわした外務官僚トップであるにも関わらずです)、またそれがドイツにおいて殆ど批判されない事から分かるように、ドイツにおいては「戦争」については殆ど反省は行われていません。

この結果例えば2009年の第二次大戦勃発70年式典でもドイツのメルケル首相は「ドイツの行為による開戦による苦難」と「戦後のドイツ人追放によるドイツ人が受けた苦難」を同列に並べて演説するなど、周辺国に対しては罪の相殺を図る態度を示しています。

当然ながらこのような態度は周辺国の不信を招くもので例えば2005年にポーランドで行われた世論調査ではポーランド人の61%が、ドイツ政府が戦前にドイツ領だった地域を取り戻そうとしているか、あるいはその補償を求めてくると考えているという結果が出ています。
http://www.spiegel.de/spiegel/vorab/a-383359.html

またドイツ人が戦後接収された財産の返還請求が行われた2007年にはドイツ・ポーランド関係は「戦後最悪」とまで報じられるほど険悪化しています。
http://www.47news.jp/CN/200707/CN200707270100009 …

まあこのように「ドイツの戦後処理が周辺国から高く評価されている」とか「ドイツは戦争について深く反省している」というのは、ハッキリと言えば「一部のマスコミの流していたデマ」であって、現実には「周辺国は歴史問題よりも今現在の問題の方を優先させているだけ」でしかないのです。
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諸外国から見ると、ドイツに比べれば日本の戦後処理が上手く言っているようには見えません。



ナチスと現在のドイツ政府の違いは他の方の言うとおりなのですが、少なくとも現状でドイツ政府はハーケンクロイツ(ナチス党旗)を禁止し、ナチスを賞賛する行為自体も禁止しています。

なぜかというと、ナチスを与党にし、暴走させたのは「ドイツ国民」であるという認識があるからです。そのため教育現場はナチスの過ちを徹底して教える、法律でナチズムを徹底的に禁止する、旧ナチ党員を処罰する、という方針で臨んでいます。

この態度があることで、世界から見て「ドイツ国民によるナチスの反省と脱却」が図られている見られているのです。

これに対して同様の見方を日本に当てはめるとすれば、
教育現場でまともに近代を教えない(アメリカと対戦したこと知らない子供も多い)、旭日旗や旧軍隊さらには天皇制の廃止などを行っていない、旧日本軍人を処罰していない(東京裁判は連合軍が行ったもので、自国(日本国内)での処罰はなされていない)
ということになり、だからこそ中国や韓国・北朝鮮は「日本に反省の態度が見えない」と主張するのです。

この間のロンドン五輪での韓国サッカー選手の政治アピールの問題に対して、韓国人が「旭日旗はいいのか?」と反論したのも同じ意識があるからです。


では日本はドイツのように戦後謝罪を見習うのがいいのでしょうか。

答えとしては見習ったほうがいい部分もあるが、なかなか難しいということです。

日本の戦後処理とりわけ謝罪と賠償については他の方が詳しく書かれていますので、割愛しますが、日本としては間違いなく「賠償その他、戦後の処理はきちんやった」といえると思います。
しかしドイツのように「国を挙げて(教育とか法令とかで)旧日本軍の過ちを反省していないのではないか?」という心の問題は解決できておらず、特に外国から見るとまったくその問題に日本は無頓着なように見えてしまうのです。

なぜなら、問題は「東京裁判」にあるからです。・

この裁判の是非と有効性については別の主題ですので今回は触れませんが、重要なのは東京裁判によって「日本が他国に行った侵略行為は、すべて軍部とそれに迎合した政治中枢の暴走であり、むしろ国民は被害者である」とされたことです。

これにより「日本政府の行い」と「国民責任」が切り離され、日本国民はまったく戦争を総括することが無くなってしまったのです。

これにより戦後20年も経つと「戦争を知らない子供達」という歌が作られるようになり、受験戦争の加熱などで近代史が教えられなくなり、戦後40年程度で「戦争が起きたことを知らない子供達」が生まれるようになったのです。

これでは中国や韓国などいまだに戦争を昨日のことのように教えている国から見れば「わすれちゃったの!」と驚愕し、イラつくのも無理はないといえます。

これが他国をして「ドイツを見習え」という論調になって出てくるのです。

もちろん日本とドイツは違いますし、中国や韓国もドイツ近隣国と成り立ちが違います。ですからドイツと同じことは出来ませんしする必要もありません。

しかし、やはり日本人が「日中戦争や太平洋戦争」をきちんと総括し「あの戦争はなんだったのか」ということを総括する必要は在るのだと思います。

それをしないかぎり近隣国に「わたしの国はこうだったから謝るべきはあやまり、毅然と拒否するところは拒否する」とはいえないでしょう。
少なくとも戦前の日本には普通選挙も実施され、国民が投票で選んだ政府が戦争を開始したのは事実だからです。

「選挙で選ばれた政府がやったことについて国民が責任を持つ」という点だけはドイツを見習う必要が在るのだと思います。
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>本当にナチスドイツの謝罪はうまくいっているのでしょうか?


>詳しくないので、よろしくお願いします。

うまくいく の定義が不明なので、回答できません。

私は、曖昧な表現を察する親切心は持ち合わせていません。
質問内容の明確化は、質問者の義務だと思います。
これは詳しくなくてもできることです。


>よく「第二次世界大戦後のドイツの隣国への謝罪を見習え」という論調が国内にとどまらず、中国や韓国からも出ますが(今回の韓国の竹島問題でも少し話題に出ましたが)、

このネタをまだ使っている者がいるのですかw
これは、過去の韓国と日本の保守の論争が盛んだった頃のネタですが、すでに、↓のように反論のパターンが出来上がっています。
なので、知識のある者には、最早論破する手間すら惜しい、挨拶代わりにすらならないネタですが、無知な日本人にはよく効くようで、ありもしない戦争責任を刷り込む為によく引用される事例です。(彼らも真相を知って言っているのかどうかは、わかりません。)

誰がした謝罪か不明なのですが、ワイツゼッガー以外にも、↓のドイツの首相がポーランドのユダヤ人記念碑を訪れて謝罪しています。

「ヴィリー・ブラント」 (ドイツ連邦共和国 第4代首相)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3% …
(1970年には訪問先のポーランドの首都ワルシャワで、ユダヤ人ゲットー跡地で跪いて献花し、ナチス・ドイツ時代のユダヤ人虐殺について謝罪の意を表した)

跪いた理由については、後に本人が手記で↓のように説明しています。

(跪きに)否定的なコメントをする人もいましたが、それなら私は問います。ドイツ首相にとって、ワルシャワ・ゲットーがあったところ以外のどこで、責任の重荷を感じ、その責任に由来する罪の償いを試みられるというのでしょうか!」

ということで、謝罪はホロコーストについてのみで、戦争自体については、謝罪などしていません。
ドイツは、戦争は犯罪ではないという認識から、ホロコースト以外の謝罪はしておらず、交戦国と講和条約も結んでいません。
当時の国際法でもそのように定義しており、世界の国々もそう考えていました。
更に、ドイツは、ホロコーストは、ナチスという政党の行為という見解で、国家の行為とは認めていません。(これは、ワイツゼッガー氏も同様の見解です)


そして、ホロコーストですが、国際法が定める通常の戦争犯罪とは、別のカテゴリーとして扱われています。
(実は、ホロコーストには証拠がありません。その為に、連合国の捏造だという説もあります)

日本は、韓国や中国人をホロコーストしようとはしていません。
中国や韓国が謝罪を求めている事は、通常の戦争で起る事に過ぎません。


以上の事から、日本がドイツを見習うとどうなるでしょうか?



謝罪についてですが、
国際法や国際常識では一方の感情によって、一方の判断で、それが行われたか否かが決定される「謝罪」を要求することは、無用な怨恨を残すので、過剰に要求するべきではないという見解です。(ヒント:当たり屋のゴネ得)

以上から、いつまでも、謝罪を要求し続けるのは、異常な事です。
ロシアのプーチンも、他国からの再度の謝罪要求に「謝罪は一度で十分だ」とはねつけています。

それに、中国が騒いでいるのは、反日で国民の不満を中国政府から外に向けるためと、それを出すと日本政府が外交で譲歩することを知っているからです。

最近は、日本もいい加減切れかけているらしく、このカードも効かなくなっていますが。
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日本とドイツのナチスは全然違います。


ので、比較する事自体が間違いです。
これは、意図的に関係の無いナチスドイツの例を出して日本を貶めようとする謀略なんです

ナチスドイツは、「戦争」と「民族浄化」を行いました。
「民族浄化」とは有名なユダヤ人虐殺に代表されるようにヨーロッパの特定の民族を「劣った人種」と決めつけ、殺しまくりました。
これは戦争ではないのですよ。
戦争とごっちゃにしてはいけません、「民族浄化」はナチスドイツの「政策」なのです。

ドイツは「民族浄化」に対しての謝罪と補償は行っていますが、「戦争」に対しては謝罪なんかしてません。

日本は「民族浄化」の政策なんか行っていません、純粋に「戦争」だけをしたのです。
だから、ドイツを見習うのならば「日本は謝罪なんかしなくて良い」のです。
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それは少なくとも日本では10年は古い話です。


かつて「ドイツを見習え」と主張していた朝日新聞でも10年前「独に問われる歴史認識」という記事にて、当時のドイツ総選挙でドイツの大物政治家(バイエルン州首相を務めていたエドムント・シュトイバーなど)が周辺国が戦後接収したドイツ人財産の返還請求を公約し、周辺国から批判される姿を取り上げるなど、現在では日本のマスコミで「ドイツを見習え」という主張が報じられる事は殆どありません。

そもそも冷戦時代はナチス関係者が大手を振って復帰していたこと(ナチ歴を批判された大統領だけでハインリヒ・リュプケ、ヴァルター・シェール、カール・カルステンスと三人います)やドイツ共産党の非合法化が「ナチ時代の再来」などと非難されたことを根拠にして「西ドイツはナチスの過去を克服出来ていない」という見方が日本でも広く唱えられていました。

そして冷戦終結後、90年代から2000年代初頭まで日本では「ドイツは誠実に戦後処理をしてきた。日本はドイツを見習え」という主張が広く唱えられましたが、その殆どは誤りであったり一部をつまみ食いしただけである事も判明しています。

例えば周辺国の関係でも2004年にポーランド議会がドイツに対して「戦争被害賠償請求決議」を行い、2008年にはイタリア最高裁が第二次大戦時の残虐行為に対し賠償請求を認める判決を下し(ドイツ政府は支払いを拒否)、2010年にはギリシャのパンガロス副首相が第二次大戦時の賠償をドイツに求めると発言してドイツ側が反発するなど、しばしば外交問題として浮上してきています。
ドイツの政治家にしても例えば他の人も取り上げているヴァイツゼッカー大統領が、実は父親がA・C級戦犯として有罪になっており、またそれを回想録で全面否定して戦犯裁判の不当性を強く非難しつつも、都合の悪い事実(父はナチス親衛隊少将であり、ソ連とポーランド分割の密約を結んだ外務官僚トップ)については回想録では隠蔽し、またドイツ軍の戦争犯罪を取り上げた「国防軍の犯罪展」は批判していた事などが知られた事で今では殆どマスコミで取り上げられる事はなくなりました。
他にも
「ドイツではナチス犯罪に時効をなくして追求している=本当はドイツで時効がないのは「謀殺罪(計画的殺人)」であって法的には時効とナチスに関係は無い。計画的殺人以外のナチス時代の犯罪は全て時効が成立している」
「ドイツは多額の賠償を行い、戦争被害者個人にも賠償している=実際にはドイツ政府の公式の立場は「個人が戦争で受けた被害は自国政府にのみ請求出来る」というもので賠償の殆どは自国民に対するもの。他国に対しては原則的に「相手国が接収したドイツの財産により相殺され解決済み」という立場で、ドイツ政府を相手取った外国人の訴訟は全て却下されている」

などなど日本で言われてきた「ドイツの誠実な戦後処理」というものは大半がドイツの実態とかけ離れたものであり、それ故に現在では殆ど取り上げられなくなったのです。
しかしながらヨーロッパでは過去の長い歴史から「過去の歴史問題はひとまず横において現在の利害得失を優先する」という認識が一般的なのでそれなりにまとまっていけるのです(ただしそれでも上述のように時折問題が噴出します)。

そして中国や韓国が「日本はドイツを見習え」というのはどちらかと言えば現実のドイツではなく「仮想現実のドイツ」でしかなく(例えばドイツでは戦時中多数の女性に強制売春を行わせ、それについて一切謝罪も賠償も行っていません。もし本当に「日本がドイツを見習う」なら韓国の言う事に耳を傾ける必要は無いことになります)早い話が「こっちの言う事を聞け」といっているだけなのですよ。
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日本にそうしろというのではなく、


韓国や中国は、
日本とドイツを比較して、
我々が同じ立場になれば
ドイツのように、うまく やると言っているのです。

・・本当にナチスドイツの謝罪はうまくいっているのでしょうか?
 ・もしそうでしたら、何がうまくいっていると言われているのでしょうか?

 ドイツは謝罪の言葉をを求めれれば、ワイツゼッカー元大統領のように巧みな
レトリックを駆使し、
日本も、何度も天皇首相はじめ謝罪の言葉を述べています。

 それでは、謝罪を形にする賠償は、
どうでしょう。
 日本は、米英中国などは、最終的に賠償を免除してくれましたが、
それでも、インドネシアや韓国(厳密には韓国内の個人に対する賠償を
韓国政府の裁量で支払い完了するという約束)など、代当時の貨幣価値で
一兆円以上、国家間賠償を払っています。

 対してドイツは、
東ドイツは、我々ドイツの一般市民もナチスの被害者で、ナチスの後継者でないので
払いません(-_-)zzz
さすがに、西ドイツは、そこまで無茶はいわなかったが、
国家間の賠償金は、ドイツの戦後処理終わり、占領軍撤退してドイツが再統一してから
決めましょう、実は第一次世界大戦の賠償金も支払い完了してないし
といい、個人賠償も
こればかりは明白な証拠あり逃れることできない
ホロコーストなど殺害虐待されたユダヤ人に対するもののみ行い、
他は将来定めるとした。
 1990年統一ドイツと米英仏ソが締結した
平和条約では、第二次世界大戦の国家間賠償は請求権放棄で支払い無し、
第一次世界大戦の賠償金として交付したドイツ国債の償還・利子支払だけは
完済してね。個人賠償はドイツ政府の裁量にまかせる
とした。実際には個人賠償は、ユダヤ人に対するもの以外は
ほとんど支払われておらず、ドイツ政府に対する不満の声は、かなりある。

※なお第一次世界大戦の賠償金支払いのための債券の完済は、最大の債権国アメリカに
対するものは2010年完済したが、他に数か国支払い残っており、
終了するのは2020年の予定。第一次世界大戦のドイツへの賠償金が
いかに、馬鹿馬鹿しい巨額だったか、わかる\(^^;)...

 
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日本の戦争責任を問う際、必ず引き合いに出されるのが、1985年5月8日、西ドイツのヴァイツゼッカー大統領が、ドイツの敗戦40周年にあたって連邦議会で行った演説、「荒野の40年」です。

これを引き合いに出して、ドイツは大統領自身が第2次世界大戦の戦争責任をきちんと謝罪したが、日本はしていないという非難材料に使っています。
http://blog.goo.ne.jp/psyche-box/e/e850973d10b7d …
日本のリベラル新聞や識者はこれを材料にして、ドイツは謝罪したが日本はしていないと言い張りますし、中国韓国を含め、諸外国にその論調を利用されています。
しかし、これを読むとよく分かることは、ワイツゼッカーは一貫して「悪いのはヒットラーとナチズムだ」とし、ドイツ国民としての謝罪をしていないことです。
つまりドイツが悪かったのではなく、ヒットラーが悪かったのだと、個人の責任に押しつけているのです。決してドイツ国家、国民が謝罪しているわけではありません。
ドイツが日本に比べ戦後処理が上手く行っている原因は、アメリカの占領が終わったら、いち早く憲法を改正し、国軍を持ち、日本のように集団的自衛権がどうのこうのと屁理屈を並べず、湾岸戦争など、アメリカなど同盟国と他国と共同して軍事行動を行うなど、国際的な責任を果たしているからでしょう。
今ドイツが直面している問題はEUの中で存在が大きくなりすぎたことです。ドイツの経済力があまりに強くなりすぎて、ギリシャをはじめEU圏内にドイツに対する警戒心が出始めていることです。もともとEUは、ドイツが強くなりすぎて、再び昔のドイツに戻らないよう、檻に入れておく仕組みなのです。
日本はワイツゼッカー演説ではなく、ドイツが国際社会で責任を果たしていることを見倣うべきです。そのためにまず必要なのは、憲法改正と自主防衛力の整備でしょう。
それがなくては何も始まりません。韓国、中国の言われなき誹謗中傷もなくなりません。
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比較すべき内容が異なっているんですけどね。



ナチスは欧州を侵略した、日本は朝鮮を(請われて)併合した、中国を侵略した(他の欧州諸国と同じように)。
ナチスはその政権としてロマとユダヤを虐殺した、日本は政権としての虐殺はない、部隊ごとの事情で厳しい措置を取り、結果として虐殺に至ったものがある(香港、シンガポール)、挙句、装備が不備で多数の俘虜が死亡したものを虐殺とされてしまったものもある(フィリピン)。

ナチスはほぼ国策として民族浄化を行いました。これは誤りで、謝罪すべきことでしょう。
日本は国策として虐殺はしませんでした。部隊毎のミスです。部隊長は監督責任を問われます。当然部隊長は謝罪すべきですが、これは裁判で裁かれました。

>・本当にナチスドイツの謝罪はうまくいっているのでしょうか?

国策の誤りは国が謝罪し賠償すべきもので、そうしていることは潔いことです。新政権、新軍はそれを引き継いでいないと主張できていますので、うまく行っているのではないでしょうか。
日本の場合、国策の誤りではないので、国が何でも謝罪する方向には行っていませんし、そうするべきでもなく、そうする理由もありません。同じ概念で語るものでないのです。

でも、精神的に幼い被害者は、国としての謝罪を要求します。金銭的賠償やODAを経ても、「日本という存在が癌ですいません。天皇が土下座に参ります」とでも言わないと納得しない国が、アジアには3つほどあります。
他の国は大人であるか、国際法や戦時法を理解しています。あの3つの国だけが心情的なのか国内向けなのか政治的理由なのか納得していないのです。

>・もしそうでしたら、何がうまくいっていると言われているのでしょうか?

「俺達の国策そのものが悪かった」と言いきれば、それ以上の追求はありません。
その後議論すべき内容は、金と姿勢だけです。

>・また、日本以上に問題がこじれているものはないのでしょうか?

ないですよ。ドイツの周りには特亜三国はありませんし。
新生ドイツ国防軍(現ドイツ陸軍)が自動小銃にベルギーのFALを採用し、G1と命名しました。ドイツは国内でのライセンス生産を希望しましたが、ベルギーは「俺達の銃で再侵略されたらさすがに悔しい」と認めませんでした。こういった下らないレベルのこじれはあるでしょうが、それ以上のものは聞きません。
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