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(図書館司書になりたい者です。なるのは難しいとわかっていますが、一応なる方法を考えられるだけ考えてみようと思って情報収集しているところなのですが・・・)

3つのことについてお訊きしたいと思います。

1 図書館系のことを学ぶことができる大学院は愛知淑徳大学大学院と筑波大学大学院と慶應大学大学院の他にどこかあるのでようか?

2 1に挙げた大学院に進学することは図書館司書になる道に近づくことのできる方法なのでしょうか。それともその道から遠ざかることなのでようか。有名大学の大学院に行っても、その学校のブランドで民間企業の図書館関係の仕事場に行きやすくなるだけで、図書館司書への直接の道ではないと言われたことがあるのですが、それはやはり大学院でやる内容が図書館の実務に即さず、研究を中心をしているからなのでしょうか。私立の大学図書館などにも行きやすくなったりしないのでしょうか。それとも、公務員試験を受ける勉強もしなければいけないからなのでしょうか。

3 図書館司書の職業につくには、公務員試験を受けないと無理なのでしょうか。公務員試験も考えているのですが、私の受けたいと思った市の倍率は50倍でした。私は、学校で司書課程を取っただけで、専門に勉強はしてないのですが、やはり受かるのは難しいでしょうか。

以上について少しでも分かる方がいらっしゃったら教えていただきたいと思います。

A 回答 (4件)

大学の司書課程で教えている者です。



1. 東京大学と京都大学の大学院にもあります。(いずれも教育学研究科)

2. 立場上,なかなか答えづらい質問ですが…
司書になる道に近づくか,遠ざかるか,とたずねられれば,「どちらでもない」というのが一番よい答えかと思います。
ただ,大学院に在学中の院生をみますと,修了後に司書として働きたいという人もいますが,どちらかというと図書館情報学の研究者になりたい人が多いように思われます。
就職先も,大学の教員や,図書館関係の専門書を多く手がけている出版社などが多いようです。
>大学院でやる内容が図書館の実務に即さず、研究を中心をしている
確かに,そういう部分はあるかもしれません。また逆に現場サイドが大学院教育を高く買っていないという部分もあると思います。
(このへん,アメリカや韓国の大学図書館などでは,図書館の館長など管理職になるような人は図書館情報学の大学院を出ているのが普通だそうで,かなり事情が違うなと思います。)

3. 公立の図書館であれば,そこの職員は公務員ですので,基本的には公務員試験を受けることになります。(ただ,最近は,自治体が出資した財団法人などが経営しているところもありますので,その場合は公務員試験とは別に独自の採用試験になると思われます。)

>私は、学校で司書課程を取っただけで、専門に勉強はしてないのですが、やはり受かるのは難しいでしょうか。

これは自治体によります。
図書館への就職の実態は(試験の仕方から,採用後の人事まで)自治体によってほんとに差があります。

まず試験について。
自治体によっては,一般の事務系公務員とは別に,図書館司書を採用するための試験を実施しているところがあります。
一方で,特にそのような枠はなく,まとめて採用試験を行なっているところもあります。

また人事異動に関しても,図書館枠で採用した自治体であれば,異動の際も勤務地は図書館に限られるか,他の部署に異動するにしてもなるべく長い期間を図書館で勤務するように配慮されるのが通例です。
一方,同じ枠で採用した場合,司書資格をもっているということを考慮して,上の例に近い配慮をしてくれるところもあれば,全く関係ないというところもあるようです。

>私は、学校で司書課程を取っただけで、専門に勉強はしてないのですが、やはり受かるのは難しいでしょうか。

図書館職員だけの採用がある場合でも,一般教養などの科目があるでしょうから,いずれにしても,公務員試験の勉強はしておいたほうがよいと思います。
また,図書館情報学の専門試験については,司書課程で学んだ内容だけでカバーできるかというと,同じ科目でも授業の担当者によって重点を置く場所が違いますし,授業では大枠の理念的なことを学んだが試験では細かい知識が求められたりするかもしれませんので,一度問題例を見ておくとよいでしょう。

図書館情報学の専門試験の内容は,かつては毎年2~3問程度しか公表されていませんでしたが,情報公開制度の整備によって,最近では全問公表されています。
これに詳しい解説を付けた,『図書館職員採用試験問題集・解説 国家公務員2種図書館学』という本が出ています。
司書課程をとられたそうですので,NCR87年版に従って書くと(出版年は国会風に年月にした),

図書館職員採用試験問題集・解説 : 国家公務員II種図書館学 = How to be a librarian : level II recruitment examination of Japanese civil service system ; library science / 日本図書館協会編. - 2003年度版. - 東京 : 日本図書館協会, 2002.12. - 170p ; 26cm. - ISBN4-8204-0222-6 : \1500

となります。
ぜひごらんになって下さい。
主として大学図書館で勤務するという前提のため,学術資料や大学図書館に関するかなり細かい質問が目立つといえるかもしれません。
また,公共図書館の問題例は,塩見昇編「図書館への招待 改訂版」(教育史料出版会,1998)にいくつか載っています。この本は,司書になろうとする人にはぜひともお薦めしたい本です。

なお,こちらのページ
「質問:図書館司書になるためには・・・」
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=153292
でも少し答えていますので,ご覧ください。
こちらには,全国各地で出題された試験問題情報も載っています。

ただ,回答の文中で,その後変更になった箇所がありますので,次に書いておきます。

まず,日本図書館協会のURLの変更。
図書館職員(教員含む)採用試験情報→http://www.jla.or.jp/job.htm

次に,国家公務員第2種の「図書館学」ですが,これに合格すると,ほとんど国立大学や国立研究所,高等専門学校などの図書館に採用されていました。
ところが,国立大学が独立行政法人になることになって,人事院ではなくそれぞれの大学が採用することになりました。
このため,今年(平成16年度)から公務員試験の「図書館学」の区分はなくなり,かわって国立大学協議会が実施する「国立大学法人等職員採用試験」を受験して採用されるようになります。
こちらもご覧ください。
http://www.jinji.go.jp/saiyo/fnew155.htm
http://www.kokudaikyo.gr.jp/saiyou.html

この試験は,従来の国家公務員試験のように全国一律ではなく,かといって大学ごとに行なうのでもありません。
全国を7つの地区(北海道地区,東北地区,関東・甲信越地区,東海・北陸地区,近畿地区,中国・四国地区,九州地区)に分けて行ないます。
また,回答No.1で「図書勤務も事務として、同じ採用区分になっています。」と書かれていますが,これは不正確で,「採用区分」ではなく「試験区分」です。
また,一次試験の区分では「事務(図書業務を含む)」として同じ試験を受けるようになりましたが,2次試験(ふつうは面接試験のみ)では,図書館の業務を希望する者には,面接に加えて図書館情報学の筆記試験が課されます。

つい長くなってしまいました。ご参考になれば幸いです。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=153292,http://www.jla.or.jp/job.htm,http://www.jinji.go.jp/saiyo/fnew155.htm
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全く音沙汰ありませんが,お読みいただけていますでしょうか。


さて,No.3の回答の最後に書いた「国立大学法人等職員採用試験」について,それぞれの地区で行われる試験の詳しい情報が,インターネットにも載り始めましたので,少し補足しておきます。
国大協(国立大学協議会)のサイトにある,「国立大学等職員の採用試験が変わります。」のページ
http://www.kokudaikyo.gr.jp/saiyou.html
の右側に,各地区実施委員会のホームぺージへのリンクがありますので,そちらをクリックしてみてください。

また,図書系事務職員の二次試験は,たとえば関東甲信越地区でしたら,こちら
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/tosho_shiken/
に詳しい情報があります。
採用予定数は,各地区実施委員会のページからたどれますが,たとえば関東甲信越地区ですと,東大で2名,一橋大で1名など,あわせて11名です。

なお,No.1の
>最近は、司書の資格はあまり必要とされていません。
について,もし「最近は図書館の仕事が簡単になり,いままで司書がやってたぐらいの仕事なんか誰だってできるようになった」という意味に解釈されたとしたら,それは大きな誤りです(まさか司書課程をとった人がそんな解釈はしないと思いますが~)。
No.2さんから的確な説明が出ていますので,それをお読みいただければ十分かと思います。

また,
>その原因の一部は、司書職についた人がいくぶんかその座に安住しがちとみえることにあるとは言えないでしょうか。
との厳しい指摘をいただきました。
これは,司書の専門性とは何か,というかねてから議論されている問題にもつながります。
司書職についてからも,たえず自己研鑽を重ね,スキルの向上を目指すとともに,司書職の専門性や必要性について,もっと積極的に外部やスポンサーなど(公立図書館なら自治体とか教育委員会など)に対して訴えかけていく必要があるといえるでしょうね。

参考URL:http://www.kokudaikyo.gr.jp/saiyou.html,http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/tosho_shiken/
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社団法人日本図書館協会のサイト(下記)はご覧になりましたか?


図書館関係の求人の情報があるので参考になるでしょう。また個人会員(購読会員)になると司書有資格(見込み)の人は求職希望を登録することができます。

さて、図書館に司書資格のない職員が多くなったり業者への委託やパート職員ですませたりする状況が続いていますが、その理由は司書に求められるものが減ったためではけっしてなく、司書の専門家として役割と必要性が十分に理解されないままだからです。その原因の一部は、司書職についた人がいくぶんかその座に安住しがちとみえることにあるとは言えないでしょうか。

司書になることは難しい、またなれても、司書であることは簡単ではないのでしょうね。

参考URL:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/
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最近は、司書の資格はあまり必要とされていません。



昔の図書館法では、図書館長は司書の資格が要求されていましたが、法改正で資格要件はなくなりました。

国立大学の採用試験でも、図書勤務も事務として、
同じ採用区分になっています。

参考URL:http://www.kokudaikyo.gr.jp/saiyou.html#T3
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